薄妃の恋―僕僕先生 (新潮文庫) | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
「僕僕先生」2作目。前にも書きましたが、2作目からがぜん面白くなってきました。キャラクターとその関係性がイキイキとしてきた感じ。前作のラストを引き継いでの五年後の美少女仙人と元ニートの二人旅。王弁くんは先生から教えられたことを活かして薬師(中医師やん!)になっており、ちょっとはしっかりしてきましたが僕僕先生の王弁くんへの愛は蛇の生殺し状態。いひひ。たぶん、これが私がわくわくしている部分なんだろうなあ。
そして、新しい登場者の苦しい恋。しかも、この彼女はぺらぺらの人ならぬもので…。
中でも雷様の子どもと人間の子どもの友情物語にはほろっとさせられました。
作品世界の土台の中で二人の縦横無尽な旅は続いていきます。