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天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

余韻@KANO

2015-01-26 21:48:08 | 映画
昨日、見に行った「KANO 1931海の向こうの甲子園」の余韻にまだ浸っています。
ネットで情報がいっぱい拾える時代ですからね!

・札幌の高校の対戦相手で戦時中に台湾・嘉義を訪れる錠者博美投手のその後は映画制作時は不明だったが、錠者博美役のフェイスブックに縁者の方から本人は戦死したということがカキコミがあったらしい。
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2015/01/kano1931-f98a.html

・去年の夏に嘉義ナインの二人が有馬温泉に来ていた。←映画を見た後なら追っかけしていた勢い。
http://www.yamatogokoro.jp/news/2015/01/26130251.html

・ラストのテロップに原住民の真山卯一(日本名がつけられている)が宣教師になったと書いてあったので?と思っていたらやはりキリスト教の宣教師だった。後、台湾のクリスチャン人口10%なのに原住民の9割はクリスチャンらしい。
http://jpnews.org/pc/modules/smartsection/item.php?itemid=418

なんでこんなにはまるのかなあ~と思ったら、出演者それぞれのひたむきさなんでしょうなあ、という結論に。思い出すだけでもうるうるしますもんね。

設定で日本語字幕を選べます↓こんな映像がいっぱいアップされているので寝不足です。
台湾映画「KANO」メイキング:あきらめない嘉農チーム 2014年2月27日上映(邦訳付)


この映画、中国大陸では上映できないので資金の回収が難しいそうです。あんなに台湾でヒットしたのに!日本での上映にかかっているのでそういう意味でも応援しています。
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映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」

2015-01-25 21:00:13 | 映画
KANO 1931海の向こうの甲子園

昨年、台湾で大ヒットした映画です。
戦前、台湾の嘉義農林学校を甲子園出場へ導いた日本人の監督と生徒たちの物語。
野球は日本人のものだった当時、このチームは台湾人、原住民、日本人の混合チームでした。
映画はほとんど日本語で、この映画がこのまま台湾でヒットしたことが奇跡のようです。実際に日本統治を美化しているという声もあるようですが、統治を美化ではなく、“近藤先生”が差別などなくひとりの人間として3つの民族のチームを率いる様を描いていると思います。
この映画、「野球経験者」が第一の条件だったため、嘉義農林チームの台湾キャストはほぼ“素人”!!※野球の他に原住民初のゴルフ選手も。
youtubeにアップされているメイキングを見ると事前の合宿はほぼ“野球”!!

でもね、この配役以外にないんじゃないかと映画を観終わった後思っています。
セリフは彼らにとって母語ではない日本語や台湾語(しかも、古い台湾語らしい)なのでセリフのまずさってのは分かりにくいし、感情表現はホンモノ。負けて悔しい、野球ができた喜び、闘志…そのどれもに心を揺さぶられました。

近藤先生役の永瀬正敏さんが試写舞台挨拶で台湾キャストの手紙に感極まって…というニュースを読みましたが、この映画を見るとその気持ちが分かるような気がします。
という私は、最初から最後まで折々泣き続け、劇場を出る頃にはすっかりまぶたが腫れ上がっていました。

実話を元にしたこの話。最後にメンバーのその後が文字として浮かび上がります。その中の日本人2名は…甲子園にでたであろう数年後に戦死されたそうです(日本人として出征した台湾の方も多いので日本人だけが戦死したという意味で書いている訳ではありません、念のため)。
また嘉義農林が甲子園に出た前年には大きな抗日暴動も起こっており(この映画のプロデューサーがその映画を撮っています)日本統治が台湾にもたらされた負の歴史は小さいものではありません。
それでも、個人対個人が真剣に向き合うときに真の交流がなされるのだと思います。

さて、甲子園に出場した彼らは初出場ながら決勝まで勝ち進みます。その甲子園の試合を見ようと詰めかけたのが実に5万5千人という観客だったそうです。遠く台湾からきた民族混合チームを応援した人たちが沢山いたのです。

最初は若い男の子らの顔の区別がつかなかったのですが、どんどん引き込まれしまいにパンフレットを買ってなめるように読んでおります。
現役の大学野球のメンバーは大学に戻って野球をしているそうですが、アイドル級の人気で試合に人が押しかけているそうです。さもありなん。
調べていると有馬温泉のPRで招集されていたり(動画がyoutubeにありましたよ)。ああ、すっかりはまってしまいました!!

【KANO 電影主題曲】/ 勇者的浪漫 (官方全曲MV) -中孝介、Rake、范逸臣、舒米恩、羅美玲演唱

台湾でも人気の高い中孝介も参加しているテーマソング。最後に原住民の歌声がサンプリングされています。
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映画『海角七号~君想う、国境の南』

2014-08-08 21:46:55 | 映画
海角七号/君想う、国境の南 [DVD]
クリエーター情報なし
マクザム


大ヒットしていたのは知っていましたが、ほんといまさら拝見。
2008年の8月に台湾で公開されこの映画、標準中国語(北京語)を話す日本人女優田中千絵が主人公の一人として。
さらに歌手の中孝介が本人役との二役で出演して“台湾における日本”がクローズアップされた内容になっています。

終戦直後、恋人だった台湾人女性と別れ日本へ帰ることになった教師(中孝介)が日本に帰るまでの七日間の船旅で書いた手紙が現代と過去をつなぎます。
もう一人の主人公は台北でミュージシャンになる夢をあきらめて故郷の台南(恒春)へ帰ってきて郵便の配達の仕事をしています。
そこへ日本の人気歌手中孝介のライブが開かれることになり、前座バンドのオーディションを受けるのです。
見事合格するものの揃ったメンバーは個性も目的もバラバラ。
彼らをプロデュースする売れない日本人モデル友子は悪戦苦闘。
さて、郵便の仕事をしている彼は今はない住所宛の荷物を開けます。
そこには日本語で書かれた手紙が何通かと女性の写真が。

前半が台湾っぽいドタバタコメディ。反目する男と女、でも、実は惹かれあっていて…

って、もうありがちやーーーん。やれやれ、バンドに参加することになったおじいちゃんがおもろいのでそれに注目しとこ。
それにしても、海の近くを舞台にしていて風の気持ちのいい映画やなあ。
あ、手紙の届け先みつかったんかあ~。
前座バンドのライブはじまった。


お?

え?ええ?何?なんで?!

私は泣いているのか~~?!←実はこの後号泣。

「天使にラブソングを2」の「OH HAPPYDAY」みたいな感動とおばあちゃんに届けられたかつての恋人からの贈り物が
オーバーラップして…。
そして、オリジナル2曲を演奏したあとのアンコールで演奏された唱歌「野ばら」、劇中で何度もかかっていまして最後の
最後に北京語と日本語(中孝介)で歌われます。ここでクライマックス。

日本統治下に教えられた唱歌。長らく日本語の曲を歌うのは禁止されていましたが、これは元々ドイツの曲だったため
歌い継がれたそう。戦前戦中と現代をつなぐ一曲です。
登場者も日本人以外に少数民族であったり、多くの場面で標準中国語ではなく台湾語が使われていて、またオサレじゃなくて
土と塩の香りがして、台湾で空前の大ヒットだったのも分かる気がします。


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「アナと雪の女王」

2014-05-01 21:54:09 | 映画
字幕版を見たかったのですが、時間が合わずに吹き替え版を。

実は「美女と野獣」からしばらくディズニー映画ファン(ミュージカル)でしたの。「美女と野獣」「アラジン」「ライオンキング」、そしてこれは外せない「ムーラン」!

タイトルからして、アンデルセンぽいなと思ったらやはり原案にクレジットが。でも、まったく別物ですけどね。
触れるものすべてを凍らせてしまう王女とその妹の話。
ストーリーは簡単なんで他に譲るとして、ダブルヒロイン(正負といういわば対局にあるもの)と結婚が幸せへの礎になっていないのが現代っぽいな、と。
テーマ曲で、ありのままの自分でと歌い真実の愛が男性とのものではなかったので、アメリアでは同性愛を肯定しているとあるキリスト教団体から批判されているらしい。うーん、こじつけ!

最初のエピソード、ぽんぽんと進んでいくあたりでは切なくなりました。見せ方がいい、歌がいい。
そう、歌がいいんですよ!PVみたいな感じですね。松たか子、神田沙也加ふたりの歌声が圧巻。結果、吹き替え版でよかった。
ヒロインの歩き方や仕草があまりに現代っぽかったのが残念。歴史ものじゃないにせよ、普遍性はそのあたりが鍵になるかも。
平日のレディースデイにでも字幕版を見たいなあとも思っています。
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シネマ歌舞伎「春興鏡獅子」

2013-12-10 16:04:57 | 映画
土曜日の夜にドキュメンタリーが放送され、その翌日見に行きました。
冒頭、他のシネマ歌舞伎と違って勘三郎さんのインタビューが流されると会場からはすすり泣きが。

「春興鏡獅子」は、とても難しい演目。
うまくやろういう気持が入ると駄目になる。
腹に入れる。無心でできるほどに。
長年やってきてそこまでできたと思うと今度は体が衰える。
心技体揃った芸である。

という内容。日本の古典芸能は文楽もそうですが、気の遠くなる稽古の積み重ねの結果。
ファストとは真逆で、その流れを一回崩すと“継承”というのは断ち切れるんです。
稽古を重ねて重ねて。
文楽の補助金問題の時に、某えらい人が「客を呼ぶためのことを考えろ」と言うてはりましたが、
技芸員さんは経営者ではないんやからそんな時間があれば稽古するべきやなあ、だって、その使命は継承なんだから、と改めて思いました。

さて、「春興鏡獅子」は、前半は腰元のお嬢さんが乞われて踊るんだけど途中で獅子頭に体を乗っ取られ、後半には獅子になって舞う、という
女形と男形の技術を兼ね備えた人でないと成功できない舞台。勘三郎さんの女形の踊りを堪能。やっぱりきれいなのですよ、動きが。
そして、後半は勇壮な獅子。子役の妖精も舞い踊りまして、舞台は幻想的に。

さて、来年度の上映スケジュールを入手しましたよ!
2014年シネマ歌舞伎スケジュール
4/12~18
「蜘蛛の拍子舞/身代座禅」
5/31~6/6
「大江戸りびんぐでっど」
6/28~7/4
「女殺油地獄」
7/5~11
「天守物語」
8/30~9/5
「連獅子/らくだ」
9/27~10/3
「熊谷陣屋」
10/18~24
「法界坊」

ドキュメンターなんかを見ると勘三郎さんの奥様がとびきりやなあとつくづく思います。
やっぱり梨園のおうちの方なんで何が必要なことなのかを身をもってご存じだったんでしょうねえ。
ガリガリ君を棺に入れるシーンに泣かされました。よもや、ガリガリ君に泣かされるとは。
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映画「清須会議」

2013-11-20 20:51:57 | 映画
この辺りの歴史は弱いのに予習なしで行ってしまったので、しばらくは名前と設定を追いかけるのに必死。
話題の「清須会議」です。まわりにお客さんがいなかったのを幸いにスマホで名前を確認しながら見ておりました。という訳で歴史が頭に入っていない方で混んでいる時間帯に見に行かれる方は、予習、せめて出演者のチェックだけでもしておくべきですね。


史実の枠の中で三谷幸喜が描くもの。

は、やっぱり“おもしろかった”です。

清須会議で検索すると「清須会議 おもしろい」「清須会議 おもしろくない」で出てきます(笑)
賛否両論ってところか。それも分からんでもない。どうしても“史実”という動かしがたいものがありますから。
でも、それを超えて再構築された物語世界は役者の力量に大きく委ねられているように思えました。
ちょっとした動き、一人一人、それぞれ、その瞬間、役そのものにしか見えないのです。
三谷幸喜が役者さんのイメージとは違った演出しているのもあったのかなあ。。。

カメラワークで気をてらうのではなく、呼吸、間などが編集での工夫というよりも舞台を見ているような感覚になることが何度もありました。
役者さんの演技力にただただ圧倒。
そして、三谷幸喜のエッセンス。



でも(でも、でいいのかな)、史実を考えるとラストあたりで物悲しくなってしまいました。
ほんで今日はwikiで登場者のことをあれこれ調べる余韻に浸っていたのでした。

今、演技について考える機会が続いていたので、私にすんごいパンチを浴びせた映画でございました。
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シネマ歌舞伎「ヤマトタケル」

2013-10-06 23:13:13 | 映画
上映時間が14時10分から18時20分。休憩が二回入りました。長いよ!普通に歌舞伎だよっ!三千円なり。

さて、そんなもんだで行く日が限られているのに前売買っちゃったし、予定を変えてまで見に走りました。

昨年の新橋演舞場での猿之助襲名披露。口上とカーテンコールがありました。

作者は哲学者の梅原猛さん。ちょうど、五木寛之さんとの共著を読んでいたので、ほー、ふむふむ、と思いました。最後の方に前世のなんちゃらというのがありましたが、あの時代に輪廻の思想はあったんだろか。
それはさておき、日本神話のヤマトタケルの世界をスーパー歌舞伎で舞台化。

右近さんを見るたびにテンションがあがってしまう。私は右近さん好きを、あらためて確認。
もちろん猿之助さんもかっこいい。ああ、迷う~って何を?
ヤマトタケルの世界観とスーパー歌舞伎を堪能できる一作ですよ。
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映画「風立ちぬ」

2013-07-23 22:43:00 | 映画
夕方の回に間に合い、見てきました。


結果、いろんなとこで泣いてしまう。


これから見る方もいるので、ネタバレ避けますが辛く、そして、美しい作品でした。
描かれないからこそ、補完される切なさ。

黒川の姉さん、かっこよかった…。

あのラストでよかったなと。涙を拭く時間があったから。
泣き腫らしながらも、よい時間になったので火曜yodareに行き、久々にイシハラさん、美月さんとしゃべってきたのでした。
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シネマ歌舞伎「怪談 牡丹燈籠」

2013-07-07 17:29:52 | 映画
平均年齢がごっつ高く、一日一回の上映だったのでけっこう人が入っていました。
隣のおばさまは、リビングで見てるかのごとくしゃべられます。
「「研辰の討たれ」をエノケンで見たわ」…歴史が違いすぎます。
「あれ、翫雀の息子やろ、いちたろう」残念、かずたろうです。※中村壱太郎
さすがに話が進んできたら大人しくなってはりましたが。

ところで、以前原作を読みました→三遊亭円朝『怪談 牡丹燈籠』の読書日記

なので、いわゆる幽霊ものとしては前半で終わっちゃうのですが(らぶりん×七之助のお美しいカップル、幽霊でもええじゃないかええじゃないか)、“人間の業”は悪縁として続いていきます。この人間的な夫婦が仁左衛門さんと玉さま。笑いの間とかほんと完璧。
三津五郎さんは原作者・三遊亭円朝役で高座にあがります。
ここで長ーいお話がうまく省略されていきます(でも、原作もカットされてる)。
最後はずーんと来ました。身勝手な理由なんですが、それゆえ。

来週は、生・仁左衛門様です。ふふふ、楽しみ~。
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映画「グランドマスター」

2013-06-10 09:10:18 | 映画
王家衛監督作品、最新作。
しばらく監督作品が公開されてないなあと思ってたら、こんなの撮ってたのね。

詠春拳の使い手、葉問(イップ・マン)の生涯を描いた作品。
※ブルース・リーが師事していた

で、王家衛が撮るからには普通にカンフー映画ではなくアクション映画でもなく、
(「楽園の瑕」を思い出しちゃったよ)
訳わからん感ももちろんあり(説明が少ないからね)。

訳わからん感といえば、チャン・チェン。
絡みがないのよ、ほとんど。唯一若い子にチャン・ツィイーと一瞬出会っていたくらいで。
こういう時間や人の配置の撮り方って王家衛らしいっちゃらしい。
てか、「2046」でいつでたんか分からん役だったかと思えば二年くらいこの役のために武術指導を
受けていたとかで泣けてくる。

出演者はそれぞれ2年くらい武術指導を受けているけど、それを教えた師はお金を受け取ってないと
監督が言ってました。技の継承と世に知らしめるため。泣ける。

ところで、ソン・ヘギョが奥さん役。20歳くらい年下の女優と夫婦役して遜色ないってどうよ、トニーさん。
相変わらず、若いトニーさんでした。肌がきれいなんだ、なに食べてるの??

ラスト5分が異常にいいです。←私はね。

ところで、よもや王家衛では泣かんやろうとハンカチをどっかにしまって映画見てたら終演後に
流されたジブリの「風立ちぬ」特別予告に号泣してしばらく劇場から出られなかったのは私です。
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中村勘三郎 追悼上映 シネマ歌舞伎「らくだ」「連獅子」

2013-01-15 21:43:35 | 映画
生前唯一見たのもシネマ歌舞伎でした。
本当に生で見られなかったのが悔やまれます。

中村勘三郎 追悼上映 シネマ歌舞伎「らくだ」「連獅子」
18日までの一週間限定の上映とのことで、友達との予定を急遽変更してもらって。
「らくだ」は、ご存知落語がもとになった作品。
先日見に行った歌舞伎版の「義経千本桜」は文楽からの移入でしたが、これは落語を
舞台化した作品。

抱腹絶倒でした…。屍人役の亀蔵さん、前見たときもふんどし一丁で奇声を上げている役でしたが…。
勘三郎さんの激変ぶりもおもしろかったのですが、三津五郎さんのかっこよさにぽーっとなりました。

「連獅子」親子共演。子の獅子が二匹という豪華な、そして奇跡的な演舞。
圧倒されました。指先、だけでなく肉体を離れた空気までも意思を持って動かしているような。
舞台を見るだけでは見られない息遣いまでも映像として残されているのですが、それでも
生で拝見することが叶わなかったことが悔しいです。

なお、途中の狂言で亀蔵さんが{普通の}役ででてきました。


さて、3月から10月にかけて各1週間だけの上演になりましたが、シネマ歌舞伎の旧作の上演があります。

歌舞伎座新開場こけら落とし記念
《月イチ歌舞伎》
3/30~4/5   「連獅子/らくだ」
4/13~4/19  「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
5/25~5/31  「人情噺 文七元結」
6/15~6/21  「刺青奇偶」
7/6~7/12   「怪談 牡丹燈籠」
8/31~9/6  「野田版 研辰の討たれ」
9/21~9/27  「鷺娘/日高川入相花王」「京鹿子娘二人道成寺」※この上演のみ各1000円
10/19~10/25 「野田版鼠小僧」
各2000円
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映画「レ・ミゼラブル」

2013-01-07 22:36:07 | 映画
この時代を感じさせる子ども向け(とはいってもけっこうぶ厚い)が家にあったので何度も読んでおりましたが、ミュージカルは未見。

物語がはじまると結構内容を覚えているもんで、そうそうと思うエピソードがあったり、
え?これ?と思ったり。
どうなるか知ってると歌詞ひとつひとつが胸に響き、エポニーヌの独唱では泣けました。
私的にはユリウスのもろもろがひっかかる要素がてんこもり。
いや、いやいや。これは気にしちゃいけない。だって、これはミュージカル♪
全編、ほぼ歌です。
フォンテーヌ(私はこの名前を聞くとどうしてもカツラを想像してしまう)とエポニーヌの歌は聞き覚えがあり、
エポニーヌの「on my own」は、ああそうだ島田歌穂が紅白で歌っていた曲だ!という記憶まで蘇りました。
調べたら1988年(昭和63年)だそう。25年前だって(愕然)。よっぽど、インパクトがあったんでしょうね。
そして、圧倒的な表現力で歌唱したエポニーヌなのに、日本版のポスターには顔写真がないんですよ。
なんでやねん。自分の中にあったいろんな感情を引き出してくれた役者さんでした。

舞台版ではラストにジャンバルジャンをフォンテーヌとエポニーヌが天国から迎えに行くようです。
なるほどね、それのほうがいいわ。ミュージカルはエポニーヌとジャンバジャンの絡みがカットされて
いるのでないようです。もういっぺん会いたいもんねえ。愛した人を想い非業の死を遂げるふたりの
共演は納得です。
これは…舞台版も見に行かねばならぬか?

Samantha Barks On My Own



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レスリーの誕生日でした。

2012-09-12 21:13:26 | 映画
今朝、出勤途中で
「そーいや、レスリーの誕生日って、9月の上旬やったような気がする」
と突如思いつきました。
そして、検索したら、今日9/12が誕生日でした。

生日快楽!張国栄!哥哥!

うっ、泣けてきた。
you tubeや自分の持ってるMV、映画DVD、CDを見て誕生日をお祝い。
レスリーの56歳も見たかった、見たかったよ…。

この道にはまった頃、レスリーってそんなに好きじゃなかった。
歌も、顔だって好みとはちょっと違ってた。ファンも熱いし(笑)
でも、たくさんのレスリーの出てる映画を見ているうちに、
めっちゃ好きになってた。いないよ、こんな人!
すごい才能と一緒に行ってしまった。
最初で最後に生で見られたコンサートで「また日本に来るね」って
言ってたのに。

来年没後10年。最後の大規模な追悼イベントがレスリーも立ったホンハムで行われるようです。
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映画「ダークシャドウ」

2012-06-03 23:10:28 | 映画
ティム・バートン×ジョニー・デップですよ。

これ、もともとはアメリカのソープオペラみたいですね。ところが放映は1966年から1971年だったそうで、映画は1972年、40年前が舞台なんですよね。どういう意味だろうか?しかし、劇中に使われるBGMを聞きながらワタクシの生まれたくらいに流行ってた曲ってこのあたりなのね。カーペンターズにアリス・クーパー(しかも、本人出演)。

たぶん、ドラマ版はもっとファミリー向けだと思うのですが、こちらは大人向けです。
けっこう笑えます…が、根本的にあんたが悪いんやん!と魔女に同情するありさま。いかんね、痴情のもつれは。魔女はカーネーションの糸子さんに顔が似てると思いました。
原因以外はおもしろかったですよ。
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映画「テルマエ・ロマエ」

2012-05-01 22:58:55 | 映画
ファーストディということを前日に思い出して、繁昌亭の帰りに行きました。
あんまり細かく調べてなかったので、とりいそぎ「テルマエ・ロマエ」へ。
そういえば私、古代ローマとかギリシアとか好きだったのですよ。小学生のころに読んだギリシア神話がきっかけで大学の専攻決めましたし。そんなことを思い出しました、映画見て。

阿部寛が古代ローマ人という設定で80%は成り立っているこの映画。阿部ちゃん、スゲーです。肉体美をさらけ出し過ぎ。64年生まれだから、今年で48歳か。すごいです、あの美しいボディライン。これに1000円のうち800円を払ったようなもんです。
もちろん、古代ローマ人が現代日本の銭湯に出会った~(by下条アトム)的なとこも爆笑もんで、阿部ちゃんルシアスが本気で驚く表情に何度も大声で笑いました。
古代ローマ人ルシアスは、当時の大浴場の生真面目な設計家。悩み過ぎると回路がおかしくなってなぜか現代日本に現われてしまうのです。この生真面目な、というところもポイント高し。

つっこみどころは満載ですので、あんまり細かいところは気にしちゃダメ。
(しかし、一個つっこみ:当時は西暦の概念はないはず)

そうそう、映画館に入るときにパンフを買ってもいないのに漫画つきの小冊子を頂きました。お得やがな。
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