アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

また漆(ウルシ)ですか?

2014年09月30日 | 田舎暮らし
またまたウルシの紅葉で申し訳ないのですが、これは拙宅東側の公道に面した玄関先のウルシです。



どういう訳か、西側の自然林にあるウルシとは色合いが随分違います。こちらのものは、すこし淡い色合いで、しかも少し黄色がかっています。(大きな写真

多分、日照の加減が異なるせいかなと思っています。
西側のウルシは、林の中ですので、大きな白樺やナナカマドに囲まれているので、日照も十分ではありません。

その点、東側は玄関前の空き地と道路なので、周囲は開けており、午前中は十分な日照があります。

もうひとつ条件が異なるのは、栄養状態です。
この写真のウルシは、家が間近に建っているので、落ち葉の堆積が少なく栄養状態が良くありません。心なしか色が薄いのはあるいは、そのせいかも知れません。

このウルシの見ごろは、1週間ほどで、その後、白樺やイタヤカエデなどの黄葉が続きます。
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My Favorite Doughnuts!~ブレンデル「ザルツブルグライブ」

2014年09月29日 | この一枚
秋の深まりとともに、ようやく音楽(クラシック)を聴いてみたいという気になった。

そこで、NAS(音楽サーバー)の曲目一覧を覗くと、以前、とても感心したブレンデルのライブ録音があったので、これを聴いてみた。



このドーナツは、同氏が80年代の音楽祭で演奏したハイドンやシューベルトなどの聴きどころをダイジェストしたもの。

ヨゼフ・ハイドン
・アンダンテと変奏曲ヘ短調「小さなディヴェルティメント」
・ピアノ・ソナタ ハ長調

フランツ・シューベルト
・ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
・ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840「レリーク」

フランツ・リスト
・「イゾルデの愛の死」トランスクリプション

録音とリリースについて、とりわけ厳しい注文を出すとされる同氏のCDだけに、演奏においても、録音においても特にすぐれた楽曲が収められたようだ。ライブ録音なので臨場感にあふれたすばらしい演奏だ。

特に、第1曲、ハイドンのアンダンテと変奏曲へ短調がすばらしい。ハイドンの淡々とした、それでいて芸術性に秀でた作品を、緊張感に満ちた演奏で楽しむことができた。
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再稼働を決める前に

2014年09月28日 | ドラミング
政府を始め、経済界からの原発再稼働圧力が強まっている。

しかし、この投書氏が言うように、再稼働は(原発事故被害の)現実をしっかり見つめてからでも遅くないと思う。



御嶽山の突然の噴火は、川内原発をめぐる議論にも影響を与えよう。記事は、朝日27日号からの転載です。
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面白い~朝井まかて著「阿蘭陀西鶴」

2014年09月28日 | 読書三昧
先に、「恋歌」で第150回直木賞を受賞した朝井まかてさんの最新作。
元祖「娯楽小説」の井原西鶴を、盲目の愛娘「おあい」を通して描く。



物語~将軍綱吉の時代、若くして母を亡くした盲目の「おあい」は、奔放な俳諧師で作家の父、井原西鶴とともに大阪で暮らす。目は不自由だが、母親について習い覚えた料理は玄人はだしで、父親の客たちをもてなす・・・。

まかてさんは、たくさんの資料を読みこなし、じっくり発酵させてから筆を執っているのか物語の展開がスムーズで、しかも破天荒だが情にも厚い井原西鶴の人となりがよく描かれていて面白い。

本書を通して、「好色一代男」などを表わした当時のベストセラー作家の素顔を知ることができ、読者冥利につきる。

また、小生が最近こだわっている「どの視点で物語を紡ぐか」、つまり、作者が先回りして物語を作りすぎていないかという点に関しても、一貫して愛娘「おあい」の目を通して描いていて好ましい。ご一読をお薦めします。(お勧め度:★★★)
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錦秋に向かって

2014年09月27日 | 田舎暮らし
このところの好天と朝夕の冷え込みで、木々の紅葉が急速に進んでいます。



これは、拙宅西側の自然林の様子ですが、漆の若木が周囲に励まされるように赤化し始めています。

ただ、色合いはもうひとつで、この夏の猛暑が原因かも知れません。



いずれにせよ、この1週間ほどが、漆の紅葉の見ごろです。
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仕舞いの割には

2014年09月26日 | 田舎暮らし
秋の深まりと共に、夏野菜中心の菜園は、間もなく店仕舞いです。
とは言え、このところの好天で気を良くしたのか、桃太郎トマトや大き目ピーマンなどはまだ元気で、そこそこの収穫が続いています。



この間、記事には一度も登場しませんでしたが、周回遅れの「枝豆」も、やっと間に合った感じで良い実りを迎え、これも楽しみました。

一方、周囲の林では、ラクヨウ茸が引き続き顔を見せています。写真手前のものは、昨朝、家内が散歩の際、採ってきたものです。

おかげ様で、このところこれらが調理台を占領していて、日々の食卓を賑やかにしています。実りの秋のありがたさを実感する毎日です。(右端の白い大きな塊は、雪化粧カボチャです)
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心地良い~北原亜以子著「深川澪通り燈ともし頃」

2014年09月25日 | 読書三昧
過日、北原さんの人気シリーズ「深川澪通り木戸番小屋」の初巻をとても楽しく拝見したので、引き続き第2巻を借りて来た。



この巻は、「藁(わら)」と「たそがれ」の中編2編から成っている。

物語~「藁」:しがない塩売りから煙草屋に出世し、挙句に江戸でも五指に入る狂歌師となった政吉は、野心のあまり仕事と家庭をおろそかにして妻に逃げられ、それが引き金となって転落の途を歩むことになる・・・。

時代が異なるとは言え、日々の暮らしに一喜一憂する現代の私たちと等身大の登場人物が、暮らしに困り、また、人生に悩み、それを周囲の人々の暖かい励ましの中で人間として生きる途を見出して行く。

その庶民の暮らしぶりは、隣家から差し入れのあったブリの照り焼きと、大根の漬物に棒葱を入れた味噌汁で一人寂しく夕餉に向かう様などと綴られ、そのリアリティーに圧倒される。

思わず物語に引き入れられて、一気呵成に読んだ。読了後の余韻も心地良い。
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虫干し

2014年09月24日 | 田舎暮らし
この2・3日、よいお天気が続き湿度も低かったので、冬場、薪ストーブで使う「薪」の虫干しをした。



この間、薪の表面に「マイマイガ」の卵が産みつけられていないかを点検したり、細かいゴミやホコリを取り除いたりして、母屋の納戸(階段室)へ運び込んだ。

写真に全部は写っていないが、概ね、このくらいの分量で一冬間に合わせる。
勿論、電気式の床暖房や蓄熱式暖房機あってのことだが、いずれにせよ、薪ストーブは手間がかかる。

また、この太さの薪にすぐ火をつけるわけにはいかないので、いわゆる焚き付けと称する乾燥した小枝や木端なども必要だ。灰やほこりも出るし、何も良いところがない薪ストーブだが、どうしてか一度これを使いだすとその虜になる。

それは、身体を包み込むような暖かさに加え、体内に刷り込まれているDNAの故か、火炎に寄せる郷愁にも似た思いがそうさせるのかも知れない。


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物忘れがひどい

2014年09月23日 | 田舎暮らし
このところ、またまた物忘れがひどくなっている。

74歳という年齢を考えれば、少々の物忘れがあっても不思議ではないが、最近とみに固有名詞が出て来ない。

昨日も、「ホオズキ」がどうしても思い出せない。

見栄えの良いそれをご近所さんからいただいたことを記事にしようとPCに向かったが、、一体あれは何と称するのか、トンと思い出せないのだ。

勿論、階下の家内に声をかければ解決するのだが、それも業腹で、何とか思い出そうと四苦八苦した。

結局、ネットに頼ろうと、「植物の実」、「ボンボリ」などの検索キーを打ち込んでいる内に、やっと「ホオズキ」というのだと思い出した。

ただ、こんなことに気を使っていたためか、記事の中で「彼岸」とすべきところを、「お盆」と記して大方の顰蹙をかってしまった。
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紅葉始まる~ツタウルシ

2014年09月23日 | 田舎暮らし
拙宅西側の林で、ツタウルシの紅葉がはじまった。



朝夕と昼間の気温差が大きくなって、木々は早くも、秋の装いをはじめた。(大きな写真

このツタウルシを先頭に、周囲の林は、錦秋に向かって走り出す。

そして、体育の日(10月13日)頃をピークに、ニセコの山々は、全山燃えるような紅葉に包まれる。
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