アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

ニセコ便り最終便

2015年03月28日 | 田舎暮らし
横浜から当地に移住して16年4ヶ月。
美しい自然とおいしい水と空気に支えられ、充実した田舎暮らしであった。

しかし、残念ながら寄る年波には勝てず、特に視力の衰えからいずれ車を手放さざるを得ないので、ちょっと早めだが札幌近郊へ、再度移住することにした。

すでに引っ越し荷物は彼方へ行っているので、今日は身の回り品のみ車に積んで移動する。引越し先のINET環境が整うのが4月2日なので、それまでブログはお休みをいただく。

この間、つたない「田舎暮らし」の便りに目を通していただいた皆さんに、心からお礼申し上げたい。

ところで、先日、ホームセンターで高齢者マーク(高齢運転者標識)を購入して車の後部に付けた。

一時、別のマークが「枯れ葉マーク」と揶揄されて不評だったが、現在のクローバーを模したものはあまり気にならない。

また、付けて見てわかったことだが、それなりの自覚も生まれるようで、高齢者ドライバーとバカにされないようキビキビ運転したいと思っている。
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思わず本音が~首相の「わが軍」発言

2015年03月27日 | ドラミング
過日、国会予算委の審議で、安倍首相が、軍関係の国際協力を問われて「わが軍は~」と発言して物議をかもした。

本件、官房長官も追認するに及んで、現憲法下、日本は軍隊を保有していることになったわけで、穏やかではない。

今朝の新聞(朝日)は、社説でこの問題を取り上げているのでご紹介する。



発言自体は、思わず「本音が漏れた」ということなのだろうが、ことは憲法の根幹にかかわる問題だ。このまま放置してよいとは思えなし。

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施設ですか?

2015年03月26日 | 田舎暮らし
転出届を町役場に提出した。
あれこれ、関連する手続きがあり、それぞれの窓口へ行った。

「介護保険証」を返却するため、後志広域連合の事務所に行くと、窓口の男性職員が、「どちらに行かれますか? 施設ですか?」と訊いて来たので、思わず、家内と顔を見合わせてしまった。

つまり、担当職員は、相当のお年寄りだから介護施設にでも入るのかと真面目に尋ねたらしいのだが、こちらは、想定外の質問に直面し目を白黒させたという、言わば笑うに笑えない事態であった。

「そうよね、そういう年回りなのよね」と言いつつ、家内は憮然としていた。
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吹雪のち晴れ

2015年03月25日 | 田舎暮らし
今日は、引っ越し荷物の搬出日。

朝起きてみると、積雪40cmの銀世界。
玄関先まで深い雪で埋まり、荷物を搬出するトラックが近づけそうもない。

そこで(別荘の)管理事務所に依頼して、除雪車を一番に回してもらい、トラックの到着に何とか間に合わせた。

荷物と言っても、家具などは含まず身の回り品だけなのだが、それでも小型トラック一台分にもなった。

日頃、こんなにたくさんの物に囲まれて生活していたのかと、今更ながら現代病の深さを実感した。もっと簡素に、物に頼らない生活に変えなければならない。

雪は、荷物の搬出中もずっと降り続いていて、作業者の方たちを悩ませた。しかし、トラックが自宅を離れる頃からようやく日差しがでて見通しもきくようになった。
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雪です

2015年03月24日 | つぶやき
当地(ニセコ)は、今朝激しい雪が降っている。
気温は、-5℃ほど。

このところの暖かさで暖房の設定温度を下げていたせいで、室温が16℃ほどしかなく思わず身震いした。



じっとしていると寒いので、最後の引っ越し準備に精出している。

ところで、移住の手続きでいろいろな届けやら申請書やらを書く機会が多い。

その度に、「あ~、それは記入の仕方が違います」とか、「そこは漢字で記入して下さい」とか種々注意され、日頃キーボードに頼りきっている哀れな姿を露呈し、今更ながらに年寄りの悲愁を味わっている。ある大手の都市銀行では、振込み依頼書を2度も書き換えさせられた。

しかし、それが現実だし実際の姿なのだから、甘んじて受け入れる以外あるまい。寂しいかぎりだ。
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1日1ヶで医者知らず

2015年03月23日 | ギャラリー
今朝の当地(ニセコ)は、雪のち晴れ!
一面の新雪世界に、春の日差しが降り注いでいます。

さて、過日の新聞(朝日)の雑学版。
「An apple a day keeps the doctor away」という面白い記事が載った。



要は、毎日リンゴを食べる人は健康で医者にかかることもない、というのだが本当だろうか。(こちらに大きな記事があります)

拙宅でも、日頃からできるだけ(食後のデザートに)果物をとるようにしていて、リンゴ、柑橘類(今は、いよかん)やバナナなどを食べている。

特にリンゴは、産地や生産者によって味も食感も随分違っているので、毎年、最盛期に弘前の有機栽培農家から低農薬・有機栽培のものを取り寄せたりしている。この場合、値段もかなりするので、いつもというわけにはいかない。

こうした「リンゴの効用」などを知ったうえで食べる方が、より積極的になれてよいのではと思った。
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私を捨てないで!

2015年03月22日 | 田舎暮らし
今朝の当地(ニセコ)は、雪。
夜半、家内は、ザラザラと雪が音を立てて(屋根を)滑り降りるのを聞いていたという。

そんなことを知らず起きてきたら、周囲が真っ白に雪化粧していたのでびっくりした。

引っ越しを間近に、荷造りに追われる毎日ですが、昨日は、これを捨てようと、「燃えないゴミ」の袋に入れたら、やにわに身体を震わして抗議され驚いた。



昔流行ったメガネの洗浄器。
中にメガネとぬるま湯を入れて、手前のスイッチを入れると細かく振動してメガネを洗う仕掛けになっているのですが、電池が装着したままになっていて、捨てる際そのスイッチに触れたため振動したものらしい。

やむなく、「ハイ、わかりましたよ、もう使うことはないと思うけど、新居の出窓にでも飾って昔を懐かしむ材料にさせてもらいます」と捨てずに持って行くことにした。
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録音の違いを楽しむ~メジューエワの「シューベルト」

2015年03月21日 | この一枚
これも、以前ご紹介した1枚なのですが、日本で活躍するロシア人ピアニスト、イリーナ・メジューエワさんの「シューベルトピアノ作品集」です。



作品集1と2の2巻、4枚組みのアルバムですが、先ず、異なる録音方式で収録された「作品集2」に惹かれ、これを聴きました。

CD1:24bit/96khz のPCM録音
    ピアノソナタ第14番 イ短調 D784
    4つの即興曲 作品142 D935

CD2:2.6Mhz方式のDSD録音
    さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
    さすらい人(リスト編曲)
    水車小屋の男と小川(リスト編曲)
    連祷(リスト編曲)
    3つのピアノ曲 D946

いずれも彼女の瑞々しい感性を映したすばらしい演奏です。やはり、2枚目のDSD録音の方が音が柔らかく余韻が美しく感じられますが、その差はわずかで、むしろ、演奏の確かさ、美しさに圧倒されます。

以前、連日シューベルトを聴いていた時期があり、その時は、内田光子さんが中心だったのですが、彼女の演奏は感情移入が少なく、譜面通りの弾き方という感じでした。

これに対し、メジューエワさんの演奏は、彼女自身「シューベルトは楽しいのよ」とおっしゃるように、何かシューベルトと対話しているような弾き方が、独特の世界を創り出しているように感じました。
ご一聴をお勧めします。(若林工房 WAKA4155~6
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佳作~映画「悼む人」

2015年03月20日 | ギャラリー
札幌に出たついでに、「悼む人」を見た。
第140回(2008年下半期)直木賞を受賞した天童荒太氏の同名小説の映画化。



名もない死者を独特のポーズで悼む「静人」を、人はいつしか「悼む人」と呼ぶようになる。
ただ、その悼みにあるのは、その人の生きた証を胸に刻むことであって、その死に至る原因や経緯をつまびらかにすることではないという。

そこから、様々な誤解を生み非難を浴びる。
身障者故にひどいいじめにあい殺された息子の両親は、何故、息子が死んだのかを広く世に訴えて欲しいと迫る。

一方、小説を読んだ際、加害者にまとわり付く死者の亡霊との対話などもあり、映画化は難しいのではないかと思っていたのだが、この点がやはり観客に重い負荷となった。

救いは、「静人」の母親役で出演した大竹しのぶさんの熱演が、物語を身近なものにする上で役立っていると思った。写真は、ネットから拝借しました。
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危うい安保法制

2015年03月19日 | ドラミング
安保法制に関する与党協議の報道や予算委員会における質疑などを聞いても、なぜ今、それが必要なのか、また、具体的にどんな事態が想定されるのかなど、わからないことばかりで不安が募る。

こうした国民の気持ちを代表するように、作家の森村誠一氏が今日の新聞(朝日)に投稿しているのでご紹介したい。


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