アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

ホオズキ

2014年09月22日 | 田舎暮らし
ご近所の方から、見事なホオズキをいただいた。



小生は、このホオズキについて何の知識も持ち合わせていないのだが、見事に結実したそれが20本ほど、その方のお宅には自生しているという。

勿論、園芸種だが、こんな見事な実をつけているのを拝見したことがない。
20本もまとまれば、壮観に違いない。

お彼岸でもあるし、とても良いものを頂戴し喜んでいる。

蛇足:写真手前は、地元倶知安町(くっちゃんちょう)のマスコット人形「ジャガタ」君です。
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面白い~山崎ナオコーラ著「太陽がもったいない」

2014年09月21日 | 読書三昧
町の図書室でみつけ借りて来た。
何か真夏の青春ものと言った感じの書名だったが、「ベランダで起きた、愛情の暴走」という副題もあって、ますます訳が分からなくなった。



本書は、13年3月~14年1月、「WEBちくま」に18回にわたって連載されたエッセイ集を1冊にまとめたもの。

一言でいえば、「ベランダ植栽日記」ということなのだが、どうしてどうして内容は多岐にわたり、(著者自身が)36歳のお若い女性とは思えぬ見識の広さと確かさで、何とも捉えどころのない現代の世相をきっちり解説してみせる。

著者は、自称「売れない作家」としているがとんでもない。
こんなしっかりした見識をもつ作家なら、近い将来、多くの人々を虜にするすぐれた作品を送り出してもらえるに相違ない。
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山ブドウ~ニセコの恵み

2014年09月20日 | 田舎暮らし
朝夕の冷え込みを実感する日が続いています。

当地の今朝の気温は、5℃ほど。
早起きしてベランダに出たら、思わず身震いしてしまいました。



ニセコの秋の恵み。山ブドウです。

昨夕の散歩の際、フト道路際の笹ヤブに目を転ずると、山ブドウがたわわに実っていました。日頃は、バックの緑に溶け込んでいるため見えなかったようです。被っていた野球帽にフキの葉を敷き、それに入れて持ち帰りました。

これをツルから外して煮込み、布で濾して種と皮を取り除き、砂糖を加えて煮詰めると、野性味豊かなジャムになります。一口含むと、思わず身震いするほどの強い酸味とうま味が口中に広がります。

ニセコの自然の豊かさを実感するひと時です。

蛇足:上記の山ブドウは、午前中に美味しいジャムになりました。



昼食は、自家製のパンだったのですが、このジャムをつけて食べると絶品の美味しさでした。
かなり酸味が強いのですが、それはイヤ味にならず、むしろ美味しさを引き立ててくれるようでした。
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津々浦々ってどこだ?

2014年09月19日 | ドラミング
第二次安倍内閣のが発足した3日、新聞(朝日)に掲載されたこの文章を読んで、「然り」と感心してしまった。

つまり、安倍内閣の看板政策である「アベノミクス」は、今ではすっかり色あせてしまっているのだが、それを北海道の現場から見るとこんな景色になるのだと、守代表理事はおっしゃる。



少し文字の大きな記事が、こちらにございます。ご精読いただければ幸いです。
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今年のカボチャは豊作でした

2014年09月18日 | 田舎暮らし
当地(北海道ニセコ)は、昨日から冷たい雨が断続的に降り続いています。

今朝の気温は(昨日に続き)一桁の8℃ほど。
現在、室温は20℃ですがかなり寒いです。上はセーター、下は冬用のズボンを着用しています。



この夏、日照が十分あったせいか、菜園のカボチャは豊作でした。

ここに写っているのは6ヶですが、すでに採取して食べてしまったものや、ご近所さんへ差し上げたり、子供のところへ送ったものが5ヶあり、まだ採らずにいるものも2ヶあって、都合、13ヶは近年にない収穫でした。

購入して植えた苗は3本だけ。他の1本は昨年までコンポストを置いたところから、勝手に生えてきました。これは、種類の異なる「雪化粧」で、写真にある白いカボチャです。

この結果、都合4本の木に13ヶなったことになります。

これは、苗の素性がよかったこともありますが、カボチャを植えた畑が菜園の中央付近だったため、そこから這い出したツルが、先々の畑で(結節から)根を出して養分を吸い取り、延々とツルを伸ばし成長し続けたためと思われます。

その点でも、カボチャを効率よく栽培するには、かなり広い畑が必要という理屈がわかったような気がします。
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野菊咲き出す

2014年09月17日 | 田舎暮らし
拙宅の敷地のあちこちで、野菊が咲き出した。



この辺で咲く山野草のアンカーです。足元では、ツタウルシの紅葉もはじまっています。



これが咲き出すと、秋が急ぎ足でやって来て、人びとに冬の準備を促します。

今朝の気温は、一桁の9℃ほど。
起き出してすぐ、身震いをしてセーターを羽織りました。「いよいよセーターの季節だね」と家内に声をかけました。

昨夜のTVニュースでは、旭岳は早や初冠雪を迎え、紅葉も見ごろで見事なコントラストを描き出していました。

北国の秋は一足飛びに深まります。
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リストの「巡礼の年」

2014年09月16日 | 音楽三昧
過日、村上春樹氏の「色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年」を面白く読んだ、とお伝えした。

この小説の一番の売りは、”美しい緻密な文章でさりげなく青春を語っている”ところにあると思うが、村上氏の場合、造詣の深いクラシック音楽の断片を物語のテーマにかぶせて効果的に使っている点でも興味深い。

例えば、大作の「1Q84」ではヤナーチェクの「シンフォニエッタ」が使われ、今回は、リストの「巡礼の年」が登場する。 

このピアノ独奏曲集「巡礼の年」は、リストが「20代から60代までに断続的に作曲したものを集めたもので、彼が訪れた地の印象や経験、目にしたものを書きとめた形をとっている」(ウイキィ)とされる。

小説では、その中から、1年目の「スイス」の第8曲「ル・マル・デュ・ペイ(Le mal du pays:郷愁)」が使われている。

演奏は、ラザール・ベルマンが紹介されているが、小生のNAS(音楽サーバー)には収容されていなかった。代わりに、(小説でも引用されるが)アルフレード・ブレンデルの演奏があったので、改めてこれを聴いた。



テーマは単純な旋律なのだが、愁いに満ちた魂を揺さぶるような楽曲で、いかにも、この物語にふさわしい音楽のように思った。

尚、これらは、HMVの関連ページに詳しいので、ご参照願いたい。
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百寿のレシピ

2014年09月15日 | 田舎暮らし
京都府京丹後市。
府の北部に位置し、日本海に面した人口6万人の街。100歳以上の方が66人(全国平均の2.5倍)も暮らす長寿市の由。



昨年同市では、長寿のひけつは食にあるのではと、百歳以上のお年寄りに聴き取り調査を実施したという。

その結果わかったことは、これらの方々は、特別の食事をしているのではなく、地元の豆や魚、海藻などを取り入れたバランスの良い食事を幼少期から続けて来たと話しておられるそうです。

日常食は、ご飯に魚、豆腐、野菜の煮物、酢の物に白あえ、漬物など。
専門家によると、「体の基礎となるたんぱく質やカルシウムをはじめ、多様なミネラルをしっかりとっている」のが特長だそうです。

これを「食生活」としてまとめると、以下のようになるそうです。

 ・偏食せず食べる。
 ・3食規則正しくたべる。
 ・地域の産物や郷土食、旬の食材を使う。
 ・食べ過ぎないように気を付ける。
 ・家族との食事を楽しむ。

これらを参考に、百寿めざして長生きしたいものです。以上、しんぶん赤旗13日号を参考にしました。イラストはネットから拝借しました。
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北原亜以子著「深川澪通り木戸番小屋」

2014年09月14日 | 読書三昧
過日読んだ北原さんの「恋情の果て」が気に入って、今度は別のシリーズ物を始めから読んでみようと、町の図書室から借りて来た。昭和59年-63年「小説新潮」に適宜連載された短編8編を収容している。



これも人気シリーズのひとつだったようで、この先、5~6冊あるようだ。

物語(表題作)~火事場で負った火傷のため、纏を持つことができなくなった火消しの勝次は、ある夜、木戸番夫婦の夫、笑兵衛と共に夜回りで出て、偶然、つけ火を発見。これを消し止めて、再び、周囲の注目を集めるようになるのだが・・・。

江戸の下町に暮らす人々の日々の暮らしの様は、それらの人々への共感を下地に克明に綴られて行く。

思い通りにならない暮らしを送る人々は、いつか、その木戸番夫婦のもとを訪れて知恵を借り、生きる力を取り戻す。傷つきながらも、まっとうに生きようとつとめる市井の男女をこまやかに、暖かく見つめる佳作集。
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イクラ丼食べた

2014年09月13日 | 田舎暮らし
秋の深まりとともに、この季節ならではの料理が食卓にのるようになった。

先日の山の幸、「ラクヨウ茸」に続いて、昨夜は、海の幸の「イクラ丼」であった。



これは、過日の買い出しで購入した「筋子」を、自家製法で「イクラ」に加工したもの。薄醤油仕込みになっているので、別に用意した「タレ」を適宜加えて食べる。

添え物の卵焼きは、近隣の平飼い鶏が産んだ卵を使い、ホウレン草も地場で栽培されたものだ。他に、自家栽培のジャガイモと人参を使ったサラダと、大根の一夜漬けに豆腐の味噌汁などだが、田舎の年寄りの夕食としてはこんなものかもしれない。

その内、自家栽培の椎茸でも採れるようになれば、さらに新しい味覚が加わることになる。
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