アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

トイレ図書館

2016年04月30日 | 読書三昧

今どきのマンションは、トイレが広い。
手洗いが別にあるのが「売り」になったりするせいかも知れない。

結果、収納を兼ねた棚が右の横壁一杯にあるから、本を置くには格好だ。端から端まで置いたら、たぶん50冊以上はおけるに違いない。

目下は、ブックエンドを兼ねた山野草や野鳥の図鑑とか、漢字辞典とかちょっとしたガイドブックなどが置いてある。

小説も何冊かあって、この間ようやく読了したのがこれ。

真保裕一著「ダブルフォールト」

新米弁護士が、殺人事件の弁護を担当することになり、あれこれ失敗を重ねながらも少しづつ成長していく物語。

兎に角、筋がはっきりしているから、何回にもこまかく分けて読むには適している。
毎日少しづつ読み、結局、読了まで半年近くかかった

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運転経歴証明書

2016年04月29日 | アーバンライフ

車を手放して半年。
今度は、運転免許証を返納した。

何か大切なものを失ったような一抹の寂しさもあったが、日常生活に影響することもないので良しとした。

ただ、身分証明に困るので、代替えに「運転経歴証明書」を発行してもらった。

この一連の作業を、最寄りの警察の免許更新センターで行ったのだが、その際の職員の対応がとても親切且つ、当を得ていて感激した。

申請書の記入方法から写真の撮影と交付まで、職員が付きっ切りで世話をしてくれた。

たぶん、シニアの免許返納を奨励する意味もあって、親切な対応を心がけているのだろう。いつもそうであって欲しいものだ。

蛇足:これを奨励するため、地元の自治体では返納者に1~2万円分のバスチケットを支給することが検討されているという。

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やっと春が~

2016年04月28日 | アーバンライフ

北国にも遅い春がやって来た。

いつもの散歩道(サイクリングロード)。この日は投票日とあって、シニアのご夫婦の姿があった。

小生らの推していた野党統一候補は僅差で落選してしまったが、無党派層から70%の支持を得るなど健闘した。この成果は、夏の参院選につながるに違いない。

これは、投票所(最寄りの中学校)近くのブリーンベルトに咲く水仙だが、どうも近くの民家から逃げ出して来たものらしい。

明るい日差しを浴びて咲いている様子を見て、ようやく春が来たことを実感した。

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現代トランス事情

2016年04月27日 | 音楽三昧

先日、網友からすごい写真が送られて来た。

レコードを演奏しているの図だが、プレーヤーの向こうに何やら黒い塊があり、そこへプレーヤーの出力ケーブルとアンプへ行くケーブルとがつながれている。

これは、レコードから拾い上げた極めて小さい電気信号を20倍ほど増幅するトランスで、最新技術を使って造られているという。

何が最新技術かと言えば、第一は線を巻き付ける鉄心の材質で、鉄にあれこれ添加物を加えることで音楽信号を忠実に伝達する材質にする。

第二に巻き線の材質と巻き付け方、第三に絶縁材料の質とその使い方、第四に出来上がったトランスの支持方法とケーシング・・・と、考えると気が遠くなりそうな数々の要素を吟味して、従来にはない「すごい」トランスが開発された。

写真に加え、このトランスを使って録音した音(マーラー交響曲第2番「復活」)を送ってくれたので聴いてみたのだが、仰天した。つまり、音のスケール感がまるで違うのだ。あたかもそこにコンサートホールのステージがあるかのような広大な音場が出現した。

これでまたひとつ、拙宅のオーディオに課題ができたと思った。

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魂の叫び~なかにし礼「闘う力~再発がんに克つ」

2016年04月26日 | 読書三昧

陽子照射で、一旦消滅したかに見えた食道がんが再発した。
著名な作詞家・作家のなかにし礼氏のがん闘病記第2弾。B6版150頁の小冊子だ。

先に出た「生きる力~心でがんに克つ」では、食道がんの発症から陽子線による治療と完治までを扱っていたのだが、再発したがんは人一倍やっかいだった。

つまり、今度はリンパ腺との関連で陽子治療ができないのだという。

加えて、4時間半をかけて患部の切除に挑むも、癒着がひどく為すすべもなく撤退。

結果、患部が気管に達すれば、それは死を意味する切迫した病状から、抗がん剤治療を受けることになる・・・。

生死をわけるような病状が続く中、病と闘う力をどこからどのように得ることができたのか。

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闘い済んで

2016年04月25日 | アーバンライフ

地元衆院北海道5区補欠選挙の結果は、上図の通り、野党統一候補の「池田まき」さんがあと一歩のところまで迫るも当選することができず残念であった。

ただ、歴史上初めての(国政上での)野党共闘が成立し、ここまで善戦したことは大いに評価できる。夏の参院選挙では、この勢いをさらに増して全国的な勝利につなげて欲しいと思った。

残念だったのは、投票率が57.63%と思ったほど伸びなかったことである。つまり、10人に4人以上が棄権し、これが与党陣営を助ける結果となった。

また、自衛隊の基地が大きく広がり、基地関係者が多く生活する千歳市と恵庭市で、やはり大きく負け越したことが結果を左右した。これはこの間、熊本で発生した大震災で、自衛隊や政府の対応に注目が集まったことも原因しているのではないか。

いずれにせよ、国政への関心を高め棄権をなくすことに力をつくす必要があると思った。

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琴線に触れぬコンサート

2016年04月24日 | 音楽三昧

 

昨日午後、札幌Kitaraで札響名曲シリーズ 2016-17、「ロンドン~英国女王のもとに」を聴いた。

全曲英国の作曲家による作品であったが、元々(英国の作曲家に)シンパシーを感じていないこともあり、何か”音だけが大きい”という演奏会だったような気がした。

つまり、エルガーの「威風堂々」やウォルトンの「戴冠行進曲」などは、吹奏楽団のレパートリーだと思っているものだから、札響を聴きにきたはずなのに、との思いが先立ち乗れなかった。

救いは、G.ウィリアムズという女性の作曲家の「海のスケッチ~弦楽オーケストラのための」という曲がとても良かったこと。

 1.強い風
 2.帆走の歌
 3.水路警笛
 4.波濤
 5.静かな夏の海

と題された5部構成の標題音楽なのだが、どれもその情景が目に浮かぶような旋律が流れ、(英国の作曲家という)うさん臭さもなくよかった。

プログラム

 E.エルガー 序曲「コケイン(ロンドンの下町)」
 R.ヴォーン・ウィリアムズ 「揚げひばり~ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス」*、同「コンチェルト・アカデミコ」*
 W.ウォルトン「戴冠行進曲”宝玉と王の杖”」
 G.ウィリアムズ 「海のスケッチ~弦楽オーケストラのための」
 E.エルガー 「行進曲”威風堂々”」

演奏
 尾高忠明指揮 札幌交響楽団 ヴァイオリン・戸田弥生*

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面白い~朝井まかて著「眩(くらら)」

2016年04月23日 | 読書三昧

#イケマキ

 

「恋歌」で第150回直木賞を受賞した朝井さんの最新作。「小説新潮」2014年12月~15年11月号連載、347頁の大作。

物語~江戸後期、葛飾北斎の娘のお栄は、物心つく前から父親の胡坐の中で絵筆を振り回して遊ぶ子どもだった。一度、同業の絵師のもとへ嫁ぐのだが、夫の凡庸さに嫌気をさして実家に帰り、北斎の右腕となって活躍するのだが・・・。

久しぶりに面白い本を読んだ。
最近、地元の「九条の会」との関係で、憲法問題など難しい本を読む機会が多くなり読書が苦痛になっていた。

そこに、この「まかて」さんの新作が(図書館から)届いて、読書の面白さ楽しさを思い出すことができた。

また、大きな賞をとった後書き飛ばすようになって、筆力の落ちる作家が多い中、朝井さんはそうした傾向もなく安心して物語に身をゆだねることができる貴重な存在だと思った。(お勧め度:★★★)

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ニセコから春の便り

2016年04月22日 | アーバンライフ

パロディ「週刊分春」:#イケマキ

 

ニセコで暮らしていた時分、とてもお世話になった方から電話で、「春掘りジャガイモ送ったから」と電話があった。

それが昨日届いたのだが、その小包の中にヤチブキ(エゾノリュウキンカ)の若芽と蕗の薹が入っていた。

ヤチブキ(エゾノリュウキンカ)は、春先、まだ雪が消えない沢筋に黄色い花をさかせる背丈4~50cmほどの野草だが、花が咲く前に、その若芽を摘んでお浸しにすると、強い苦みとともに独特のおいしさを味わうことができる。

早速お浸しにし、また、蕗の薹は天ぷらにしていただいたが、いずれもニセコの春の息吹を感じることができ、とても懐かしかった。

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あと3日

2016年04月21日 | ドラミング

#イケマッキーズ

 

地元衆院北海道5区の補欠選挙は、投票日(24日)まで残すところ3日となったが、保革の競り合いが続いている。

地元で、過去何度も選挙を経験したという人に会った。
彼によると、野党統一候補者の「池田まき」さんは、ご自身が苦労人であることが訴えにも出ていて好感を持って迎えられている。その点、いつになく感触が良いのだが、政権側も必死の勢いで運動しているので予断を許さないと。

今日(21日)午後、自民党の小泉進次郎議員が異例の2度目の現地入りをするという。
いずれせよ、選挙結果は、日本の将来に大きくかかわってくるので負けるわけにはいかないのだと力強く語っていた。

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