「X」 for Xylophone(ザイロフォン)
皆さんよくご存じの「木琴」のことです。
別名「シロフォン」とも言いますが、この場合、コンサート用にきちんと調律されたものを指します。また、独自に進化した「マリンバ」の原型でもあります。
鮮明で歯切れのいい音が特長で、活発に上下させたり、グリッサンド、トレモロ、4本バチによる和音などの表現方法があります。
この楽器を効果的に使った曲としては、サン・サーンスの動物の謝肉祭「化石」やハチャトゥリアンの「剣の舞」などですが、皆さんも一度はお聴きになったことがあると思います。
今、手元にある1枚はこれ。
作曲者自身がウイーンフィルを振ったバレエ組曲「ガイーヌ」。勿論、冒頭に「剣の舞」が収録されています。
蛇足:この項をネットであれこれ調べていたら、その成り立ちを英文で説明した文章に出会いました。これがとても的確な表現で感心した次第。以下、ご紹介します。
What Is A xylophone?
A xylophone is a musical instrument in the percussion family.
It consists of a set of tuned wooden bars or blocks, graduate in length, that are attached to a base. It is played using a set of mallets.
The bars are arranged kind of like the keys of a piano with each bar representing a musical note. Most bars have a resonator below each bar to make the sound louder.
The standard xylophone has a range from 3.5 octaves to 4 octaves, with commercial xylophones having a range of 3 to 5 octaves.