朝井さんの本を拝見するのは、これが初めて。
大きな賞をとったこともない人だが、その構成力、文章力、説得力の確かさに感心しながら読んだ。
物語~維新前夜、江戸の旅館の一人娘が一目惚れした水戸藩士の元に嫁ぐのだが、そこには天狗党と諸生党との血で血を洗う確執が待ち受けていた。明治の歌人で樋口一葉の師匠としても名高い中島歌子の生涯・・・。
史実を正確に追いながらも、そう感じさせない物語性と最後のどんでん返し等々、久しぶりに面白いものを読んだという満足感で一杯であった。(お勧め度:★★★)
大きな賞をとったこともない人だが、その構成力、文章力、説得力の確かさに感心しながら読んだ。
物語~維新前夜、江戸の旅館の一人娘が一目惚れした水戸藩士の元に嫁ぐのだが、そこには天狗党と諸生党との血で血を洗う確執が待ち受けていた。明治の歌人で樋口一葉の師匠としても名高い中島歌子の生涯・・・。
史実を正確に追いながらも、そう感じさせない物語性と最後のどんでん返し等々、久しぶりに面白いものを読んだという満足感で一杯であった。(お勧め度:★★★)