アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

メモ魔

2018年12月31日 | アーバンライフ

2018年大晦日。
何とか今年も、元気に1年を終えることができそうだ。

昨日は、あれこれサボりつつ居間や玄関の掃除をして、大掃除の辻褄合わせをした。

ところで、年とともに物忘れがますますひどくなっている。
昨日など友人にメールを書いていて、直前まで自分がかぶって音楽を聴いていた「ヘッドフォン」を何と言うのか思い出せず、ブランド名を記して誤魔化したりした。

こと左様に、これが例えば、レンジフードのフィルターをいつ交換したかなどということになると猶更だから、日付けを付箋にメモして近くに貼り付けておくことにしている。

一昨日、大掃除の過程で台所のそれを交換しようとしたら、「2018年6月17日」と記された付箋をみつけた。つまり、前回の交換は、概ね半年前だったわけである。

また、先日、家内がウオシュレットの調子がおかしいというので、壁のコントローラーを取り外してみたら、「2017年7月21日」の付箋があった。

前回電池を交換した際のメモである。
今回も、電池を交換して問題は解消したから、電池の寿命は約1年半ということになる。

という訳で、物忘れも逆手にとってメモ魔に徹すれば、そこそこの効用ありと悟った次第。

蛇足:洗面所の戸袋の壁に、「2017年12月20日」の付箋が貼ってあった。
これはシェーバーの刃の交換日を示す。今年は12月7日にそれを購入した記録が通販サイトに残っているから、その時分に交換したことになる。

蛇足2:大晦日はやはり、カラヤンの第九でしょうと、これを聴いているの図。

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「今年読んだ本」(2018年版)

2018年12月30日 | 読書三昧

毎年、今頃にまとめる「今年読んだ本」(2018年版)。

今年はもうリストにするのは止めようと思ったくらい、読書量は減る一方だ。今朝読み終えたものを含め、今年は34表紙44冊となった。

やはり、加齢に伴う視力や気力の衰えによると言いたいところだが、要は、サボっていたということだ。特に、夏の間はほどんど読めなかった。

 黒井千次著「流砂」
 星野道夫著「旅をする木」(★★★)
 朝井まかて著「悪玉伝」
 俵万智著「牧水の恋」(★★)
 プーシキン著・望月哲男訳「スペードのクイーン」
 池波正太郎・他著「蘇える鬼平犯科帳」
 藤沢周平著「日暮れ竹河岸」(★★★)
 ビートたけし著「キャバレー」
 俵万智著「九十八の旅物語」
 バーナード・リーチ著「日本絵日記」
 高橋弘希著「送り火」
 飯嶋和一著「星夜航行」(上下巻)(★★★)



 村山由佳著「風は西から」(★★★)
 白川優子著「紛争地の看護師」(★★★★★)
 原田マハ著「スイート・ホーム」(★★★)
 内橋克人著「荒野渺茫」(上下巻)
 古賀茂明・望月衣塑子著「国難を呼ぶ男!安倍晋三 THE 独裁者」(★★)
 ゲーテ著高橋義孝訳「若きウェルテルの悩み」
 伊藤千尋著「凛とした小国」(★★★)
 朝井まかて著「雲上雲下」(★★★)
 諸田玲子著「お順」(上下巻)
 澤地久枝著「滄海よ眠れ」(1・2巻)
 イアン・トール著、村上和久訳「太平洋の試練」(上下巻)
 藤沢周平著「全集第6巻:又蔵の火・他」
 郷原信郎著「青年市長は”司法の闇”と闘った」
 若竹千佐子著「おらおらでひとりいぐも」(★★)
 遠藤展子著「藤沢周平:遺された手帳」
 村上春樹著「騎士団長殺し」(上下巻)
 玉岡かおる著「花になるらん」(★★★)
 葉室麟著「鬼神の如く」
 関良基著「赤松小三郎ともう一つの明治維新」
 望月衣塑子著「新聞記者」
 モーパッサン著・永田千奈訳「女の一生」
 ドストエフスキー著・亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」全5巻

纏めると、
①今年、最も感銘を受けた本は、国境なき医師団で活躍する看護師白川優子さんが書いた「紛争地の看護師」。文章や体裁の問題ではなく、彼女が6歳にして夢みた「医師団への参加」を30年かけて実現したその頑張りに共感した。

また、星野道夫著「旅をする木」や伊藤千尋著「凛とした小国」なども、そのテーマ性から深く共感するものがあった。

②今年はまた、飯嶋和一著「星夜航行」(上下巻)や「カラマーゾフの兄弟」(全5巻2,550頁)など、読み応えのする長編ものを辛抱強く読んだ。特に「星夜航行」は、太閤秀吉による「朝鮮出兵」に正面から取り組んだ意欲作であり、著作に5年を要した1,100余頁の力作である。

③今年も引き続き古今の名著に挑戦したが、結局、「カラマーゾフの兄弟」、モーパッサンの「女の一生」、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」とプーシキンの「スペードのクイーン」の4表紙8冊にとどまった。

ただ、これもそのように意識していなければ、現代の面白い本に流れて行ってしまう訳で、引き続きの課題と言えよう。

蛇足:料理のミュシェランよろしく、「お勧め度」は下記のように★の数で表しています。
  ・先ず、「是非、お読み下さい」と強く推薦したい本 → ★★★
  ・次に、「お読みになってみては」とお勧めできる本 → ★★
  ・最後に、「お暇があればどうぞ」とお勧めする本  → ★
仮に★三つ以上の本なら、心地よい後読感に浸れることうけあいます。

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映画「戦争と平和」つぎはぎ版

2018年12月29日 | ギャラリー

師走の夜は長編映画とばかりに、BS日テレで放映された「戦争と平和」を観た。

1回2時間、2夜連続都合4時間の放映だったが、これではオードリー・ヘプバーン演じるナターシャにフォーカスしたつぎはぎ版とならざるを得ず、オリジナル版がもつ壮大なスケール感など望むべくもなかった。

また、62年前の制作だからフィルムの痛みも進んでいて、色はくすみ、セリフはほとんど聞き取れないなど散々であった。

この点、どうせやるならデジタルリマスターのノーカット版にして欲しかったというのが正直のところ。

ただ、オードリー・ヘプバーンやピエール役のヘンリー・フォンダ、アンドレイ役のメル・ファーラーなど主役陣のがんばりで、人間ドラマとしては十分楽しむことができた。写真は、ネットから拝借しました。

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結果良ければすべて良し

2018年12月28日 | 音楽三昧

昨日は散々な一日であった。

ただ、結果良ければすべて良しとなった。

事の発端は、中古で買った真空管アンプの調子が悪かったこと。
どういう訳か、右チャンネルだけ音が歪むのだ。

売り手に連絡して、こんな状態があったのか確認したり、このアンプに接続する他の機器の状態を調べたりと大忙しだった。

ただ、午後になると大分落ち着いて来て、夕方には(歪が)かなり減って来た。

また、原因は真空管にあるかもと思い、左右のそれを入れ替えてみたら、案の定、歪が反対側のチャンネルに移った。

加えて、このアンプは、宅配の途上北国の寒さにさらされた訳で、この体温の低下も原因しているに違いないと思い、時の経過を待つことにした。

結果、歪は徐々に小さくなり、夜にはほぼ解消したのでこれで良しとした。

一方、ボランティアで運営している「網膜剥離って何?」というHPに不具合が出ていることがわかり、この対策にも追われた。

問題は、元ネタのHP情報が(先のパソコン移管のゴタゴタで)消失していたことで、復旧に手間取ってしまった。

幸い、これも無事修復できて、結局、終わり良ければすべて良しとなった。メデタシ!

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時事川柳傑作選

2018年12月27日 | ドラミング

今朝の新聞(朝日)に掲載された時事川柳。

世相を反映した傑作が並んだのでご紹介したい。

2-4、7句:チコちゃん頑張れ!

5句:大阪夏の陣?

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野菜がおいしい

2018年12月26日 | アーバンライフ

拙宅では、食材の内、野菜や果物に牛乳・チーズなどの購入はコープの宅配(トドック)を利用している。

本来なら、近くのスーパーで品物を直接見て買う方が良いのだが、車がなく運搬が大変なことから、重たい野菜などは宅配に頼らざるを得ない。

このため、従来、野菜がおいしくないと不満だったのだが、今年後半は好天に恵まれたせいか野菜の出来が良く、また、ブログ友から手作りの野菜をたくさんいただこともあり、いつになくおいしい野菜を食べることができた。

この秋口から冬場にかけて美味しくなった野菜は、根菜では、ジャガイモ、ニンジン、ごぼう、里芋に大根などで、成り物ではカボチャや原木しいたけなどが、特によかった。

葉物では、ほうれん草、特に冬場に入って「縮みほうれん草」がとてもおいしいです。他に、ブロッコリーやキャベツに春菊など。

ただ、トマトや長ネギなどは、どういう訳か期待したほどおいしいものがありません。写真は、ネットから拝借しました。

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新着ドーナツ~グリモー「メモリー」

2018年12月25日 | 音楽三昧

フランスの著名なピアニスト、エレーヌ・グリモーの最新作は、彼女が敬愛する哲学者ハイデッカーの「記憶とは、忘れ去られたものを瞑想するもの」というテーマをピアノ曲で具現化しようとする試み。

収録曲

 1. バガテル 作品1の1 [第1番](シルヴェストロフ)
 2. アラベスク 第1番(ドビュッシー)
 3. バガテル 作品1の2 [第2番](シルヴェストロフ)
 4. グノシエンヌ 第4番(サティ)
 5. ノクターン ホ短調 作品72の1 (遺作) [第19番](ショパン)
 6. グノシエンヌ 第1番(サティ)
 7. ジムノペディ 第1番(サティ)
 8. ゆがんだ踊り 第1曲 ≪冷たい小品≫から(サティ)
 9. レントより遅く(ドビュッシー)
 10. マズルカ イ短調 作品17の4 [第13番](ショパン)
 11. ワルツ イ短調 作品34の2 [第3番](ショパン)
 12. 月の光 ≪ベルガマスク組曲≫から第3曲(ドビュッシー)
 13. 夢想(ドビュッシー)
 14. ゆがんだ踊り 第2曲 ≪冷たい小品≫から(サティ)
 15. ブリージング・ライト(ニティン)

の15曲。

いずれも、繊細な透明感に満ちたすばらしいピアニズムを満喫できる。

DG:4835358(輸入盤)

蛇足:彼女へのインタビューをこちらでご覧になれます。

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何でもランキング~文章を書くのが好きですか?

2018年12月24日 | アーバンライフ

8日付けの新聞(朝日)雑学版に載った何でもランキング。
今週のお題は、「文章を書くのが好きですか?」

この問いに答えた人は、日頃ブログなど比較的文章を書くことに近い位置におられる方々だと思われるが、それにしては「イエス」の答えが少なくないか?

回答者のコメントには、

 ①今や文章は書くより、打つもの。実際に紙に書いてみると思った以上に漢字が書けなかった。

 ②文章力は、読書量に依存する。幼少時の読書体験が大事。

 ③文章によって考え方のプロセスがわかる。文章が整ってくると考え方もまとまる。

などがあげられていたが、これらはいずれももっともだと思う。

小生は、ブログをアップすることを日課のひとつとしているから、文章を書くのが好きという部類に属するであろうが、その点、上記の②や③はとてもわかる。

加えて、ブログネタのためにも、日頃からマスコミ報道、新聞・雑誌の記事やツイッターなどに注意していて、これはという話題があれば、その周辺の取材もした上でできるだけ平易な文章で記事にしている。

これだけのことで世の中の動きや社会のあるべき姿がよく見え、また、それを伝える術を学んでいるように思う。

また、加齢に伴う認知症のまたとない予防策となっている。

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音狂(オトキチ)忘年会

2018年12月23日 | アーバンライフ

昨日午後、札幌オーディオ同好会の忘年会があった。

札幌駅近くの喫茶店を借り切り、60歳代を中心に男性シニアばかり20人も集まると、一種独特の雰囲気となった。

とは言え、いずれも4~50年というオーディオ歴に加え、人生の達人でもあるシニアの皆さんは、一旦、スピーチにたつとそれぞれ熱が入り、その何たるかについて熱く語った。

ピースボートに乗船し、3ヶ月かけて世界中を回りながら新たな出会いを求めた人、あるいは、自宅に工房をかまえ機器の製作に打ち込む人、加えて、自らサックスを吹きジャズセッションを楽しむ人など、さまざまな人生模様を拝聴する貴重な機会となった。

そこには、いろいろな方向性の違いはあっても、良い音を追い求めるという共通認識で結ばれた仲間がいた。

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平成の登山事故

2018年12月22日 | ドラミング

「山と渓谷」誌12月号で、平成の登山事故を概括している。

昨今の登山ブームとシニア世代の参加が増える中、事故も激増している由にて、平成元年に602件であったものが、29年には2,583件と4.3倍になっている。

この間、大事故も多く、小生らが横浜からニセコに移住した直後の平成11年9月には、大阪の旅行会社が募集した登山ツアー客3人が、羊蹄山で悪天候のため遭難し、ビバークした2人が死亡した。

これも北海道での真夏の事故だが、平成21年7月、激しい風雨の中トムラウシ山からの下山途中、ツアー登山一行18人(ガイド3人・参加者15人)の内男性ガイド1人とツアー客7人が死亡。翌日、ガイド2人と客5人が救助された。(3人は自力下山)

また、昨年3月27日、那須・茶臼岳の南東側、標高1500mから下方へ広がる急斜面で雪崩が発生。雪山トレーニング中の高校生と引率教員ら48名が巻き込まれ、教師1人、生徒7人が死亡、40人が重軽傷を負うという大事故となった。

いずれにせよ、命あっての登山なので、遭難リスクを如何に回避するかを十分検討した上で、入山してほしいものだ。グラフは同誌から転載しました。

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