アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

My Favorite Analog!~サン・サーンス「交響曲第3番」

2014年10月31日 | この一枚
サン・サーンスの3番と聞いて、「!」と思われた方は、かなりのクラシック通あるいは、オーディオファイル(音狂い)です。



この曲は、「オルガン付き」の副題を持つように、オーケストラとオルガンのコラボで成り立つめずらしい曲です。

しかも、例えば、第2楽章の後半冒頭に、大伽藍をイメージさせるような壮麗なオルガンの全力演奏があるなど、小生ら音狂いにはたまらない魅力を備えています。

このレコードは、ズービン・メータ指揮・ロサンジェルス交響楽団の演奏ですが、このコンビの演奏と録音は一時代を築いたと言われるほど華麗でスケールの大きな音楽を聴かせてくれます。

拙宅では、DSD(高音質)録音をした後、PCM(24bit/96khz)に変換した音源をネットワークに取り込んで聴いています。

蛇足:この曲は、そこ(ホール)にオルガンがないと演奏できないので、生で聴く機会はかぎられますが、幸い、2013年6月、札幌Kitaraでの札幌交響楽団演奏会で、初めて「そこ」でのオルガンの全力演奏を聴くことができました。
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不思議な~小山田浩子著「穴」

2014年10月29日 | 読書三昧
第150回(2013年下半期)の芥川賞受賞作だ。
「新潮」13年9月号に掲載された160枚の中編小説。



物語~夫の転勤で夫の実家の隣に住むことになった主婦(あさひ)が、それまでの共働きの時には見えなかった生活と人生が、いくつかの幻想的な出来事を通して見えてくる・・・。

何とも不思議な物語だ。
ある日、姑の依頼で、近くのコンビニへ何かの代金の振込に行くのだが、途上、よくわからない獣に出くわし、それを追っていく内に腰までの穴に落ち込む。後に、別棟に住むという義兄とともに、それを確認しに行くと穴はすでになくなっていた。

この訳のわからない「獣」や不確かな「穴」に加え、それまで明かされなかった義兄の存在などが無秩序な調和を保って構築されていく不思議な世界。

とても小生ら年寄りには理解し難いが、著名な賞を受賞するからには、作者の将来に賭けた選者たちの思いがあったに違いない。

小川洋子さんの選評をご紹介する。(「芥川賞のすべて」から転載)
「人はしょっちゅう穴に落ちている。けれど面倒がって、落ちなかった振りをしたり、そもそも穴など開いていなかったと思い込んでいる。取り繕おうとすればするほど滑稽な振る舞いになるのにも、気づいていない。不穏の底からじわじわと滑稽さがにじみ出てくるまで、もう少しじっくりその場に踏みとどまれる小説であったなら、迷いなく一番に推しただろう。」
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雪降り続く

2014年10月29日 | 田舎暮らし
当地(北海道ニセコ)は、昨日も雨混じりの雪が降り続きました。
気温も5℃くらいまでした上がず、寒い1日でした。

このため、床暖房だけでは十分でなく、これに頼らざるを得ず、結果として今シーズン初めて天井扇を動かしました。



ただ、この寒さも今日までで、明日からしばらくは、温かくなるようです。
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雪が来た

2014年10月28日 | 田舎暮らし
今朝、ザザッーと屋根の上を滑る雪の音で目を覚ました。

昨夜、休む前から冷たい霙になっていたので、この音で、かなりの積雪になっているのでは、と思いながら起きた。



これは、西側の台所からの図だが、ベランダは、すでに家内が雪かきをした後だった。

この積雪は一時のことで、明日には晴天に戻るようだが、いよいよ雪の季節か、との思いを強くした。
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女性閣僚3氏の靖国参拝

2014年10月27日 | ドラミング
過日、高市、山谷、有村の女性3閣僚が靖国神社を参拝した。

来月のAPEC首脳会議(北京)で、長く途絶えている日中両国首脳の会談をセットしようという各方面の努力が続いている中で、これら3閣僚の参拝は、唯我独尊的発想によるもののように思えた。

この問題について、24日の新聞(朝日)に載った投書をご紹介したい。
それぞれ、別の観点からのご意見だが、あなたはどうお考えになるだろうか。





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4段重ね

2014年10月26日 | つぶやき
朝夕のキリッとした寒さで、椎茸のほだ木が目を覚ましました。



この4段重ねは、他のほだ木が上にのっていたため気付かなかったのですが、一番下の大きなものは、直径15cmもありました。

ちょうど、焼き肉をやろうとしていたところだったので、早速、ザクッと切って焼いて食べましたが、美味しかったですね。

家内は、「スーパーで求めた椎茸とは一味も二味も違うけど、どうしてかしら?」と言いつつパクついていました。

まだ小さいものがたくさん出ているので、これからしばらくは椎茸三昧になりそうです。
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「泣くな、けい」~藤沢周平全集第5巻

2014年10月25日 | つぶやき
藤沢周平全集の第5巻「士道小説集(二)」を読んだ。

これは、過日の「~(一)」が、再読だったにも拘らず、22編の内19編を読み、至福の時を過ごしたのに味を占めたからだ。



この巻には、映画化されて話題となった「山桜」や読み応えのする「麦屋町昼下がり」など、23編が収められているが、今回は何かと忙しく7~8編しか読めなかった。

ただ、いくつか琴線に触れるものがあって、「やはり、藤沢小説はいいな」と一人合点しつつ読んだ。

例えば、「小説現代」78年8月号に掲載された掲題の「泣くな、けい」だが、田舎出の色の黒い18歳の下女が、主命で藩秘蔵の短刀を探して江戸まで行くという主従の強い絆を描いた物語など、後読感の爽やかなものもあって、今回も十分楽しんだ。

明日、町の図書室へ返却するが、今回は半分も読めなかったので、また借りて来ることになりそうだ。
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丸坊主

2014年10月24日 | つぶやき
強い冷え込み(昨朝は、-4℃でした)の影響もあって、周囲の木々はすっかり葉を落とし丸坊主になってしまいました。

この結果、道端の側溝などには落ち葉が堆積していますが、側溝の蓋を順次装備していること、また、別荘の管理事務所が作業者を出して、雨水の流れが悪くなっている個所の落ち葉を片づけているので、(水が溢れる)ことはないようです。



これは、一昨日、巡回して来た落ち葉の収集車を撮影したものですが、これだけ注意深く管理してくれているのか、と改めて、当地(ニセコ東急リゾート)の管理の良さを実感しました。

他にも、管理者を常駐させ、例えば、ゴミの収集、街灯のメンテナンス、夏場の草刈りや冬場の除雪など、きちんと対応してくれているので安心です。
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堆肥のすき込み

2014年10月23日 | つぶやき
拙宅の菜園は、敷地の南側に40㎡ほどあるのですが、昨日、西側寄りの畝に堆肥入れをしました。



堆肥は、昨年秋の落ち葉を、夏の時期に雑草などと混ぜて発酵させたもので、それ自体にはさして養分はないのですが、畑の土をフカフカにする作用があります。同時に、薪ストーブの残り灰なども一緒に投入しました。

こうして置くと土が柔らかくなって、来春の畑作りがグンと楽になります。

堆肥を一輪車に移し替える際、驚いたのはミミズ君たちです。

すでに堆肥の中で冬眠に入っていたものも居て、突然、何が起こったのかわからず、身をくねらして逃げ出すのがいる一方、仮死状態のままなかなか目を覚まさない大ミミズもいたりして大騒ぎでした。

大半は、堆肥とともに畑に移送され、そこで長い冬を越します。

昨日の作業は、菜園全体の1/3ほど。引き続き、残りの畑にも堆肥入れを行います。
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過去最多の39.2兆円~12年度の医療費

2014年10月22日 | ドラミング
この数字を見て驚いた。
国の納税額が、年間40兆円くらいしかない中で、医療費がそれとほぼ同額を占めるのは、何ともすさまじい限りだ。



これを国民一人当たりにすると、約31万円になるという。
エェ~、そんなに使っているとは考えにくいが。

とは思ったが、小生が昨年、胆嚢炎で入院した時支払われた医療費が150万円だったことを考えると、これだけで(小生が負担している保険料の)4年分を一気に消費したことになり、納得せざるを得ない。

それにしても、過剰な検査や治療が多すぎるし、また、病院の「はしご」をする人もいるから、あり得る話かも知れない。小生入院時も、あれこれと余計な検査や投薬が行われたように思う。記事は、朝日新聞から拝借しました。
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