アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

アベノミクスの実態

2014年11月30日 | つぶやき
間もなく衆院選挙が公示される。
師走の「はた迷惑」選挙だが、せっかくの機会だから悔いのない選択をしたい。

この場合、事実をきちんと見ておく必要がある。特に、「アベノミクス」という何か妖怪のようなものの実態はどうなっているのか?



この表で重要なのは、各欄の矢印の向きだ。
安倍首相は、討論番組などでよく雇用が100万人増えたと言っているが、内訳は「非正規123万人増、正規22万人減」で、雇用者報酬の総額も減っている。貯蓄なし世帯の増加と相まって、私たち庶民の貧困化が進んでいるということではないのか。

もうひとつ重要な問題がある。例の「定数削減」問題だ。
いわゆる「身を切る改革」という奴だが、現行でも、議員数は欧州諸国より大分少ないのだという。



こうした実態をきちんと見て選挙に臨みたい。
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声はすれども姿は見えず

2014年11月30日 | つぶやき
昨夕、家内と二人で山麓の方へ散歩に行くと、スキー場に近い森の中からキエッーキエッーという甲高い鳥の鳴き声が聞こえて来た。

「クマゲラだ!」

しばらく鳴き声の方へ歩を進めると、甲高い鳴き声はますます大きくなり、すぐ近くに居るようなのだが姿が見えない。

しばらく待ってみたが現れず、その内、プッツリと鳴き声もが止んでしまった。



この辺(ニセコの山麓)で見かけることは少ないので、絶好のチャンスと思ったのだが残念であった。写真は、ネットから拝借しました。

蛇足:生態や鳴き声は、こちらでどうぞ。
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数字は語る

2014年11月29日 | つぶやき
選挙が近づき、「つぶやき」も選挙モードになりつつある。

そんな中で、常識をくつがえす数字を発見することが多い。



これもそのひとつだが、日本の消費税は欧米に比べ低率だと言われて久しいが、税全体に占める割合は、増税前の5%(国税分4%)でも欧米並みになっているらしい。

これは、租税の成り立ちが異なるためだが、私たちは8%への増税前ですら、相応の負担をしていたという説得力ある数字だ。

これも古くから言われていることだが、各種の優遇政策のおかげで、大企業ほど税負担が極めて軽くなっている不条理。



例えば、こんな優遇策があるというが、これらも一考の要ありと思う。

 ・「研究開発減税」4,000億円~高額研究費を支出する企業の法人税を減税
 ・「連結納税制度」6,000億円~親会社と子会社の損益を通算して節税
 ・「受取配当益金不算入制度」1兆4,000億円~受取り配当の一部または全部の非課税化
 ・「海外子会社配当益金不算入制度」6,000億円~海外子会社からの配当の非課税化

トヨタの社長が、昨年5月8日の記者会見で、「わが社もようやく(不況を脱し)税金が払えるようになった」と述べたが、これらの優遇税制の恩恵もあり、それまでの5年間(08~12年)、法人税を1円も払っていなかったことがわかり、注目を集めた。
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あさのあつこさん登場

2014年11月28日 | ギャラリー
今度の衆院選。
師走の落ち着かない気分を増長し、私たちを苛立たせる。

これを受け、新聞も「つぶやき」も疾走する。
これもその内のひとつだが、人気作家の「あさのあつこ」さんが、赤旗日曜版に登場した。



青少年のナイーヴな心を丁寧に描く、温厚な作風の彼女も苛立っているようだ。

「はた迷惑」な選挙だが、しっかり考え、貴重な一票を行使したいと思う。
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My Favorite Doughnuts!~Rachmaninov「 ピアノ協奏曲第2番」

2014年11月27日 | この一枚
Rachmaninov(ラフマニノフ)のピアノ協奏曲第2番です。1番とのカップリングです。



甘いメロディーで知られる名曲です。
フィギャースケートの伴奏音楽として使われることがあるので、ご存知の方も多いのではと思います。

日頃、彼の音楽を聴くことはあまりないのですが、音楽サーバーが演奏者毎に整理されていてアクセスが容易であることから、しばらく振りに聴きました。

演奏は、ピアノがツイメルマン、オーケストラは、小澤征爾指揮のボストン交響楽団です。2000年(第2番)と97年(第1番)の録音ですから、かなり以前の制作です。両者ともまだ若く、溌剌とした演奏に好感が持てます。

一方、ツイメルマンは、この協奏曲について、「初恋のような感情に満ちた曲」と述べています。

曰く、「ラフマニノフの協奏曲は演奏するものではなく、"生きる"ものです。私にとってこの2曲は若いピアニストの若い協奏曲です。「疾風怒濤」的な感覚にあふれ、初恋のような感情に満ちています。・・・猛烈に心を揺さぶる瞬間があり、まるで作曲家を裸にしたように多くを物語る旋律的な部分もあります」

独奏者自身がこれほど惚れ込んでいるわけですから、これが聴く方にも伝染して好結果につながっているのではと思います。
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「つぶやき」でお勉強

2014年11月26日 | つぶやき
日々の「つぶやき」を通して、教えられることが多い。
特に、数値やグラフは雄弁だ。

これも、今回の選挙の争点のひとつ、「アベノミクス」の是非。
実は、民主党政権時代の方が、経済は確実に成長していた(GDP推移)のだ。



これは、かなり古くからあるグラフだが、消費税増税は、法人税減税の原資でしかないという何よりの証拠。今回も、自民党は、消費税増税とセットで法人税減税を持ち出している。


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エゾ狼との邂逅~笹本稜平著「分水嶺」

2014年11月26日 | 読書三昧
本格的な山岳小説を次々と発表している笹本氏の最新作「分水嶺」を読んだ。月刊「小説NON」2013年6月~14年5月連載、382頁の大作。



物語~風間健介は父親の遺志を継ぎ、広告カメラマンから山岳写真家へと転身した。父が愛した厳冬の大雪山で撮影中、絶滅したはずのエゾオオカミを追う田沢という風采のあがらぬ男に出会う。彼は、十数年前、オオカミに遭難の危機を救われたというのだが・・・。

読了してみて始めて、「分水嶺」の意味を知った。
つまり、山容としての分水嶺ではなく、人間の生き方を変える意味でのそれなのだ。

主人公は、それまで広告カメラマンという職業を通して、商業主義に毒されていた。しかし、厳冬期の大雪の山々に向き合う中で、また、絶滅したとされるオオカミの存在を信じて探し回る(田沢という)男の存在を通して、人生の「分水嶺」をみつけ、それを越えたのだった。

そこには、太古の昔から脈々として流れる人間とオオカミとの親しい絆を実感させるロマンあふれる世界があった。ご一読をお薦めします(お勧め度:★★)
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昨日のピカイチ

2014年11月25日 | つぶやき
選挙が近いということもあり、「つぶやき」もヒートアップして来た。

これは昨日のピカイチ。



データを精査する必要はあろうが、兎も角、事実なら本当に怖い。



これも米国発だが、もはや日本経済は「アベノミクス」により救急搬送されようとしている。しかし、救急車は煉瓦の上に乗っていて動かせそうもない。さて、どうする?
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ニセコは好天続き

2014年11月24日 | 田舎暮らし
このところ、当地(ニセコ)は穏やかなお天気が続いています。

一時、積雪が20cmくらいあったのですが、好天続きで徐々に融け、道路などにはまったく雪がなくなりました。

このため、お隣のヒラフスキー場は一昨日オープンしたはずですが、雪不足で困っていることでしょう。



シーズン中は、山頂からの滑降が楽しめるニセコアンヌプリ山も、ご覧のようにまだら模様です。



ニセコのシンボル羊蹄山(1,898m)の雪の付き方ももうひとつです。
本格的な積雪は、しばらく先になりそうです。
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あなたなら何と?

2014年11月23日 | ドラミング
衆議院が解散した。

庶民が増税不況に苦しんでいるこの時期に、税金を6~700億円もつぎ込んで選挙をやる意味はどこにあるのか。

安倍首相は、「消費税の再引き上げを延期したのだから、国民に信を問うのは当然」と言っている。しかし、元々、再引き上げの条件(景気条項)は法律に書いてあり、それを実行に移せば良いだけのこと。(それも、いつの間にか「アベノミクス解散」などと言いだしている)

要は、野党の選挙準備が整わない内に解散して、政権の延命を図ろうというのが狙いのようだ。

という訳で、今回の訳わからん解散。
小生は、「無責任・政権延命解散」とか、「ちゃぶ台返し解散」と言っているのだが、いろいろ拾い集めてみると、

・「大義なき解散」:週刊文春の特集記事、野党
・「将棋盤をひっくり返すむちゃ振り解散」:同志社大浜矩子教授
・「国民そっちのけ解散」:維新の党江田共同代表
・「この道しかない解散」:甘利明経済再生相
・「消費税10%今回見送りする代わりに、原発再稼働、秘密保護法施行、集団的自衛権承認、労働派遣法改悪を認めてね、ついでに憲法9条も変えさせてね。消費増税も1年半後には必ず上げるけど、4年間政権つづけさせてね解散」:社民党福島みずほ氏
・「安倍とその一派のための集団的自衛解散」:漫画家やくみつる氏
・「大義は国民がつくる解散」:小池晃共産党副委員長
・「デフレ脱却推進解散」:公明党山口那津男代表
・「アベノミクス失敗隠し解散」:民主党川端達夫国対委員長
・「何で今なの解散」:広島市土砂災害被害者

などなど。他にもいろいろあったが、さあ、今度の衆院解散、あなたならどう呼びますか?
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