アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

原田マハ著「モダン」

2016年06月30日 | 読書三昧

マハさんにはまりついでに、これも読ませていただいた。

 

「オール読物」などに掲載されたどれも質の高い短編5編を収容、189頁。アートものながら、どこからでも読み始められる気軽さがある。

物語(中断された展覧会の記憶)~MoMA(NY近代美術館)の展覧会ディレクター「杏子」は、ふくしま近代美術館で開催されている「アンドリュー・ワイエスの世界」展に展示されている(ワイエスの名画)「クリスティーナの世界」を引き取るため、3.11の直後、福島へ向かった・・・。

絵画と言えば、ルノアールやモネなど印象派の巨匠が残した名画にしか目が向かず、この物語のテーマとなったワイエスの「クリスティーナの世界」という傑作の存在も初めて知った。

近現代絵画に造詣の深いマハさんの本は、その意味でも重要だ。下記の絵画(クリスティーナの世界)画像は、ネットから借用しました。

コメント

反対者とともに統治する

2016年06月29日 | ドラミング

安倍首相の選挙遊説。
「民進党には、もれなく共産党がついて来る!」などという低劣な野党攻撃が話題となっている。

そもそも、今回の野党共闘は、彼の国民の声を無視した「憲法違反」の所業が生み出したものだ。言わば、自業自得なのだが、それがわかるほど知性的でないから困る。

その点、憲法学者などは、表題のような言葉でこれに反論する。

記事は、しんぶん赤旗27日付けから拝借しました。

コメント

ローマの松

2016年06月28日 | 音楽三昧

いきなりこんな表題を示されても困惑されるに違いない。

これ、ケルテスがロンドンフィルを振って録音したLPレコードなのである。
他に、「ローマの噴水」と「組曲”鳥”」が収録されている。

先にご紹介したウイーンフィルとの「新世界」同様、惜しまれながら若くして逝った(海水浴中に)天才指揮者の遺産なのである。

今回、改めて聴き、録音もしたのだが、その迸るような音の洪水に圧倒された。また、レスピーギというこれも天才作曲家の感性のすばらしさを体感できる。

ところで、「ローマの松」というのはどんな格好をしているのか、従来から興味があった。

そこで、昨年のイタリア旅行で注意して見ていたのだが、どうも日本のそれとは大違いで、こんな形をしていたから「ところ変われば~」と思った。

コメント

一味違った~原田マハ著「永遠をさがしに」

2016年06月27日 | 読書三昧

「暗幕のゲルニカ」以来、マハさんの本にはまっていて、図書館から次々と借りてきて読んでいる。

この本は、2009年から11年にかけて、KAWADAウェブマガジンに連載されたネット小説である。

 

物語~世界的な指揮者の父とふたりで暮らす「和音(わおん)」は、思春期真っ盛りの16歳。10歳で別れた母への思慕にゆれる毎日だが、そこへ型破りの”新しい母”がやって来た。母と娘の愛情、級友との絆と初恋・・・。

青春とは、家庭とは何かを問う感動の物語は、アートサスペンスものとは一味も二味も異なるマハさんの世界を見せてくれる。(お勧め度:★★)

コメント

それにしても~

2016年06月26日 | ドラミング

今朝の新聞(朝日)に載った道内世論調査結果。
アベノミクスは失敗53%、安倍改憲反対57%と、現政権にとって厳しい結果だが、一方で、自民党支持が26%もあるというのだから不思議で仕方がない。

 

もっとも、第1党は無党派で48%を占める。
これは、現在の政治に不満だが、解決を求める先がないと思っている人が半数近くを占めるということだ。

この結果を、今、選挙をたたかう各政党がどう捉え、支持につなげていくのか厳しく問われていいると思う。

それは兎も角、7月10日は必ず投票へ行こう!

コメント

この歳になって~

2016年06月25日 | アーバンライフ

何か、この歳になって「開眼」した気になるなんて、少々変な話だが。

昨日のゴルフ。
芯をくったボールの打球感、弾道の美しさと飛距離に陶然となった。

今日は絶対「強振せず」にラウンドする、と決めてスタートした。
ドライバーも、フェアーウエイウッドもアイアンも、同じように「上げたらおろす」単純なスウイングに徹した。

結果、フェイスの芯で捉えたボールは、快音を発してまっすぐ飛ぶ。ゴルフってこんな簡単なスポーツだったのだ、と何か改めて「開眼」した気になった。

少々の疲れと共に、気持ちの良い一日だった。

コメント

選挙ですね~

2016年06月24日 | ドラミング

夏の参議院選挙、始まりました。
今朝の新聞(朝日)には、早くも党派別獲得議席予想などが載っていてゲンナリだ。

と言うのも、マスコミは議席の動向にのみ関心が向いていて、選挙政策の違いとか、あるべき国のかたちとか、本来、選挙の争点となるべきテーマの掘り下げが十分でないからだ。

何よりも、安倍政権の過去3年間が問われるわけだが、選挙では経済を前面に掲げ、終わってみれば集団的自衛権の行使や安保法制の強行など、面従腹背が特長のこの政権の不誠実さを問う姿勢が極めて弱い。

世間一般では、約束を違えたら相応のしっぺ返しを受けたり信用を失ったりするものだが、どうしたことか、政権運営についてはこれを問わないというのが不思議でならない

こと経済についても、実態をしっかり見る必要があろう。

この表で突出しているのは、企業の内部留保の劇的な増加と、これに反比例するかのような勤労者の実質賃金の低下である。これこそ、この選挙の一大争点なのだが。

コメント

はるばるバッタがやって来た

2016年06月23日 | 音楽三昧

先にeBayで購入したオーディオ部品・カートリッジ(音拾い器)がはるばる海を越えと言うか、空を飛んでやって来た。

飛び立ったのは、ドナウの真珠と呼ばれる美しい街ブタペスト
3日ほどで成田に着き、税関を無事通過して一昨日届いた。

このカートリッジ、写真では逆さに写っているが、何やらバッタに似ていませんか。

日本製で、主として海外向けのため外国で購入した方が安い。
たまたまeBay(オークション)に出たので購入した。国内では15万円ほどするが、今回は10万円で入手できた。

昨日、早速これはというレコードを録音してみたが、結果は上々でホットしている。これから馴染んで行けば、音はもう少し良くなるはず。楽しみだ。

コメント

たくさんもらってはみたものの~

2016年06月22日 | アーバンライフ

運転免許を自主返納した人に、バスの乗車券を支給する制度ができたというので、昨日市役所へ行って来た。支給されるバス券は2万円分だという。

加えて、団地地区に住む70歳以上の年寄りには、2千円分のバス券を支給するとかで、都合2万2千円分のバス券(100円券220枚)をもらった。

ただ、職員から(使用方法についての)説明を聞く内、「実用的じゃないなぁ」と思わずため息が出た。

つまり、このバス券、乗車1回につき1枚(100円)しか使えないというのだ。

例えば、最低運賃の190円区間を乗車する場合、バス券1枚に加え現金90円を支払う必要があるという。

日頃、IC乗車券でピッピィと支払っている身としては、何とも締まらない話だ。

加えて、有効期間は来年3月末までという。せいぜい月2~3回しか利用しない身には、残り9ヶ月間で220回も乗車するはずもなく、何とも締まらない話になってしまった。

コメント (2)

ビルジニア・ラッジ氏

2016年06月21日 | ギャラリー

イタリア・ローマに女性(37歳弁護士)の市長が誕生したというので、ネットで関連記事を探したら、こんな画像が出てきてびっくりした。

どこぞの国の首都では、何でも「sekoi」とかいう言葉を世界的に流行らしてしまった知事が、挙句の果て辞職したとか聞くが、次はぜひ、こんな素敵な、知性あふれる人を選んでほしいものだ。(写真は、ロイターニュースから拝借しました)

コメント (2)