アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

蒸気炊飯器バミューダ

2019年12月31日 | ギャラリー

毎月、ユニークなテーマを深堀して提示する雑誌「HOTDOG」。
今月のお題は、古いものが新しい!~アナログ VS デジタル。

オーディオの世界で言えば、かってのアナログレコードがデジタルに席巻されたかに見えていたが、目下は、LPレコードに火がついて形成が逆転したかにみえるが・・・。

そんな中にあって、毎日の生活に欠かせない「炊飯」の世界にも、画期的な進歩があるのだという。

そのひとつがこれ、「蒸気炊飯器」。

値段がはるものなので、すぐにでも試してみるか、とはならないが、興味津々ではある。

 

 

 

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「今年読んだ本」(2019年版)

2019年12月30日 | 読書三昧

早いもので、今年も「今年読んだ本(2019年版)」をまとめる時期になってしまった。

この頃つくづく思うのは、加齢に伴う視力や気力の衰えは隠しようもなく、読書量が年々減っていることである。今年は都合37冊にとどまった。

 川村元気著「百花」(★★★)
 朝井まかて著「グッドバイ」(★★★)
 澤地久枝著「昭和とわたし」(★★)
 司馬遼太郎著「沖縄・先島への道」
 中島京子著「夢見る帝国図書館」(★★)
 有島武郎著「惜しみなく愛は奪う」
 ブレヒト著・谷川道子訳「ガリレオの生涯」
 コンスタン著・中村桂子訳「アドルフ」
 志賀直哉著「小僧の神様・城の崎にて」
 浜矩子著「アホノミクス・完全崩壊に備えよ」
 歌代幸子著「鏡の中のいわさきちひろ」(★★★)


 ヴィクトル・ユゴー著・小倉孝誠訳「死刑囚最後の日」
 シュペルヴィエル著・永田千奈訳「ひとさらい」
 エミール・ゾラ著・国分俊宏訳「傑作短編集」
 中川李枝子著「のこす言葉」(★★)
 菅野沖彦著「新・レコード演奏家論」
 魯迅著、藤井省三訳「酒楼にて・非攻」
 伊集院静著「旅行鞄にはなびら」(★★)
 真藤順丈著「宝島」(★★★)
 モーム著・木村正則訳「厳選短編集」
 原田マハ著「フーテンのマハ」(★★★)
 カミュ著「ペスト」
 篠田桃紅著「103歳、ひとりで生きる作法」(★★)
 朝井まかて著「草々不一」(★★★)
 金子勝著「平成経済 衰退の本質」(★★★)
 平野啓一郎著「マチネの終わりに」(★★★)
 平野啓一郎著「ある男」(★★★)
 中島岳志著「保守と大東亜戦争」
 香山リカ著「リベラルですが、何か?」(★★)
 西加奈子著「サラバ!」
 上田岳弘著「ニムロッド」
 安曇野ちひろ美術館編「ちひろと歩く信州」
 苦節37年~宮本輝著「野の春(流転の海第9部)」(★★★)
 衝撃~堤未果著「日本が売られる」(★★★)
 極上品~カズオ・イシグロ著・土屋政雄訳「日の名残り」(★★★)
 浅田次郎著「おもかげ」
 カズオ・イシグロ著「特急二十世紀の夜といくつかのブレークスルー」

纏めると、

①年々、読書量が減っている。昨年は44冊だったから、最悪を更新したことになる。特に、小さな活字を追うことがとてもつらくなってしまったから、これ以上、読書量を増やすのはとても無理だが、何とかだましだまし続けていきたいと思っている。

②今年も、朝井まかてさん、平野啓一郎さんなど著名な作家の話題作に加え、沖縄問題を直視した真藤順丈さんの直木賞受賞作「宝島」などを面白く読んだ。また、ノーベル賞作家カズオ・イシグロさんの「日の名残り」は、さわやかな印象を残した一冊であった。

③今年も引き続き古今の名著に挑戦したが、すそ野の広がりにつれ内容も多岐にわたり、また、翻訳者の個性もあって、以前ほど面白く読めなくなってきた。ただ、 カミュの「ペスト」や、ヴィクトル・ユゴーの「死刑囚最後の日」などは人類遺産的価値ある名著と思った。来年はどこまでこの名作の旅を続けられるであろうか。

蛇足:料理のミュシェランよろしく、「お勧め度」は下記のように★の数で表しています。

  ・先ず、「是非、お読み下さい」と強く推薦したい本 → ★★★
  ・次に、「お読みになってみては」とお勧めできる本 → ★★
  ・最後に、「お暇があればどうぞ」とお勧めする本  → ★

   仮に★三つ以上の本なら、心地よい後読感に浸れることうけあいます。

蛇足~家内に「何冊?」と尋ねたら、「私、94冊」との答え。恐れ入りやした。

 

 

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川村元気著「百花」

2019年12月29日 | 読書三昧
 
「あなたは誰?」
息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。現代に新たな光をなげかける、愛と記憶の物語。2017年10月~18年11月「文藝春秋」連載の労作。
 
年老いた母の記憶は次第に飛び飛びとなり、最愛のひとり息子すら誰なのか認識できなくなって行く。
 
他方、職場結婚した妻のおなかには、新しい命の芽生えが・・・。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)
 
 
 
 
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縁日

2019年12月25日 | アーバンライフ

風邪の症状が一向に好転しないので、昨日、近所の総合病院へ行った。

外来診察の始まる午前9時頃に行ったのだが、待合室は大勢の人で埋まり、まるで縁日のようであった。

つまり、この時期診察を必要とする人がとても多いのだと思った。
1時間ほど待って、看護師さんの丁寧なインタビューがあり、同時にインフルの検体を採る手順(鼻の奥に検体棒を差し込む)などもあり、さらに15分ほど待つと、担当医からの呼び込みがあった。

ご宣託は次の一言。
「A型インフルエンザです。薬を2種類出しますのでそれに従って下さい。」 とたったの30秒で済んだ。

いわゆる治療薬というのは、瓶上のカプセルに入った粉末状の薬である。

何かちょっとマンガチックであったが、それを吸引した後、解熱鎮痛剤を少なめに飲んで休んだら、今朝は、熱も平熱近くまで下がったので、さすがは医者の見立ては鋭いと感心しきりであった。

 

 

 

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朝井まかて著「グッドバイ」

2019年12月23日 | 読書三昧

ひどい風邪をひき丸2日間寝込んでしまった。
湯冷めが原因と思うが、歳とともに寒さがこたえ体力が落ちていたのが遠因と思った。

朝井さんの最新刊「グッドバイ」を感心しながら拝見した。朝日新聞連載、356頁の大作。

物語~長崎の油商・大浦屋の女あるじ、お希以(けい・26歳)は、黒船来航騒ぎで世情が揺れる中、無鉄砲にも異国との茶葉交易に乗り出した・・ ・。

そして、公儀の米国使節団が「咸臨丸」で大海に漕ぎ出したのを知り、「よかねぇ、私も行ってみたか。海のかなたに吹く風を、私も見たか」と異国への憧れをたぎらせていたのだ。

茶葉交易は順調であったが、しかし、別の落とし穴も待っていた。熊本藩士の甘言にのせられて煙草葉交易の保証人となったのが裏目に出て、家屋敷はおろか鍋かままで差し押さえられるという窮地に立ったこともあった。

一方、坂本龍馬率いる「亀山社中」への援助も行っていたから、「維新回天」は、日本に何もたらし、何にさよならしたのかという感慨もあったようだ。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)

 

 

 

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真央君の笑顔

2019年12月20日 | 音楽三昧

先にご紹介した天才ピアニスト、藤田真央君が「AERA」誌に登場した。

かれのスケールの大きな伸びやかな演奏は、とても魅力的だ。

同誌もその辺に着目して取材したようだが、兎に角、インタビュー中笑顔を絶やさない。

また、大きなコンペティションでも「あがる」ということがないのだそうだ。

来るべき2020年も、彼の快進撃は止まりそうにない。記事は、同誌から転載しました。 

 

 

 

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それは権力犯罪でもあったのだ

2019年12月19日 | ドラミング

昨日の判決で、伊藤詩織さんが勝訴した。

当然の結果だが、それにも増して被告の山口は、アメリカから帰国する際逮捕されることが決まっていて、捜査官が成田で待機していた正にその時に、当時の警視庁中村格刑事部長の指示で(逮捕が)執行停止になったという事実を見逃してはならない。

その中村刑事部長とは何者だったのか? 何故、逮捕は執行停止となったのか?

彼は、菅官房長官の秘書官を務めたアベに最も近い警察官僚だったことに加え、山口が逮捕されれば、出版の直前であった(山口が書いた)「総理」と言うアベよいしょ本が没となり、彼らの受ける打撃ははかり知れなかったからだという。

つまり、伊藤詩織さんの事件は、憎むべきレイプ犯罪であるばかりでなく、そこに現政権のからんだ権力犯罪でもあったのだ。

 

 

 

 

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空疎な首相会見

2019年12月18日 | ドラミング

 

報道ステーションのコメンテイター後藤謙治氏が、週刊ダイアモンド誌に連載中の「永田町ライヴ!」を愛読している。

今週発売の同誌では、臨時国会閉会後の9日に行われた首相会見は、使命感に乏しく内容のないお粗末なものだったとした上で、会見場はガラガラで、予定調和を絵にかいたような「セレモニー会見」だったと評している。

つまり、臨時国会で浮上した「桜を見る会」問題について何ら具体的な説明もないままスルーし、「改憲を成し遂げたい」とか、「解散に躊躇しない」とか、現在の政局からは的外れな言辞を弄する始末であったという。

これらは、翌日の新聞各紙の見出しにも表れ、そのスタンスの違いを印象付けたとコメントしている。

それにしても、日経、読売などが、国民の間では3%にも満たない関心しかない改憲問題をこうした形で見出しに掲げる気が知れない。イラストなどは、同誌から転載しました。

 

 

 

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マカロニ・トリグラタンを作ってみた

2019年12月17日 | アーバンライフ

 

以前ご紹介したことのあるコープ札幌の情報誌「Cho-co-tto」。毎号テーマを設けて、時々の食材の紹介を行っています。

今月のお題は、絵柄からご想像の通り「牛乳」です。

つまり、美味しい牛乳を生産している牧場主に密着取材したルポや、牛乳を使ったレシピなどが紹介されています。

そこで、同誌に掲載されている「マカロニと鶏肉を具にした牛乳をたっぷり使ったグラタン」を作ってみることにしました。

 ①トリモモ肉を一口大に切り、塩とコショウで下味をつける。
 ②マカロニを茹で、水切りしておく。
 ③厚鍋にバターを融かし、小麦粉を入れて練り上げ、そこに牛乳を徐々に加えて「ホワイトソース」を作る。
 ④玉ねぎを薄く刻み、サラダオイルでさっと炒め、①のトリ肉を加えて加熱する。
 ⑤④に③を加えざっと加熱したら耐熱皿に盛り、パン粉とチーズをかけてオーブンで15~20分焼けば出来上がり。

昨夜の夕食はこれが主菜となったのですが、なかなかよく出来ていてとても美味しかったです。

家内には、「やればできるじゃん」と褒められたので、次回もやらされることになりそうです。

 

 

 

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異文化体験

2019年12月16日 | ギャラリー

 

このサインポストは、カンボジアプノンペン空港に掲示されていたものである。

先の「アンコールワット遺跡群観光」の際目にしたものだが、そのエキゾチックなデザインに感心しつつカメラに収めた。

メッセージは、単に「カンボジアの空港は、2018年に1,000万人のお客様をお迎えしました」というものだったが、そのデザインは(小生の目には)とても斬新なものに映った。

このような、いわば異文化に接することができるのも、海外旅行の愉しみの一つである。

 

 

 

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