アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

新着ジュウタン~ムター「バッハ:ヴァイオリン協奏曲集・ 他」

2024年06月14日 | 音楽三昧

 

Amazon Music でバッハとグバイドゥリーナの協奏曲を聴いた。

本邦でもリリースされていたようだが、通常、ここまで手を伸ばすことはないから、AMならではのアルバムと言って良い。

バッハの2曲の協奏曲は、ムターの思い入れがあるのか、音の切れと言い旋律の歌わせ方と言い、すばらしい仕上がりとなっている。

ソフィア・グバイドゥーリナは、ソ連邦タタール自治共和国出身の現代音楽の作曲家だが、この曲を聴く限り違和感はない。


収録曲

 J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
 J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
 グバイドゥリーナ ヴァイオリン協奏曲 ≪今この時に≫

演奏

 トロンハイム・ソロイス(バッハ)
 ロンドン交響楽団 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)


録音 2008年1月 ユニバーサル ミュージック UCCG1404

 

 

 

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新着ジュウタン~アルバン・ベルク「ベート-ヴェン:弦楽四重奏曲集①」

2024年05月27日 | 音楽三昧

 

ベートーヴェンは、生涯を通して16曲の弦楽四重奏曲を書いた。
これらの弦楽四重奏曲こそ、彼の生き方を最も色濃く反映した作品とされる。

そこで、遅ればせながらこれに取り組んでみようと思った。

これは、アルバン・ベルク四重奏団が1989年に、ウィーン・コンツェルトハウスで行った演奏会のライヴ録音(前半部)である。

一応、収録順に聴いているが、まだその何たるかを知る至ってはいない。

収録曲 ベートーヴェン

  String Quartet No. 4 in C Minor, Op. 18 No. 4
  String Quartet No. 14 in C-Sharp Minor, Op. 131
  String Quartet No. 1 in F Major, Op. 18 No. 1
  String Quartet No. 10 in E-flat major, Op. 74 "Harp"
  String Quartet No. 3 in D Major, Op. 18 No. 3
  String Quartet No. 13 in B-Flat Major, Op. 130
  String Quartet No. 12 in E-Flat Major, Op. 127
  String Quartet No. 7 in F major, Op. 59, No. 1

演奏

 アルバン・ベルク四重奏団
 ギュンター・ピヒラー(ヴァイオリン)
 ゲルハルト・シュルツ(ヴァイオリン)
 トーマス・カクシュカ(ヴィオラ)
 ヴァレンティン・エルベン(チェロ)

録音 1989年6月 ウィーン、コンツェルトハウス Warner Classics

 

 

 

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音狂い爺さん来訪

2024年05月22日 | 音楽三昧

昨日午前中、生憎の雨の中を隣町の音狂い爺さんがおいでになった。

主たる目的は、彼が最近入手した真空管アンプを、拙宅のスピーカーに繋いで鳴らしてみたいということであった。

これは、彼が持参したアンプ(と同型機)だが、1950年代に英国で生産された電球型の出力管を持ち、出力はたったの2.5ワットx2。現代のトランジスタ方式に比べると、20~30分の1ほどしかない。

 

 

早速繋いでみると、やはりと言おうか「古き良き時代の音」がした。つまり、細かい音のデティールなどはないが、何かホッと安心できる人肌の温もりを感じさせる音がする。

音量も、静かに聴くには十分で、「いいじゃない。これで十分だよ」とお互いに納得した。

因みに、現在拙宅で使っているアンプは、昨年(本邦で)生産されたトランジスタ式で、これ以上は造りようがないという良質な特性を持っている。出力は、45ワットx2。

果たして、このアンプに戻すと、スピーカーが全身を使って大声を張り上げ始めた。

 

 

 

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新着ジュウタン~ジャン=ギアン・ケラス「ショパン:チェロ・ソナタ」

2024年05月18日 | 音楽三昧

 

ピアノの詩人と称されるショパンに、こんな素敵なチェロソナタあるとは思わなかった。

iPad上のこの曲のアイコンをタップすると、深く憂いに満ちた旋律が部屋中にあふれた。
相方のメルニコフのピアノも良い。二人の名手が醸し出す響きに、しばし陶然となった。

ラフマニノフのそれは、ロシアンティストに満ちたスケールの大きな曲。

収録曲

 ショパン チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
 ラフマニノフ チェロ・ソナタ ト短調 Op.19

演奏

 ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/1696年製ジョフレド・カッパ)
 アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/スタインウェイ)

録音 2020年9月 ベルリン、テルデックスタジオ Harmonia Mundi HMM902643

 

 

 

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懐かしのブーレーズ

2024年05月12日 | 音楽三昧

 

このレコードである。

ピエール・ブーレーズ指揮クリーブランドフィルによるストラヴィンスキーの「春の祭典」である。

1969年に録音され、その演奏の斬新さ、録音の良さから当時、絶賛を浴びたレコードである。

以前から欲しいと思いながら入手できずにいたが、先週、オークションに出ているのを知り購入したもの。

ということで、早速、録音してみた。(2.8Mhz DSD録音)

 

 

ただ、古いものなので雑音もひどく洗濯してみたが、盤面にキズとなっているものは取り除くことはできなかった。(例えば、次図中央部の3ヶ所)

 

 

これらのヒットノイズを(楽曲編集ソフトで)取り除き、ようやく期待したコンテンツの完成となった。

さらに、これを別のアプリでアルバムに編集し、ライブラリーに登録した。

そして待望の試聴ということになったが、ここでかって親しんだ懐かしのブーレーズに再会することができた。

 

 

 

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新着ジュウタン~ネマニャ・ラドゥロヴィチ「ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲・他」

2024年05月09日 | 音楽三昧

 

めずらしい演奏家によるすばらしい演奏を聴いた。

ネマニャ・ラドゥロヴィチは、セルビア出身のヴァイオリニスト(39歳)。7歳でヴァイオリンを始め、14歳で渡仏。パリ国立高等音楽院に学ぶ。

2003年ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクールに優勝。2006年には、チョン・ミョンフン指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェン協奏曲をプレイエル・サル(パリ)で演奏したという。

特に、弦楽合奏版の「クロイツェル」は、独特の雰囲気があり感心しながら聴いた。

収録曲 ベートーヴェン

 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
 ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(弦楽合奏版)

演奏

 ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
 ドゥーブル・サンス

録音 2022年12月 ベオグラード・Kolarac Concert Hall Warner Classics 5419774339 

 

 

 

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洗濯ジャブジャブ

2024年05月08日 | 音楽三昧

 

LPレコードについてである。

以前、と言っても遥か50年ほど前、購入した懐かしいレコードがみつかった。

それではと音を出してみると、あちこちからシ~パチと雑音が出て聴くに耐えない。

というので、早速、洗剤とハケを使ってジャブジャブ洗濯をした。

結果、あら不思議。
シーパチノイズは影を潜め、華麗な音楽を聴くことができた。

 

 

 

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音狂い爺さん会

2024年05月05日 | 音楽三昧

昨日午後、隣町の音狂い爺さんのもとに4人のマニアが集まり、久しぶりのオーディオ談義に花を咲かせた。

会場は、ビジネスホテルの1階にある元レストランで、現在は、持ち主がオーデイオルームとして使用している100㎡ほどの大きな部屋である。

そこには、世界中から集められた蓄音機やオーデイオ装置が所せましと置かれているのだが、今回お披露目されたのは、1930年代に英国で製造された大型コンソールを持つ「電気蓄音機」であった。

 

 

この装置は、スピーカー部(手前)とアンプ部(奥)とから成り、これに(スピーカ部の上部に設置された)レコードプレーヤーを接続して音を出す。

 

 

これがアンプ部だが、大きな真空管を使用した本格的な構成になっている。

音は、中域のしっかりした穏やかな古き良き時代のもので、おおいに共感した。

また、このような(100年近くも前に生産された)古い機械をよく生かしているなと感心しきりであった。

しかも、これを所有していた九州大分在住の好事家が、自ら車に積んで(はるばる北海道まで)届けてくれた由にて、その熱心さにも驚いた。

ということで、現在のオーディオ趣味も、このような先人の努力の上に成り立っていることを実感させられた次第である。

 

 

 

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My Favorite Analog~カラヤン「ベートーヴェン:交響曲全集」

2024年05月03日 | 音楽三昧

 

久しぶりにアナログレコードでベートーヴェンの交響曲を聴いた。
先の拙稿が昨年の12月25日とあるから、概ね5ヶ月ぶりということになる。

一聴して、アナログらしい柔らかな音が部屋に満ち、何かホッとした感じを受けた。

カラヤン・ベルリンフィルの演奏だから、どちらかと言えば鋭角的な音のはずだが、日頃、デジタル音楽ばかり聴いているせいか、これを聴いてもマイルドな感じを受けるから不思議である。

ということで、現行の(初心者用)アナログシステムも捨てたものではないなと思った。

 

 

収録曲 

 ベートーヴェン 交響曲第1~9番 8枚組

演奏

 ベルリンフィルハーモニ管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音 1961-2年 1977年リリースのボックスセット

 

 

 

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新着ジュウタン~カティア・ブニアティシビリ「ラフマニノフ・ショパン  ピアノ協奏曲」

2024年04月26日 | 音楽三昧

 

ソニーのお買い得盤として、すでにリリースされていたコンテンツから名曲2曲をカップリングした1枚。

共演は、パーヴォ・ヤルヴィ指揮のチェコ・フィルとパリ管。

彼女のはっきりしたタッチとそれぞれ老舗オーケストラの特長がよく出た演奏を楽しんだ。

収録曲

 ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
 ショパン ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21

演奏

 カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(ラフマニノフ)
 パリ管弦楽団(ショパン)
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

録音 2016年11月(プラハ)2011年(パリ)ソニー SICC40072

 

 

 

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