モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

小5息子との夏休み2(お手伝い編)

2014年09月10日 | 子育て記録

小5息子との夏休み2です。


夏休みに入ってすぐ、息子が
「夏休みのお手伝い、夕食後の洗い物をするね」と宣言しましたが、
宣言したその日だけ、夕食後洗い物をしてくれました。
が、ずーっと忘れていました。私も忘れてました

そして、夏休みも終わりに近づいたころ、朝ごはんを考える宿題を一緒にやりました。
と言っても、朝一緒に作るのは大変なので、夕食時に作りました。

野菜を切ったり、1品だけ作るのはできても、
1食分を段取りよく作るというのは、やったことがなかったので、
どういう順番で作ると速くできるか、途中で片づけをしながらやるといいとか、
そんな話をしながら、今回は一緒に作りました。

高学年になり、平日は時間がないので、
大がかりなものは、なかなかやってもらえませんが、
最近やってくれるお手伝いは…
 毎日の洗濯をたたむ
 食事を運ぶ
 食器を片づける
 水着や体操服を洗う(洗濯機ですが)
 週末靴を洗う
 お風呂掃除をしてお湯を入れる(ごくまれに)
 思いついたときにおかずを作る(ごくまれに)

自分が一人暮らしをしたときに、「生活力」がないことに気づき、
全部やってもらっていたなぁーと。
子どもには、男の子でも女の子でも小さい頃から教えたいと思っていました。

義母(夫の母)は、「男の子でも必要」と思って育てたそうで、
夫は、家事でも私ができなければやってくれるし、
自然に手伝ってくれるので、とても助かります。
息子も一人立ちするころには、自分でできるようになってほしいなと思います。
たぶん、夫がするところを見ているので、
息子も、男でも女でも、その時できる人がすると思っていると思います。


この間、童話館ぶっくくらぶの通信で、スモールさんはおとうさんの本のことが、
しばらく話題になっていました。

会員さんは、読まれたと思いますが、
「女性は家庭で」という「古きよき時代の理想の家族」を押し付けているのでは?
「小さい頃から、こういう価値観を押し付けるのはどうか?」
というような会員さんの意見があり、
そのことについて他の意見も掲載されていました。

女性が社会進出しにくいというのは、現実の問題ではあるのだけど。
(私も、男性社会で仕事をしていたから、わかりますよ。)
この本のスモール家が、わが家と似ているので、
今まで深く考えたことがなかったのですが…


わが家で話し合った結果は、
「お互いができるときにやって、お互い助け合っている絵本なのでは?」
というところで落ち着きました。


息子と話したところ、「この本を読んだからと言って、
女の人が家の仕事をしなければならないとは思わない。
男の人も家の仕事を手伝えばいいと思う。」と言ってました。


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
モンテッソーリ女史は、働くシングルマザーでした。

女性も、社会で自由に働くべきだと主張しつつも、
家事の重要性も評価しており、男性も女性も家事能力を身につけ自立した生活
をすることが大切だと考えていたそうです。
また、労働する母親を子育ての面からバックアップしようとしていたそうです。

今すぐ社会は変わらないかもしれないけど、
家庭で実践して、実際に子どもに見せていくことを続けていれば、
将来変わっていくのではないでしょうか。
その中で、男性も女性も、助け合うっていう気持ちは必要なのではないかな…。

社会のここが悪い、あそこが悪いと言っていないで、
「今」を生きる子どもを見なさいと
相良先生が、全国大会でおっしゃっていました。

モンテッソーリ教育の「お仕事」は、日常生活に関するものがたくさんあります。
男女関係なく子どもたちは楽しそうにしています。
子どもたちに、男女の役割を伝えているのは、周りにいる大人たちなのですよね。

写真を写し取るように自分に取り込んでいく子どもたちを取り囲む環境。
価値観さえも写し取っていく…

整えなければいけない環境は、
物だけではなく、人も、ですね。

ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
モンテッソーリに関する書籍

モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案内


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小5息子との夏休み1(遊び編) | トップ | 第47回モンテッソーリ全国大... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
家族の一員として (ともか)
2014-09-10 12:40:31
初めまして、いつも楽しく拝見させていただいております。
1歳の頃から子供の家に通う5歳の娘を子育て中です。

私と童話館でのスモールさんのお話しを読み、家族で色々話しました。
我が家は、読みながら「うちのお父さんはこんなことしてくれるよね。お母さんが休んでる時もあるよね。みんなでやることもあるよね。」と話に発展するぐらいで、あんなにも色々な考えがあるのかと考えさせられました。

性別、年齢関係なく、今の自分にできることをやる。
一年前ぐらいから我が家もやっとそんな風に考え行動できるようになり、忙しくてもとても落ち着いた空気が流れる家庭になってきたなと感じるようになりました。

娘も家族の一員として大活躍です^_^

これからもブログを楽しみにしております。
返信する
ともかさん はじめまして (yu.no)
2014-09-11 09:45:20
ともかさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

ともかさんも、童話館会員さんなのですね。
いろんな考えの方がいらっしゃるのですよね。
私も、考えさせられました。

>性別、年齢関係なく、今の自分にできることをやる
本当にその通りですね。
娘さんも家族の一員として大活躍されているとのこと。
これからの成長も楽しみですね♪

つたないブログですが、これからも、どうぞよろしくお願いします(*^-^*)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。