モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

生き物に親しむ

2014年06月13日 | 子育て記録

生き物たちが元気な季節がやってきました。

暖かくなったので、
わが家の水槽のどじょう、ざりがに、さわがにも、元気に動き回っています。

生き物が苦手だったアイアイのお子さんたちもいらっしゃいますが、
最初は、見ただけで、「うえー」と言っていたのお子さんたちが、
他のお子さんがえさをあげているのを見て、やりたがるようになりました。

絵本でトマトが枝になっている絵を見て、「ヘン」と言っていたお子さんは、
おうちのベランダでトマトを育て始めたら、アゲハやカマキリなどが来るようになり、
お子さんが観察するようになったそうです。


はじめてカニを見た1歳のお子さん、
大喜びで手を突っ込み、手をはさまれてビックリ!!
その後も、怖がらず、ザリガニも、触って大興奮!!
お母さんも、「この子がこんなに喜ぶのを初めて見た」とびっくり。


身近なところから、生き物に親しめるといいですね。


生き物大好きな息子のおかげで、
子どもたちも喜んでくれて、うれしいです。


昨日、近くの小さな用水で、わが家の息子(小5)が捕獲。
↓ハゼ?(たぶん川から流されてしまったのでしょう)


↓人差し指の先ほどの子どものザリガニ3匹。

ほしいお子さんにもらってもらおうかなと思ってます。

↓うちの魚捕り網。

破れてしまい、買わないといけないねと言っていたら、
「直せるから買わなくていい」と、息子が1、2年のころ補修。
何年も、大事に使ってます

ぬいさしのお仕事、役に立ってますよ。

ご興味がある方は、こちらをご覧ください。
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息子(小5)の愛読書『はだしのゲン』

2014年05月31日 | 子育て記録

以前、広島旅行の記事を書きましたが、
あれから、息子が毎日のように読んでいる本は、はだしのゲン コミック 全3巻完結セット (中公愛蔵版)です。暇さえあれば、繰り返し読んでいます。

折り紙ブームは、一段落したようです。
切り紙クラブも4年生で終わり、
今年はパズルクラブでオリジナルパズルを作成するそうです。

さて、この『はだしのゲン』
タイトルは知っていても、読んだことのない人もいるのではないでしょうか。
実は、私も夫も、そうでした。

自分たちが読んでいないので、5年生の子にどうなんだろうとは思いましたが、
息子の小学校で人気でいつも本棚になくて読みたいというので、購入したのです。
家族で一気に読みました。
私は、涙なしでは読めませんでした。

はだしのゲン コミック 全3巻完結セット (中公愛蔵版)
の3巻のあとがきで、呉 智英さんは、こう書かれています。

「この作品は不条理な運命にあらがう民衆の記録なのだ。
 稚拙な政治的言葉しか持ちえなくても、
 それでも巨大な災厄に立ち向かおうとする人々の軌跡なのだ」と。

反戦反核を訴えた良いマンガか、悪いマンガか?

「この不幸な読まれ方以外に『はだしのゲン』の読み方はないのか。
 もちろん、ある。
 素直に読むことだ。そして、素直に感動することだ。
 とってつけたような政治の言葉でそれを説明しないことだ。
 その時、作中人物に稚拙な政治的言葉しか語らせられない
 中沢啓次のもどかしさも感じられるだろう。
 歴史的災厄を体験した人の悲しみは、そんなにも深い。
 その深みを埋めるために、人間は作品を作る。
 中沢啓次もまた『はだしのゲン』を描いたのである。」


少し前に、閲覧制限の問題もありましたね。
私は、実際に読んでみて、教育的に問題だとは思いませんでした。
むしろ、読んだほうがいいと思いました。
ただ、年齢は考慮した方がいいと思います。
当然ですが、事実に基づくからと幼いお子さんに与える本ではないです。

今は、戦争を直接体験された方から話を聞く機会も減っています。
息子は、普段は、学習漫画を読んだりはしますが、活字の本を選んでいるし、
「自分で想像できるからマンガより普通の本が好き」と言っています。
でも、マンガだからこそ、知らない時代をリアルに感じることができるのかもしれません。

戦争って、なんてひどいんだ、ばかげているんだと知る。
そうした人間の負の部分を知る。
でも、過去の人が、どれほど伝えようとしていても、
今、生きている人が、伝えようとしなければ、知ろうとしなければ忘れられてしまう。
負の部分から目をそらしてはいけない。

息子は、そんなことを受け入れられる年齢になってきたようです。


ゲンは、作者の中沢啓次さんがモデルです。
6歳で被爆し、原爆で父、姉、弟を亡くし、原爆症で母、妹も亡くしています。
はだしのゲン わたしの遺書に、体験を書かれています。
マンガにしたとき、「気持ち悪い」「情操によくない」とも言われたそうですが、
原爆の残酷さを目にすることで、
「こんなことは決して許してはならない」と思ってほしいとの思いだったそうです。
でも、次の世代の子どもたちには、人間のよい部分をバトンタッチしてやりたいと
優しさ、思いやり、家族愛も意識してかいたそうです。
息子は、この部分に魅かれて何度も読んでいるのではないかと思いました。
息子に何が好きか聞いてみたら、「ゲンが好き」なんだそうです。
強くて、優しくて、正義感あふれるゲン。
一人っ子の息子にとっては、ある意味、お兄さんとしてのお手本になっているのかも。


アニメにもなっていますが、アニメ化したきっかけは、
『はだしのゲン』を読んでいるはずの中学生の娘さんが
戦闘アニメを見て興奮していたからだそうです。
核ミサイルが発射されるシーンで「やった!」などとさけんでいたのを見て、
伝えたかった原爆や戦争の実態が何も伝わっていないのかと落胆し、同時に、
アニメというものの、子どもの心をつかむ威力に驚いたそうです。

そして、『はだしのゲン』は、たくさんの言語に訳されて、世界中で読まれています。
英語版が完成したとき、中沢さんは、「核なき世界」を目指すと演説したオバマ大統領に
期待を込めて贈ったそうですが、残念ながら、オバマ大統領には届いていないそうです。
いつか届いてほしいと思います。


今、このブログを読んでくださっている方は、
小さいお子さんをお持ちの方が多いと思います。
今は、負の部分を与える必要はないです。
来たるべきときが来たときでよいのです。


小さい頃は、自然、美しい物、楽しいこと、人の思いやり、親切さ、暖かさ…
よいものにたくさん出会わせてあげてほしいと思います。
それが、その子の心の糧となっていくのではないかと思います。

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広島の旅(小4息子、戦争と平和を考える)

2014年04月25日 | 子育て記録

春休みのことですが、家族3人で広島へ車で旅行に行ってきました。
ここ数年は、息子が行きたいと言う場所へ行くことにしています。

琵琶湖、福井、京都、鳴門海峡、淡路島…なんとなく西に向かっていたのですが、
今年は、広島に行きたいと言いました。
「原爆ドームを見たい」と。

4年生の終わりごろ、授業で日本県名かるたを作り、
取り札の絵を描いていたのもきっかけだったかもしれませんが、
「写真で見ても、裏側がわからない。
 原爆が落ちたらどうなるのか、自分の目で見ないとだめだ」というのです。

そして、平和記念資料館の被爆人形を撤去されるかもしれないという話をしたら、
「ぜったい、見ておかないとだめだ」と。
「被爆人形」を広島平和記念資料館から撤去すべきか?

まだ、10歳になったばかりの息子には、衝撃が大きいのではないかと思ったのですが、
どうしても行きたいというので、行くことにしたのです。

最初は、大和ミュージアムへ。
10分の1の戦艦大和の模型を見て、スケッチする息子。

特攻兵器「回天」十型(試作型)をスケッチし、
録音された遺言を聞き、「泣けてきた」「ひどい」と怒る。

零式艦上戦闘機六二型(0戦)をスケッチし…

0線の特攻隊や潜水艦にも爆弾をつけて突っ込んだと説明を読み、
「ばかじゃないか」とまた怒り…。
大和の乗組員の方の証言ビデオを見て、また怒り…。

↓隣のてつのくじら館へ足を運び…

職員の方に説明してもらい、ヘリコプターをまたスケッチ…


そして、原爆ドームへ。


平和記念公園の、原爆の子の像の前で、折った千羽鶴をささげ、

平和の鐘をつき、慰霊碑前で平和を祈りました。


↓次の日は、フェリーに乗って、もうひとつの目的、厳島神社へ。

天気は曇りだったけど、満潮時の大鳥居は美しかったです。
そして、また神殿をスケッチ。


息子は、宮島の野生の鹿にびびりつつ、宮島ロープウェイに乗り、世界遺産 弥山の頂上まで登ってきました。
息子は元気いっぱいでしたが、私は息切れ…でも、とてもいい景色でした!


↓帰ってくると、雨が降り出しましたが、ちょうど干潮で、大鳥居まで歩いて見てきました。


最終日。平和記念資料館へ。
↓原爆投下前の広島。

↓原爆投下直後の広島。

↓核爆弾の地球儀。北半球に多いことが分かります。

被爆人形を見つめる息子。
さすがにここでは、スケッチもメモもしていませんでしたが、
一人で黙々と展示物を見たり、読んだりしていました。
私自身、どれを見ても想像してしまい、つらかったのですが、息子は意外としっかりしてました。
どこまで理解できたのかわかりませんが、その年齢に応じて理解していけばいいのかもしれません。

「核兵器禁止条約」の交渉開始等を求める署名に署名をし、
ショップで、〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻をみつけて、
「学校の図書室で1巻は読んだけど、いつも人気で本棚にないから読みたい」というので、
中央公論新社の愛蔵版と、はだしのゲン わたしの遺書を購入しました。
これについては、長くなりそうなので、また後日にします。

↓元安川の桜が満開でした。


帰りに、姫路城に寄ってみましたら…まさかの工事中
ほとんど見れませんでしたが、どちらにしてもぎりぎりの時間に行ったので、
「来年リベンジしようね」と言い、姫路城をあとに…

・・・

…いえ、すんなり帰れず。
駐車場の手前で押し花にするための桜集めに夢中になる息子。

広島でおいしいものも食べましたよ。広島焼き、焼き牡蠣、アナゴ丼…
でも…怒りと悲しみを感じる旅でした。
今までに、戦争や核兵器などのことを絵本などで知っていた息子にとっても、
さらに考える旅になったと思います。

もうひとつ感じたことは、広島は、外国人の観光客が多いということです。
ドームや記念館だけでなく、厳島神社や弥山も多かったです。
ホテルもロープウェイも、私たちの周りが外国人ばかり。
多くの外国の方からも、広島が注目されているということかなと感じました。


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フェアトレードチョコから「苦い真実」を知る(小4息子)

2014年02月15日 | 子育て記録

昨日は、バレンタインでしたが、
息子は、チョコを、誰かからもらってくることはまだないので、
私からのチョコを喜んで食べてくれます。

バレンタインではなくても、フェアトレードのチョコを買うこともあるのですが、
少し前の新聞記事に、ちょうどフェアトレードチョコのことが載っていたので、
息子と一緒に読みました。


「児童労働」の問題、
「賃金をもらっていない子どもが大半。人身売買の例もある」というところでは、
「うそー!マジで?今でも!?」とショックを受けた様子でした。

今、いろんな物が簡単に安く手に入るけれど、
作る人のことにも思いを馳せたいと思うし、息子にも知っていてほしいと思います。

チョコレートと児童労働
第3世界ショップ フェアトレードチョコのお話


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しいたけ栽培キット&折り紙新作(小4息子)

2014年01月07日 | 子育て記録

あけましておめでとうございます

今日から息子は、学校が始まりました。
あと、3か月で5年生なんだなぁと…しみじみ。

振り返ってみると、息子が年長のときに始めたブログ。
もう、4年が経ちました。
自分でもこんなに続くなんて…と驚いています。

先日、「ブログ続けてください」とコメントいただいて、うれしく思います(感涙
素人だった私のブログを読んでくださって、応援してくださって、
ありがとうございます

最初は、モンテッソーリを伝えたい!という思いで始めましたが、
だんだん、ブログでどこまで伝えられるのか…とも思い、
私がこんなことを発信していていいのだろうかとも思いました。
ブログでは、断片的にしかお伝えすることができないと思っています。

読んでもできないわ…と思われている方もいらっしゃるのではないかとも思います。
モンテッソーリの良さを伝えるつもりが、誤解を招くこともあるのではないかとも…。

それでも、このブログをきっかけにモンテッソーリを知る方が、
モンテッソーリ園や子どもの家を訪ねてくださったり、
おうちでやってみようと思ってくださったり、
自分で教室を開いてみようと思ってくださったり、
そして、将来、日本でもモンテッソーリ小学校ができたらいいな…
と思って、続けています。
どうぞ、今年もよろしくお願いします

さて。
だんだん息子も大きくなってきたので、
息子ネタがいつまで更新できるか分かりませんが、
今日も、息子ネタで行きます

↓しいたけ栽培キット。いっぱい生えてきました。

お正月に、義弟夫婦が息子にプレゼントしてくれました。
義妹(といっても年上なのですが)は、息子の好みをよーく理解してくれていて、
いつも、好きそうなものをプレゼントしてくれます。
今回も、大ヒット
こちらです→シイタケ栽培キット 【もりのしいたけ農園】
しいたけ以外にも、あるようです。
まだ、収穫はしていないのですが、楽しみです
2014.1.16追記:1回目20~30個くらい収穫できました。干しシイタケにもできます。

↓そして、折り紙新作。
あやめ、きしょうぶ、水仙。

つばき、かえる(青いけど)、バラ。

折り紙夢WORLD 花と動物編に載っています。
作者は「折り紙博士」として知られる数学の先生。
難しいとされる「川崎ローズ」を一人で折りました


折り紙は、こんなところでも使われています。
「“折り紙”をヒントに、世界初の「宇宙ヨット」を開発」
で検索してみてください。

今、かなり折り紙に、はまっている息子ですが、
将来、何かの役に立つかしら…

 

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