しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 Ⅱテモテ2章 <みことばをまっすぐに>

2017-04-29 | 2テモテ

朝の大阪駅「あなたは熟練した者、すなわち、真理のみことばをまっすぐに解き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、務め励みなさい。」(Ⅱテモテ2:15新改訳)

「みことばをまっすぐに解き明かす」反対は曲がって解き明かすことだが、その意味するところは何か。答えは次の説明にあろう。▼「というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。」(Ⅱテモテ4:3,4同)▼昔、多くのイスラエル王は自分のまわりにお抱え預言者を置き、都合の良いことを神の名において語らせ、偽りの安心や勇気を得て戦いに出かけた。それと同じことが今の教会でも起きている、と使徒は言う。神のみことばは、王であろうと教会のだれであろうと容赦しない。両刃の剣よりも鋭く、聞く者の人格を刺し通し、聖俗を判別し切り裂く。それを語るのが「真っ直ぐな働き人」である。▼「イスラエルの王はヨシャパテに答えた。『いや、ほかにもうひとり、私たちが主のみこころを求めることのできる者がいます。しかし、私は彼を憎んでいます。彼は私について良いことは預言せず、悪いことばかりを預言するからです。それは、イムラの子ミカヤです。』すると、ヨシャパテは言った。『王よ。そういうふうには言わないでください。』」(Ⅰ列王記22:8同)