「イエス・キリストの黙示。神はすぐに起こるべきことをしもべたちに示すため、これをキリストに与えられた。そしてキリストは、御使いを遣わして、これをしもべヨハネに告げられた。」(黙示録1:1新改訳)
なぜ神は黙示録を神→キリスト→御使い→ヨハネ→私たちと順序立ててお与えになったのであろうか。おそらくそれは次の理由からである。▼もし神ご自身が、直接私たちに現れて啓示されたなら、その栄光の輝きに耐えられず、私たちは死んでしまったであろう。キリストから与えられても同じである。聖徒ヨハネでさえ、「私は死んだ者のように、その(キリスト)の足もとに倒れ込んだ」(17)とあるのだから。▼そこで主は黙示録を御使いに与え、御使いがヨハネに与え、ヨハネはそれを文書にして後世の教会に残したのだ。本書の内容はそれほど恐るべきものなのである。これが文書として与えられているのは、以上の理由から、神の憐れみ以外のなにものでもないことがわかる。私たちは居ずまいを正し、敬虔と真実の態度で本書を受けなければならない。