しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 詩篇97篇 <ろうのように>

2017-04-18 | 詩篇

つばきの花「山々は主の御前に、ろうのように溶けた。全地の主の御前に。」(詩篇97:5新改訳)

「ろうのように溶けた」、これも旧約聖書中にたびたび出て来ることばで、神の峻烈な怒りと審判を象徴する。たとえば預言者ナホムは次のように記している。「山々は主の前に揺れ動き、丘々は溶け去る。・・・だれがその憤りの前に立ちえよう。だれがその燃える怒りに耐えられよう。」(ナホム書1:5,6同)▼イエス・キリストが王の王、主の主として再臨されるとき、世界は文字通りこの預言どおりになるであろう。いま平然とかまえている人々も、その日には恐怖に震えおののくであろう。だが感謝なことに、そこから逃れる道がひとつだけある。この怒りの火を十字架で受けつくされた救い主を、今のうちに信じることだ。「私は、水のように注ぎ出され、私の骨々はみな、はずれました。私の心は、ろうのようになり、私の内で溶けました。」(詩篇22:14同)▼主イエスは御父の激しい怒りを十字架で飲み干し、救いの道を開いてくださった。その深い御愛を思い、感謝して救いを頂こう。「いずれの日、栄えもて地に現われたもうぞ、知るを得ず、知るはただ『備えよ』とのみことば」(インマヌエル讃美歌525)