餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

モリカズがいるぞ?

2024-05-01 11:39:46 | アート・文化

3/10分です。
「没後50年 福田平八郎」を見て来ました。
平ちゃん好き。初めて出会ったときは小学生の絵かと思っていましたが、初期の絵の緻密なのに驚き、「漣」にはやられました。今回は意外と出てこない漣推し。これは嬉しい。京都に多くあるかと思ったら大分の絵がたくさん来ていました。大分にあったのか。写生狂と自分で言っています。どこに行くにもスケッチブックを持ち歩いていたそうで。絵を描くのが好きで次々色んな技巧を取り入れていったのですが、卒業制作で悩みます。自然を見つめていても先輩方の技巧が浮かび自然を直視せずに描いていたと。先生に相談したところ技巧を取り除く必要があると。自然に直面して、土田麦僊のように主観的に進むか、榊原紫峰のように客観的に進むか。君は自然を客観的にみつめていくほうが良くないかと。先生えらい。榊原紫峰も好き。結果として写実を基本とした装飾画になっていきます。中に上村松篁がいたりどう見てもクマガイモリカズがいたり、こんな絵も描いていたのか。緑が多い「水」はもうデザイン画です。これマリメッコのテキスタイルですと言っても大丈夫そう。今回「金魚」のスケッチがありました。前期に来て良かった。これピンポンパールに見えるんだけど、当時いたっけ?(大正10年です)。楽しい。
一色さゆり「ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵」読了。
仕事を失い落ち込む優彩のもとに見知らぬ旅行会社から「アート旅」のモニター参加の招待状が届く。行先は瀬戸内海の直島。これはもう行くしかないですね。アートを見つめている時人は自分に帰ることができるようです。頼れるガイド桐子が全国各地の美術館へといざないます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿