夜中になったけど水無月を食べました。これで1年水にあたらないぞ。
「菱田春草と画壇の挑戦者たち」を見て来ました。
菱田春草の有名な絵って伸びやかで明るい気がしていました。しかしあの絵にたどり着くまでの道のりがすごい。そして評価を受け始めた時すでにぼろぼろで亡くなってしまいます。もったいない。朦朧体がどうしてあそこまで非難を受けないといけないのかが今の感覚ではわかりません。晩年の波の描き方が福田平八郎みたいでほのぼのしてしまいます。福田平八郎も非難を受けたけど、日本画って保守的な世界なのね。だんだん琳派っぽくなっているのがわかります。大観と春草の絵が似ている。もっと早く亡くなったけど西郷孤月さんの絵もすごい。この人たちがいたから日本画は多彩になったのね。ありがたいことです。
「日本画×ニッポン画 山本太郎の世界展」に行って来ました。そして山本太郎さんのトークショーを聞いてきました。
山本太郎さんの絵好きです。琳派だしポップだし。最新のテーマはウォーホールだそうで。神坂雪佳の龍がスクエアになって色んな色バージョンになっていました。今は大学の先生もされているそうで。この展覧会は絵を売っているので無料で見られます。山本太郎さんの他早々たる日本画家の作品も。画廊の人が「この横山大観本物ですか」とよく聞かれるそうです。横山大観の富士の隣に山本太郎さんの富士が。ははは。山本太郎さんの絵も安くはないのですが他の画家の人の値段と比べたらリーズナブルに見えて来る不思議。橋本関雪だ、竹内栖鳳だ、榊原紫峰だーっ。好みが揃っています。そして何と言っても上村松篁さんの「金魚」ううう、こんなところに。275万円!何十年ローンですか。買えませんけど。山本太郎さんの絵で鳥獣戯画のウサギが大波の前でワニのサーフボードを抱えている絵や自撮り棒を持って龍の背中に乗っている絵が可愛かったです。絵って買えるものなのね。目の保養のみでした。
映画「ルックバック」を見て来ました。
うーん、これは絶対暗い。暗い気持ちになるそれはわかるけど、京本の絵が見たい。で、見ることに。漫画の才能って難しい。絵の才能と話の才能が別物だから。漫画が上手いと慢心していた藤野は学校に来ていない京本の絵を見て落ち込みます。でも京本は藤野の漫画のファンで。藤野は話を作るのが秀でているのね。ぶっ飛んでいます。悲しいけど漫画を描いている二人が楽しそうで良かった。
「動物園めぐり」と鬱沢色素「宮廷を追放された小さな魔導具屋さん -のんびりお店を開くので、規格外の力と今さら言われてももう遅い-」読了。
「動物園-」日本全国の動物園の特徴というよりそれぞれの動物園のアイドルを紹介した感じです。日本全国を7つの地域に分け、動物園ごとの人気動物の名前性格アピールポイントが紹介されています。動物の種類よりも名前が先に来るって。写真も可愛い。宣材写真ですか?もうアイドル名鑑、この子に会うために動物園に行くって感じです。天王寺動物園のマサヒロ君までいる。静岡市立日本平動物園のホーマー君が可愛い。とろけるような笑顔です。静岡はなかなか行けんぞ。困った。
「宮廷を-」魔法を使えるということで宮廷に連れて来られた幼女ヒナは魔力が上がらず宮廷を追放。森の中に捨てられたヒナは瀕死の隣国の剣士を見つける。ヒナは魔導具作成スキルを持っていたので回復のペンダントを作って助けます。騎士は国に帰り姉の魔導具ショップにヒナを連れて来ます。みんながヒナにメロメロで優しい。でも元の宮廷魔導士が何やらしそうな雰囲気です。
映画「銀魂 オンシアター2D -国傾城篇-」を見て来ました。
国を傾けると言われるほどの花魁と武士の恋を描いたラブロマンス(?)でありながら、本当に国が傾く展開になっております。ギャグな展開なのに確かに大筋はそうなのよね。将軍がお忍びで来るのに軽装でおいでくださいとあったのでパンツ一丁で来るような展開です。無茶苦茶やわな。あちこち無茶なのに来る人はちゃんと来るのよね。今回は出てこないなと思っていたらちゃんと出ているし。実写版で知った口なので俳優さんの顔で思い出したり。どれだけ堤さんの顔が浮かんだか。女子の言葉を吸収するスキルが早すぎます。そんな言葉を使うんじゃありませんとお母さんの気持ちになったり。ふり幅の大きい話でした。