餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

応用範囲が広すぎる

2023-02-28 00:50:25 | 本と雑誌

大石大「シャガクに訊け!」読了。
大学二年生の松岡えみるは単位取得の条件として社会学部一人気のない上庭ゼミに入り、学生相談室の助手をすることに。この上庭先生がコミュ障で根暗でダメダメ人間。でも相談に対して社会心理学の知識で悩みの本質を読み解きます。解決しているわけではないのですが、相談をした学生はすっきりして帰って行きます。
もう漫画みたいな展開で楽しいです。えみるが最初こそおとなしくしていたものの上庭のダメっぷりに容赦なく突っ込みます。しまいにはあそこに相談に行くと漫才が始まって気が楽になると評判に。人に親身になれるがつっぱしるえみると、起きていることはわかるがまともに話ができない上庭といい凸凹コンビです。


梅は咲いたか桜は?

2023-02-28 00:49:32 | 本と雑誌

2/26分です。
一色さゆり「コンサバター 失われた安土桃山の秘宝」読了。
大英博物館をやめた修復士スギモト・ケントはフリーで修復士の仕事を請け負っています。骨董商だった父は怪しい仕事を請け負っていたいわくがあってケントは毛嫌いしています。前回その佳二郎がケントの事務所に来た不穏なところで終っていました。今回ケントは佳二郎を追い返すところから始まりますが、それが桃山時代の屏風を修復する仕事。まわりまわって結局その仕事を受けることに。ただしその修復はコンペ形式。失われた画面の再現に挑みます。一緒に大英博物館をやめて助手になった晴香は和紙商の家系。需要を作らないと技術が失われることの危機を実感します。コンペのライバルチームに晴香の大学の恩師の野上が。野上は日本に戻って活躍しないかと誘われます。仕事を頼む癖の強い人達とか出てきてハラハラです。永徳の「四季花鳥図」いいですね。


光陰矢の如しってか

2023-02-28 00:48:40 | 本と雑誌

2/25分です。
法事に参加。久々に親戚に会って来ました。知らない子がわらわら。いつの間にか生まれているよ。4年帰っていなかったのか。可愛いわんこにも会えたし。そこの犬が亡くなっていたのが寂しい。これだけ帰っていなかったら変わっているわな。
nancy「つくる みせる たべる 弁当美術館」読了。
弁当を作るのめんどくさい、そう考えた主婦が閃きます。もっと厄介なことをすればいいんだ。お弁当アートの始まりです。
お弁当でアートを表現しているのですが、とにかく解釈が面白い。リアルなだけじゃないんです。ミレーの落穂拾いにぎっくり注意!とか。ムンクの叫びに焼き鮭がのっていて「ムンクのシャケび」とか。しかも味も美味しいらしい。最高です。いつも慣れているはずのオットさんが楕円形のお弁当箱いっぱいの能面弁当を開けた時は蓋を持ったまま立ち上がったとか。ポテトサラダで立体的に作ったそうです。これは怖い。


上描き上描き上描き

2023-02-28 00:47:48 | アート・文化

2/24分です。
「第69回 日本伝統工芸展」と「没後50年 ピカソ 青の時代を超えて」を見て来ました。
「工芸-」見ていたらひたすらふぉーっです。これが似合うような部屋ってどんなんだろうって。品のある暮らしが必要です。
「ピカソ-」今回のは青の時代とかその前のピカソが揃っています。おおっ、と見て行ったらバラの時代少なっ。すぐキュビズムです。まあ青の時代がメインなのでいいのですが。面白いのは青の時代の絵の画像解析が並んであったことです。貧乏な時代だからかな。描いた絵を塗りつぶして上に絵を描いています。下にあった絵とその下にあった絵が分析されていました。でもが映像がありましたが、後になっても書き直していました。


月一でポットラック

2023-02-28 00:47:08 | 本と雑誌

2/23分です。
竹岡葉月「つばめ館ポットラック -謎か料理をご持参ください-」読了。
柔道一直線だった沙央は高二の時の怪我でオリンピックはおろかインターハイも望めそうにないので、柔道はもうすっぱりあきらめて普通の女の子になることに。大学に合格し一人暮らしを始めた寮は面白い習慣が。大家さんの意向で月に一度ポットラックという住民が食べ物を持ち寄るパーティをしていました。料理が全くできない上に金欠で買って持ち込むこともできない沙央は紙皿と紙コップ係。大家さんは優しいのですが料理上手の住人の宗哉が文句を言ってきます。しかしポットラックにはもう一つ謎枠が。何か謎を持ってきた人は料理免除です。沙央はある日謎を見つけ。
持ってくる人たちの料理がプロ並み。美味しそう。美味しい料理を謎を解きながら食べる。最高ですね。