餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

ジャケ買いが多数派

2012-04-30 23:23:11 | アート・文化
「いわさきちひろ展」「日本の印象派 金山平三」に行ってから「桂文珍独演会」に行ってきました。
「いわさきちひろ展」はすごい人でした。もう子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、こんなに層が広いのは珍しいです。本当に子供がかわいい。今回経歴をみていてびっくり。そのかわいさから想像もできませんが波乱万丈です。
ちひろの画集を見かけるたび探してみるのですが、ないですねぇ金魚の絵。あれだけ色々描いているのだからありそうなものですが。あ、と思ったら海の絵で熱帯魚なんです。川より海の絵が多いですね。今回ちひろが住んでいた家の見取り図があったのですが、池に金魚がいたとかこの部屋には金魚鉢があったとか説明がありました。どこかにあるはず。と思ったら展示会場を出たところに平成元年1月から今年の3月号まで「毎日夫人」の表紙がはり出してありました。全部いわさきちひろです。平成12年にようやく金魚がいました。水に写った赤い鯉のぼりの水中に金魚が。収録されている本ないかな。この毎日夫人ちひろの絵を集める人が多くて、去年から表紙に特集の文字を入れるのをやめています。表紙目当てなのね。
「金山-」はうってかわって静か。ゆっくり見られました。寒いんだけど春が近い頃の川の色が綺麗な人です。常設展でしょっちゅう見ているからいいかと思っていましたけど、やっぱり他所にいい絵があるのね。夫人の出納帳に花の絵が売れた記録がいっぱいあると。菊の絵がいいです。
桂文珍さん年々妙な魅力が。怪しくていいです。林家うさぎさん「狸さい」、文珍さん「るるるとららら」、桂楽珍さん「青菜」、文珍さん「帯久」と「ぞろぞろ」でした。


今日は版画びより?

2012-04-28 23:56:03 | アート・文化
今年始めての浮世絵講座聞いてきました。北斎の冨嶽三十六景をたっぷりと。先生がやっぱり頼もしいです。
それから美術館に向かい上映会「M.C.エッシャー」を見て来ました。ドキュメンタリーになるのでしょうか。最初は普通の版画家だったのですね。空間分割の方法を考えた時お兄さんがちょうどいい本があると結晶学の本を教えてくれたそうです。いいお兄さんです。最初は評価されなかったのですが、だんだん有名になると数学の学会とかに呼ばれるようになり。私は画家なんだがと戸惑っていました。
なんか線の細かさにくらくらしました。すごいです。


学園にはミステリが

2012-04-28 00:02:27 | 本と雑誌
相沢沙呼・梓崎優他「放課後探偵団 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー」読了。
東京創元社デビューの新人作家五人が学園を舞台にした新作短編に挑戦しています。謎自体はささやかなのでが、さすが東京創元社、論理はきっちり。基本的に推理合戦がすきなのかもしれません。裏をかくのも自分の推理をつぶされるのも楽しいです。