「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」を見て来ました。
最期がちょっとマッチ売りの少女みたいな展開でした。あ、走馬灯が回っている。ストーリーは鬼舞辻無惨の本拠地「無限城」に送り込まれた鬼殺隊の話です。もう無限城がこれでもかと広がっていく。和風木造建築なのにここまで高さあっていいのって感じです。最後はビル群になっている。そしてあちこちで鬼と鬼殺隊のバトルが。特に上弦の鬼と出会ったメンバーは悲惨。死にそうな目にあいます。一人亡くなっていたのがショック。生涯が悲惨な鬼もいるし、にこやかですごく嫌な鬼もいる。一人一人を丁寧に追っている感じです。アクションと背景がこれでもかとすごいですが、そうなった背景もちゃんと描かれています。これで第一章?クライマックス感満載です。
津山城に行って来ました。石垣が高い。よって石段も無茶苦茶ある。膝が膝が。天守がないのに入場料がいる、何でと最初思いましたが納得です。明治の廃城令によって建造物はすべて取り壊されましたが、2005年に築城400周年を記念して備中櫓が復元。この備中櫓が綺麗。高い石垣の上にあって天守のようです。桜の木が多い。楓も多い。備中櫓の前には立派な藤棚が。春も秋も藤の季節もすごい人なんだろうなと。高いので眺めもいいです。足が痛いけど登って良かったと思っていたら遠くでゴロゴロと言う音が。うーん。降りているとぽつぽつ。外の観光案内所まで来た時は雨が。バスは行った後。商店街まで歩こうかと歩いていたら土砂降り。遠まわりでも駅行きのバスが来たら乗ろうと市内を大回りするバスに。その間に止んだし隣のJRの駅まで来たしここから乗ろうかと降りたら何もない駅舎で1時間近く待つことに。素直に乗っておけば良かった。大雨で冷静な判断が出来ず。いや普段からできないか。お城にいる間に振らなくて良かった。たぶん運がいいぞ。色々楽しい旅行でした。足を休めよう。
今日は市民講座の読書会。今回のテーマは「ライトノベル、コミック会!」です。
アメコミから往年の名作漫画、懐かしいからコアなラノベまで。色々出て来て面白かったです。マーベルコミックの邦訳版を持って来た人が凄かった。すべての作品がつながっているのでこれがこのシーズンのひとそろいですと薄い本ですが30冊くらい山にされていました。すごい迫力。ハヤカワの昔のSFが最近バズったものの復刊の兆しがないのですごい値段になっているとか。設定がぶっ飛んでいました。私は最近買ったのもあるので着物漫画を色々。「恋せよキモノ乙女」「爛漫ドレスコードレス」「推し着物」「銀太郎さんお頼み申す」着物を着る気はまったくないのですが、着物を見るのは好きなのでどうしたら着物文化が残るか考えるヒントにならないかなと。「推し着物」の概念コーデはしていたら普通のコスプレより目を引くし着物に目を向ける活動になっていいなと思いました。「爛漫ドレスコードレス」で疲れた着物屋の男の人が休憩時間に死んだようにカフェに行くと若い男の子達の会話が聞こえます。一人が彼女に浴衣デートに誘われたと「おおっ、お前も着るの」「え、俺は着ないよ。彼女の浴衣姿を楽しむデートだろ」いや、そこはお前も着ろよと心の中でつっこんでいました。確かに今は男の人の浴衣姿も増えているの着て欲しいものです。うーん、浴衣と成人式の着物文化だけでも死守して欲しい。普段着てくれればさらに眼福です(自分も着ろよ)。
神崎葵「地味だからと婚約破棄されたので、我慢するのをやめました。」読了。
かつて王兄を篭絡し、吟遊詩人と駆け落ちした「毒の華」。そんな母親を持つ令嬢エミリアは父親に地味に生きろと言われてきました。その地味さゆえ婚約破棄をされた挙句、父に男一人を引き留められないのかと罵倒されてしまう。言われたとおりに生きて来たのにと、がっくりしていた時友人ミシェルから家にいらっしゃいと手紙が来る。辺境を守護する騎士の家系でミシェルはどちらかと言えば剣好き。男ばかりの家族で可愛い女の子が欲しかったのかエミリアは着せ替え人形状態に。
思惑が絡まり過ぎて違う方向に走り出している感じです。毒婦と言われた母は天然系だし、冷たいはずの元婚約者はエミリアのことを心配するし、メンツをつぶされたはずの王妃は何故か助けようとしてくれるし。普通にその場で言ってくれていればそこまで問題がこじれなかったのに、と言う感じになっています。エミリアの友達のエミリア大好きぶりが面白いです。数少ないけどいい友達を持ったね、みたいな。
如月つばさ「ことりの古民家 小さな島のはじっこでお店をはじめました」読了。
都会に佇む弁当屋で働くことりは家庭環境が原因で人付き合いが苦手。弁当屋さんが高齢で店を閉めることになり、ことりは母親の住む島に引っ越し。島にいたことはあるものの島にも馴染めていず、所在なく暮らしていたら弁当屋で一緒だった隼人が訪ねて来ます。空き家の使い道で困っていることを聞きつけ「じゃあ、俺やります」と名乗りをあげ、ことりも手伝うことに。接客苦手なのにと困ることりですが、料理は好き。隼人の人懐こさにも助けられ、ちょっとずつ店にも島にも馴染んでいきます。
島の夏祭りの日にことりは母親のお下がりの浴衣を着ます。瑠璃色の浴衣で淡い銀色の金魚が数匹泳いでいます。素敵やん。島で仲良くなった女の子あかりちゃんとヨーヨー釣り、型抜き、金魚すくい、輪投げと屋台をめくっていきます。あかねちゃん金魚すくいが上手らしい。見込みあるぞ(何のだ)。