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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

春驟雨

2016年03月15日 | ポエム
昨日は、雨に降り籠められた。
春雨だとか、春時雨というよりも春驟雨であった。

雨音は、ロンドのように或は又トレモロのように家の至宝を叩き続けていた。
バスタブに浸かりながら、ぼくは、雨音にノクターンを聴いた。



寒さも、ここまで。
もうこれほどの寒の戻りは無いと云う。
箱根では、積雪十二センチであった。

東京でも、冷たい雨であった。







「傘傾げ肩先濡らす春の雨」







雨の中を、ぼくは主治医の医院に行った。
薬を処方して頂かなければならない、からだ。

午前中は、まだ柔らかい雨であった。



ぼくは雨を楽しみながら、近くの公園まで歩いた。
楽しい雨であった。



      荒 野人


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