エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

マヤ文明の終末論

2012年12月22日 | ポエム
12月21日は冬至である。
奇しくも、マヤ暦が一巡し新たな暦が始まる日でもあった。
世界中で「この世の終わり」と喧しいけれど、実は暦が振り出しに戻ったにすぎないのである。



マヤのティカル神殿である。



マヤの天文台である。
この天文台で星の動き、更には天体の法則を測ったのである。
凄い知識であり、文化である。

世界が終わるのでは無く、双六の振り出しに戻った日が、12月21日であるに過ぎないのである。
メキシコのユカタン半島に栄華を誇ったマヤ文明である。



マヤの文字である。
マヤの人々の恐るべき知識と技術は、一体どのように育まれたのか。
インカ文明もそうだけれど、古今東西宇宙人説が囁かれ続けている。
「オーパツ」なる言葉もその産物である。
「在ってはならないもの」それがオーパーツ、である。



これはマヤの王の棺の蓋に描かれたレリーフである。
ジェット機の操縦をしているように見える。
バレンケ遺跡からの出土である。

誠に不思議な絵柄である。



とにかく、マヤ遺跡にはピラミッドが多い。
これはチィチェン遺跡のピラミッド。
ピラミッドの頂上には陽を焚いた跡が残っている。
ゾロアスター教(拝火教)のルーツではないかとの学説もあるのである。

とまれ、これほどの文明を築いた人々が、終末論をバラまいて消えるわけが無い。
救いが用意されていたのである。

暦が終われば新たな暦が始まる・・・という救いである。
時代が終わっても新たな時代が始まる。
そう考えるべきである。

マヤ文明では歴史は繰り返すという観念があり、異なる周期を持つ複数の暦が用いられていたのである。

日本では、冬至に「柚子湯」に浸かる。
カボチャを食べる。

その二つの儀式を我が家でも行う。



「懐石の野菜調え冬至待つ」



我が家の食事は、懐石料理というほどではないけれど、節季を楽しむ慣らいは大事にしたいのである。



      荒 野人


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