バラ園でしばし憩った。
冬薔薇のかほりは、甘く切ない。
その切なさは、夢のようであった昨日の事でもある。
とりわけ、逆光の中に在る冬薔薇は切ない。
一つひとつの薔薇に,語りかけてみる。
薔薇は応えず・・・微笑んでいるだけだ。
それで良い、のかもしれない。
良い女は、寡黙であるべきだ。
寡黙である事が、秘密を構成するからである。
「逆光や本質見ゆる冬薔薇」
このバラ園の秘密は、きみの吐息である。
このバラ園の秘密は、きみの甘やかな唇である。
そして、このバラ園の秘密は豊かな宇宙である。
その宇宙で遊ぶ、ぼく・・・である。
荒 野人
冬薔薇のかほりは、甘く切ない。
その切なさは、夢のようであった昨日の事でもある。
とりわけ、逆光の中に在る冬薔薇は切ない。
一つひとつの薔薇に,語りかけてみる。
薔薇は応えず・・・微笑んでいるだけだ。
それで良い、のかもしれない。
良い女は、寡黙であるべきだ。
寡黙である事が、秘密を構成するからである。
「逆光や本質見ゆる冬薔薇」
このバラ園の秘密は、きみの吐息である。
このバラ園の秘密は、きみの甘やかな唇である。
そして、このバラ園の秘密は豊かな宇宙である。
その宇宙で遊ぶ、ぼく・・・である。
荒 野人