goo blog サービス終了のお知らせ 

エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

豊の秋

2016年09月19日 | ポエム
収穫の秋、である。
世間は、誠に騒がしいけれど農耕文化は健全であって欲しいものだ。
けれど、台風の被害は正に国民の台所を直撃している。
しかし、台風のシーズンはまだまだ続く。
温暖化による、被害の甚大さは計り知る事が出来ない。

昨日、句友について少しだけ触れた。
その句友が所属する結社は「沖」である。
たまさか、今月の兼題が「豊の秋」と云う。
云って、二句をメールしてくれた。



流石は・・・と唸る俳句であった。
ぼくも返礼で、豊の秋の句を返信した。







「雨粒に光湛える豊の秋」







こうした句友との交流は、誠に楽しいし有意義でもある。
学ぶ事が多いのである。

昨日のブログは、決める事の苦しさを率直に書き連ねた。
心配してくれる友がいて「苦しんだんだね!」と一声かけてくれた。
嬉しかった。

少しだけ、その気持ちの在処を敷衍する。



改めて、人の心の在処について触れる。
心が揺れたり、情緒がたゆたっていると人は妙に安心しているものだ。
揺れ惑うと云うことは、悩むと云うことと同義語であるからだ。
人は悩んでいる時こそ、生きている事を深奥で実感するのだ。
悩む事が無くなったら、人は一瀉千里に彼岸へと向かう。
だがしかし、幸いな事に人は多くの悩みを同時に抱える。
一個にして、何重もの悩みを孕んで生きているのである。

神の業の、見事さである。



ぼくの豊の秋は、光を満々と湛える事が出来るだろうか。
神のみぞ知る!



     荒 野人


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。