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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

冬そうび

2015年12月09日 | ポエム
冬薔薇である。
秋の薔薇を詠んだとき、冬薔薇は「ふゆそうび」と読みたいと書いたことがある。



冬そうびは、どこかしら不完全に見える。
花びらが欠けていたり、花びらの縁が茶色かったりする。

そうであっても、薔薇は薔薇だ!



冬そうびには、あえて花言葉を与えたくは無い。
存在自体が、尊い。

ぼくはそう思っている。







「冬そうび疲れた肌の生めかし」







冬そうびは、陽射しのない日だって良い。
陽が当たらなくても、凛然としているのだ。



そうした画然と、空間を¥隔つ咲き方に憧憬するのである。





       荒 野人


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