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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

煙霧の襲来

2013年03月11日 | ポエム
ポカポカ陽気が一転して、煙霧が俄に襲来したのである。
しかも、冷風を伴ったのだ。
これは堪らない。一瞬にして気温が十度以上降下したのだ。



街はくすんで、みるみる内に砂が降り積む。
目に、細かい流砂が飛び込んで来る。
なんということだろう。

暖かかったのに、寒いのだ。
ぼくは、そうそうに重ね着をしたのだった。
喫茶室は、この煙霧の話題で引きもきらない。



正に、春の椿事である。

ぼくは街を歩いている時には、この黄色の幕は「黄砂」かと思いこんでいた。
だがしかし、この黄色い幕は関東ローム層の乾燥した状態の所へ強い風が吹きまくって巻き上げたものと知った。
すると、考査はもっと凄いのだろうと知れて、愕然とした。

けれど、夜この幕は黄砂も合わさったダブルの襲来であると知った。
然もPM2,5も大量に含まれているのだと言う。
恐ろしい環境汚染である。



黄砂は、ゴビ砂漠がその発生地なのだから・・・いかにも凄いではないか。
ここは巨大な砂と灌木の不毛の地である。

そもそもゴビとは、モンゴル語で「沙漠、乾燥した土地、礫が広がる草原」などを意味する。
世界で4番目の大きさを 誇る砂漠である。
古くから匈奴を始め、柔然、突厥、回鶻、モンゴル帝国などの活躍の場であった。

今日の煙霧の襲来の前、春の陽気は例えようも無く暖かかった。ルートが







「花影のメジロ戯むる風強し」







メジロも花開き始めた河津桜で遊んでいたし、雪柳もかなり白い花を着け始めた。
このまま春本番へと移行するのかと錯覚すらしたものだった。



そういえば、一本だけ「花桃」が咲いていた。
桃花編集長もきっと見たかっただろうと思うと、しみじみとした。
今週は、ポレポレ苺農園に行き、町田で春の句会である。

昨日、まとめて投句を終えた。
兼題投句、からまつ投句、俳句四季投句、秩父句会への投句である。
町田句会への投句は、既に7日に終えている。

それなりに推敲を加えた句を纏めるのは難しい。
けれど楽しい。

そうだ、そろそろ俳詩の習作にチャレンジしよう!



        荒 野人


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ripple)
2013-03-11 09:23:16
けさ
車が
黄砂の
洗礼を
受ける

春は風がつよいので、いろんなものが
飛んできますね。目がしょぼつきます。
返信する
rippleさんへ (荒野人)
2013-03-11 13:12:21
車も黄色
目は痒し
世間も黄色
身の置き所なく
さまよえる?
返信する

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