俳句鑑賞のつづきである。
實さんは、カラオケが大好きだった。
そう夫人が述懐されておられた。
18番は「山茶花の宿」であったと云う。
實俳句
「墨絵その色彩との会話」
Ⅰ 春 草萌ゆる
のつづきである。
陽炎を咀嚼しており放し牛 實
陽炎を咀嚼する牛。
面白い景色である。
陽炎が、下萌の草と重なって牛の健康体が見えてくる。
霞むようにみえる牛だけれど、その遠因は、陽炎を食むからだと言っている。
夕ぐれや野焼きの匂いすれ違う 實
夕暮れに野焼きの匂いと擦れ違った。
未黒野になった野原。草の燃えた芳しい春の匂いである。
野焼きによる命の再生、ただ黒いだけではない命の萌芽が鮮やかに網膜に映るのだ。
あるかなしの風を育てて雪柳 實
實俳句には、頻繁に猫柳、雪柳が登場する。
この句もその一つである。
雪柳の銀色に光る枝が目に浮かんでくる。
しかも、その雪柳は風を育てているというのだ。
風の色は銀色。
やがて、白く熟成した色に変わっていく。
浮き沈むおたまじゃくしの四分音符 實
おたまじゃくしを四分音符に置き換えた。
すると忽ち音楽が實さんの頭に浮かんできた。
童謡だろうか、それとも唱歌、あるいは歌曲だろうか。
どちらにせよ、自然の中に色を見、音楽を感じる感性の實さんである。
写真を探している。
ぼくの写真は、概ね30万枚を超える。
ここ数年間の写真でも、5万枚を超えるのである。
適当ん写真が見つからないのだ。
見つかったら、改めてアップする。
お待ちいただければ幸いである。
荒 野人
實さんは、カラオケが大好きだった。
そう夫人が述懐されておられた。
18番は「山茶花の宿」であったと云う。
實俳句
「墨絵その色彩との会話」
Ⅰ 春 草萌ゆる
のつづきである。
陽炎を咀嚼しており放し牛 實
陽炎を咀嚼する牛。
面白い景色である。
陽炎が、下萌の草と重なって牛の健康体が見えてくる。
霞むようにみえる牛だけれど、その遠因は、陽炎を食むからだと言っている。
夕ぐれや野焼きの匂いすれ違う 實
夕暮れに野焼きの匂いと擦れ違った。
未黒野になった野原。草の燃えた芳しい春の匂いである。
野焼きによる命の再生、ただ黒いだけではない命の萌芽が鮮やかに網膜に映るのだ。
あるかなしの風を育てて雪柳 實
實俳句には、頻繁に猫柳、雪柳が登場する。
この句もその一つである。
雪柳の銀色に光る枝が目に浮かんでくる。
しかも、その雪柳は風を育てているというのだ。
風の色は銀色。
やがて、白く熟成した色に変わっていく。
浮き沈むおたまじゃくしの四分音符 實
おたまじゃくしを四分音符に置き換えた。
すると忽ち音楽が實さんの頭に浮かんできた。
童謡だろうか、それとも唱歌、あるいは歌曲だろうか。
どちらにせよ、自然の中に色を見、音楽を感じる感性の實さんである。
写真を探している。
ぼくの写真は、概ね30万枚を超える。
ここ数年間の写真でも、5万枚を超えるのである。
適当ん写真が見つからないのだ。
見つかったら、改めてアップする。
お待ちいただければ幸いである。
荒 野人