エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

青田風

2013年07月11日 | ポエム
酷暑というべきか。
凄まじい熱さが日本列島を襲っている。

ぼくの親しい人は「日本列島が壊れてしまいそう」と表現した。



近所の水田は、しかし豊かな水のお陰で青々と光っている。
しかも、トンボまでが集まって来て羽を休めている。



なんという光景だろうか。
青田を渡る涼やかな風に惹かれたのだろうか。

青田には、風の足跡がつく。
風が正体を見せるのである。







「青田風渡る世間のままならず」







熱さを堪えれば何とかなると思うのは、大間違いである。
どんなに体力があろうと、熱中症に襲われる。
まして、齢を重ねた者には、厳しい日々である。

日本は、いつから熱帯になってしまったのか。
最早、亜熱帯などという生易しい環境では無い。

ぼくたちが棲む惑星を、なんとか救わなければならない。
環境をもっともっと考えようと思う。



このテラの一員として・・・。



      荒 野人