エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

七夕

2013年07月09日 | ポエム
年に一度、牽牛と織女が再開する日。
大概天気は曇りであって、劇的な再開のラブ・シーンは見せないと決まっているらしい。
今年も例にもれず、曇天の空であった。

もっとも、二つの星はすでに結婚しているのだから殆ど知り合いであって、さして新鮮でもないのだろう。
全てを知りあった二つの星である。

7月7日は、例年「俳句四季出版」の七夕まつりである。
今年、ぼくは主宰から声をかけていただき出席した。



会場は「ホテル・グランドヒル市ヶ谷」3階会場である。



先ずは、表彰式などのセレモニー。
俳句四季大賞、俳句四季新人賞、俳句四季特別賞、そして全国俳句大会各賞の授与式である。
俳句四季大賞は、照井 翠さんの「竜宮」に。
新人賞は、内山かおるさんと嶌田岳人さんに。
特別賞は、前田吐実男さんとなった。

とりわけ大賞の句集「竜宮」を巡って、選考委員の齋藤愼爾さんが金子兜太氏との決別を宣するなど、俳句の新しい時代を感じさせるセレモニーであった。

今回「からまつ」からは入賞者は出なかったけれど、来年を期するものが大きくなったのである。



懇親会のパティーである。
それにしても、俳句関係者のスピーチは薀蓄が多い。
決まった時間には到底収まらない。

おせおせの時間管理も緊張感があって宜しい。

セレモニーの最中、午後5時頃であろうか雨がしとどに降った。
やはり・・・ね、などと話しているうちに雨が上がったのであった。



からまつの美女軍団。
向かって、左から藤本かずみ、由利主宰、中村二三恵、石川春兎、中原徳子、田辺麗である。
からまつの重鎮の皆さんであるけれど、敬称略でご了解いただきたい。

美女に囲まれ、機嫌上々の由利主宰である。
しかし、上機嫌に見えてかなり細かく気を使っておられる。
さすがに主宰である。

主宰は、中原徳子さんを多くの俳句結社主宰に引き合わせておられる。
更に、初対面と思しき方には夫々のメンバーを引き合わせている。
徳子さんと著名な俳人とのツーショット葉、改めてご紹介しよう。

かくいうぼくは、響焔の主宰・山崎聡先生と引き合わせて頂いた。
響焔の創始者の和知喜八生誕100年に合わせて刊行された「和知喜八全句集」の解説を書いているからである。

近々に、現主宰の山崎聡先生と会う予定である。





「七夕の夜を前に雨しとど降る」







我が家では、孫の作った笹飾りが玄関にある。
お花屋さんになりたいのだそうだ。
夢をいっぱい持って、すくすくと育ってほしいものである。

願えば、夢は叶えられるよ!



         荒 野人