平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

のだめカンタービレ(動画)~『キラキラ星変奏曲』と〝三分間クッキング〟が入った『ペトリューシカ』

2016年08月28日 | 学園・青春ドラマ
「のだめカンタービレ」の動画を見つけた。
 のだめのピアノって、自由で楽しくて、感性に従い直感的に演奏しているんですよね。
 決して音楽理論や正確さではない。
 だから、同じ資質のモーツァルトが合っている。
 千秋先輩も言っている。
「モーツァルトって理論でどうこう言える相手じゃないんだよな」

 フランスの古い教会で演奏した、モーツァルトの『キラキラ星変奏曲』。
 のだめは、音のひとつひとつを〝まん丸の美しい形の星の粒〟として表現していく。
 その演奏は、旅の途中で星空を見上げた時のように楽しくて心洗われる。
 教会の音の響きも直感的に理解しているようだ。
 そんな演奏を千秋先輩はこう評した。
「この音色は……! あいつ、わかってる、教会の響きを。そしてモーツァルトを」

 では、お聴き下さい。
 モーツァルト 『キラキラ星変奏曲』 by のだめ(YouTube)
 ……………………………………………………………………………

 一方、海外留学を勝ち取るためのコンクールの演奏は苦しいものだったようだ。
 ストラビンスキー『ペトリューシカ』
 あまりに集中するあまり、会場に行く途中で聴いた『三分間クッキング』のメロディが入ってしまう!(笑)
 コンクールとしては致命的なミス。
 しかし、のだめはそう演奏せずにはいられない。
 苦しくてしょうがないからだ。
 もっと思うがままに自由に演奏したいという気持ちが『三分間クッキング』を演奏させた。
 のだめにとって『三分間クッキング』が入ることは必然だった。
 テレビシリーズの最終回の名場面でしたよね。

 では、お聴き下さい。
 ストラビンスキー 『ペトリューシカ』 by のだめ(YouTube)

 天才は枠にはめられることを否定する。
 オトナになるとは枠にはまっていくということだが、のだめの演奏は子供のように自由だ。
 そして、枠をぶち壊した作品こそが人々を驚かせ、最終的に感動させる。
 モーツァルトしかり、ベートーヴェンしかり。
 ベートーヴェンの『運命』の冒頭のダダダ・ダーなんて、当時の人はびっくりしたそうですからね。
 文豪ゲーテなどは「何だ、この雑音は」と思ったとのこと。


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