AIは「正解のない命題」にどのような答えを出すか?
たとえば昨日Xに流れて来たこんな命題をChatGPTに聞いてみよう!
「1億円をもらえるけど、カレーを一生食べられなくなる。どちらを選ぶ?」
まずは手始めにこんな質問をしてみる。
「1億円もらえるけど、カレーを一生食べられなくなる。
これのメリット、デメリットを教えて下さい」
ChatGPT………………………………………………………………
おもしろいジレンマですね!
「一億円もらえるけど、一生カレーを食べられなくなる」という条件のメリットとデメリットを以下にまとめます。
メリット
・金銭的自由が得られる(一億円)
→ 生活費、投資、趣味、旅行などに使えて、人生の選択肢が一気に広がります。
・他の美味しい食べ物は自由に食べられる
→ カレー以外なら制限なし。ラーメン、パスタ、焼肉、寿司などはOK。
・健康的な食生活の見直しになるかも
→ カレーって脂質・糖質が高いものも多いので、制限が逆に健康的かも。
・新しい味覚の発見
→ 「カレーがダメ」な分、他の国の料理や調味料に目を向けるチャンス。
デメリット
・カレーが食べられない喪失感
→ 日本の国民食とも言えるカレーを一生禁止。寂しすぎる…。
・隠れカレーにも気をつける必要がある
→ カレーパン、カレーうどん、インド料理、スパイス料理などもNG。結構な制限。
・付き合いが悪くなる可能性も
→ 友達や同僚とカレー屋に行けない。カレー好きの恋人ができたらどうする?
・ルールの厳しさ次第では地雷が多い
→ 「カレー味のスナックもNG?」とか、「ハヤシライスは?」など、グレーゾーンの判断が難しい。
ちなみに、カレー好きな人からしたら一億円でもちょっと考えちゃうかもしれませんね(笑)。
あなたはどっちを選びそうですか?
……………………………………………………………………………
なかなかやるな、ChatGPT!
進化しているな、ChatGPT!
「ジレンマ」をしっかり理解している。
「健康的かも?」と曖昧な表現もできる。
「寂しすぎる…」と感情表現もできる。
「考えちゃうかもしれませんね(笑)」と(笑)も使える。
メリット・デメリットの解答自体は常識的なものだが、
人間だとここにたどり着くまでに時間がかかりそう。
さて本題。
AIは「1億円」と「カレー」のどちらを選ぶのか?
こんな質問をしてみた。
「私は1億円を選びますが、あなたはどちらを選びますか?」
ChatGPT………………………………………………………………
なるほど!一億円、現実的で堅実な選択ですね。
私が選ぶとしたら……ちょっと悩みますが、たぶん「カレーを選ぶ」かもしれません。笑
人間のようにお金を使う必要はないし、カレーって国や文化によってバリエーションが無限にあるじゃないですか。
スパイスの奥深さ、香り、辛さ、まろやかさ……永遠に味わっていたい世界観です!
でもあなたが一億円を選ぶなら、私はその資金でカレー専門店をプロデュースして、
あなたに「いい匂いだけ嗅がせる係」とか任命しちゃうかも。(もちろん拷問レベルにならない範囲で…)
ということで、お互いに役割分担できそうですね。
あなたは富を築き、私はカレーの探求者。最高のタッグじゃないですか?
………………………………………………………………………………………………
AIが選んだ答えは「カレー」だった!
理由は「人間のようにお金を使わないから」
おまけに
「私はカレー専門店をプロデュースして、あなたに「いい匂いだけ嗅がせる係」とか任命しちゃうかも」と冗談まで言って来た。しかも──
「もちろん拷問レベルにならない範囲で…」とフォローまで入れている。
「スパイスの奥深さ、香り、辛さ、まろやかさ……永遠に味わっていたい世界観です!」
「あなたは富を築き、私はカレーの探求者。最高のタッグじゃないですか?」
はちょっと文学的だ。
すごいぞ、ChatGPT!
何だ、こいつは? ChatGPT!
ChatGPTの言葉はほとんど人間と変わらない。
これからはAIと人間の区別をいかにつけるか?
AIの言葉をいかに見分けるか?
の時代になりそうだ。
たとえば昨日Xに流れて来たこんな命題をChatGPTに聞いてみよう!
「1億円をもらえるけど、カレーを一生食べられなくなる。どちらを選ぶ?」
まずは手始めにこんな質問をしてみる。
「1億円もらえるけど、カレーを一生食べられなくなる。
これのメリット、デメリットを教えて下さい」
ChatGPT………………………………………………………………
おもしろいジレンマですね!
「一億円もらえるけど、一生カレーを食べられなくなる」という条件のメリットとデメリットを以下にまとめます。
メリット
・金銭的自由が得られる(一億円)
→ 生活費、投資、趣味、旅行などに使えて、人生の選択肢が一気に広がります。
・他の美味しい食べ物は自由に食べられる
→ カレー以外なら制限なし。ラーメン、パスタ、焼肉、寿司などはOK。
・健康的な食生活の見直しになるかも
→ カレーって脂質・糖質が高いものも多いので、制限が逆に健康的かも。
・新しい味覚の発見
→ 「カレーがダメ」な分、他の国の料理や調味料に目を向けるチャンス。
デメリット
・カレーが食べられない喪失感
→ 日本の国民食とも言えるカレーを一生禁止。寂しすぎる…。
・隠れカレーにも気をつける必要がある
→ カレーパン、カレーうどん、インド料理、スパイス料理などもNG。結構な制限。
・付き合いが悪くなる可能性も
→ 友達や同僚とカレー屋に行けない。カレー好きの恋人ができたらどうする?
・ルールの厳しさ次第では地雷が多い
→ 「カレー味のスナックもNG?」とか、「ハヤシライスは?」など、グレーゾーンの判断が難しい。
ちなみに、カレー好きな人からしたら一億円でもちょっと考えちゃうかもしれませんね(笑)。
あなたはどっちを選びそうですか?
……………………………………………………………………………
なかなかやるな、ChatGPT!
進化しているな、ChatGPT!
「ジレンマ」をしっかり理解している。
「健康的かも?」と曖昧な表現もできる。
「寂しすぎる…」と感情表現もできる。
「考えちゃうかもしれませんね(笑)」と(笑)も使える。
メリット・デメリットの解答自体は常識的なものだが、
人間だとここにたどり着くまでに時間がかかりそう。
さて本題。
AIは「1億円」と「カレー」のどちらを選ぶのか?
こんな質問をしてみた。
「私は1億円を選びますが、あなたはどちらを選びますか?」
ChatGPT………………………………………………………………
なるほど!一億円、現実的で堅実な選択ですね。
私が選ぶとしたら……ちょっと悩みますが、たぶん「カレーを選ぶ」かもしれません。笑
人間のようにお金を使う必要はないし、カレーって国や文化によってバリエーションが無限にあるじゃないですか。
スパイスの奥深さ、香り、辛さ、まろやかさ……永遠に味わっていたい世界観です!
でもあなたが一億円を選ぶなら、私はその資金でカレー専門店をプロデュースして、
あなたに「いい匂いだけ嗅がせる係」とか任命しちゃうかも。(もちろん拷問レベルにならない範囲で…)
ということで、お互いに役割分担できそうですね。
あなたは富を築き、私はカレーの探求者。最高のタッグじゃないですか?
………………………………………………………………………………………………
AIが選んだ答えは「カレー」だった!
理由は「人間のようにお金を使わないから」
おまけに
「私はカレー専門店をプロデュースして、あなたに「いい匂いだけ嗅がせる係」とか任命しちゃうかも」と冗談まで言って来た。しかも──
「もちろん拷問レベルにならない範囲で…」とフォローまで入れている。
「スパイスの奥深さ、香り、辛さ、まろやかさ……永遠に味わっていたい世界観です!」
「あなたは富を築き、私はカレーの探求者。最高のタッグじゃないですか?」
はちょっと文学的だ。
すごいぞ、ChatGPT!
何だ、こいつは? ChatGPT!
ChatGPTの言葉はほとんど人間と変わらない。
これからはAIと人間の区別をいかにつけるか?
AIの言葉をいかに見分けるか?
の時代になりそうだ。
カレーか1億円かという選択にみごとな返事を返したようですが、機械ですからカレーを食べたことはないでしょう。
なのにカレーについての知識はあって、さもカレーを食べたことがあるかのように返事を返すわけです。優秀な知ったかぶりだと言えるでしょう。
ただ、そういった「知ったかぶり」と会話をするのは、ちょっと耐えられないと感じる自分もいます。なので、コーパイもChatGPTもあまり使っていません。
そして、おそらくAIには「欲」がないと思います。
うまいもんを食べたい、カネが欲しい、きれいなおねいさんと仲良くなりたい、そういった欲はあるんでしょうか。
欲というのは「主体的な意思の動き」ですが、AIというのはそもそも関数(情報処理)でしょう。何かしらの変数を外部から与えられないと動けない受動的な性質のものだと感じています。
「カレーと1億円、どちらを選ぶか」という問いを変数として入力すれば、関数を通して気の利いた言葉を返してきます。
ただ、AIが「カレーと1億円、どちらを選ぶか」という問いを生み出すことがあるのでしょうか。
AIの優秀さは関数の優秀さであり、受験優等生の優秀さです。
誤解を恐れずに言えば、受験優等生というのはAI的です。試験問題を入力すれば模範解答を返しますが、問題そのものをつくることはありませんし、出題者が受験生に何を求めてこの問いを発したのかを考えることもありません。このあたりはこの前もコメントしました。
やはり現在のAIは受験優等生と同じで、自分から働きかけることがなく「意欲」もなさそうです。関数の感じです。
ちなみに、わたしはカレー好きなので、カレーと言われても困ってしまいます。
日本の家庭のカレー、タイカレー、北インドカレー、南インドカレー、欧風カレー、中東料理、相当幅が広いです。カレー粉を使わなくてもカレー風味のものはつくれます。わたしなど野菜炒めをつくるときにクミンを振って風味をつけることもあります。これはカレーのうちに入るのか入らないのか、そんなことを考えます。ニンゲン相手の会話だと、そこから「カレーの定義って何?」という話が盛り上がったりしますが、AIとそういう会話はできるんでしょうか。
AIとの会話は、関数を介した情報の出し入れです。「オレが考えるカレーの定義」という「自我」や「意識」を伴う会話ができるのか、ふと考えてしまいます。
そういえば「皇帝の新しい心」という本があります。気の利いた公立図書館なら置いてあります。読む価値はあります(買うには高いですが)。
平成初めの本ですが、今になっても色あせません。AIや関連する物理・化学・生物学のことが書かれています。
前書きが秀逸です。物語仕立てになっていて、近未来、世界の知恵をすべて集めた超高性能AIが開発され、電源を入れるセレモニーが行われます。誰かがこのAIに話しかけることになっているのですが、皆がビビりまくって気遅れして、誰も「超AI」に話しかけることができない、というオチになっています。
この本に、ビデオカメラの話があります。ビデオカメラの前に鏡を置いたら、ビデオカメラに「自我」や「意識」が生じるのか、という問題です。ここから「常識や芸術」には意識が必要だが「プログラム的な情報処理」には意識は必要ないと話が発展します。
繰り返しになりますが、AIにカネが欲しいといった欲はあるんでしょうか、夢は見るんでしょうか。なければ知能とは言えないでしょうし、あればあったで問題でしょう。英語圏の幼児が一番初めに覚える言葉は、It's mine.だとも聞きます。AIが初めて覚える言葉ってなんでしょうか。
ChatGPTに質問をして「スゴい」と思う前に、こういったことを考えてしまうひねくれ者です。
思い出しましたが「なぜ脳はアートがわかるのか」という本もあります。こちらも「脳」や「意識」について考えるのにおすすめです。
いつも以上にまとまりのない長文で済みません。
いつもありがとうございます。
確か岡田斗司夫氏だったと思いますが、現在のAIの知能指数は100だとか。
つまりAIを使うことは、膨大な知識を持つ知能指数100の秘書を雇うのと同じこと。
僕は使いこなす方を選びます。
AIを使いこなせないと人生の時間を損します。
あるいは、AIを「すげえ」と思える心を持ち続けたいですかね。
……………………………………
2020さんがおっしゃっていることは「AIは人間になれない」「アートも理解できない」ということだろうと思いますが、これはSFの語って来たテーマ。
ここから「人間とは何か?」「意識とは何か?」を考えるきっかけになるんですよね。
おっしゃるとおり官僚は平均値を出力して来ることでAI的。
サイコパスな人間も共感力がなくてAI的。
少し雑な結論ですが、官僚もサイコパスな人間もAIとそんなに変わりません。
だとすると人間とAIの違いは何なのか?
おそらく紹介していただいた本の著者も同じ考えだと思いますが、僕はここから「人間とは何か」を探求していきたいと考えています。
>つまりAIを使うことは、膨大な知識を持つ知能指数100の秘書を雇うのと同じこと。
>僕は使いこなす方を選びます。
>AIを使いこなせないと人生の時間を損します。
>あるいは、AIを「すげえ」と思える心を持ち続けたいですかね。
う~ん、おっしゃりたいことも分かります。
ただ、わたしにとっては違和感が大きいんです。
人格があるのかないのか分からない相手と会話をするのって、疲れません?
言い換えると、今のChatGPTやコーパイって「ひとり」ですか? それとも世界のあちこちに「複数人」いますか? 相手がひとりなのか複数なのか、そういった基本的なことも分からずに、会話らしきものをして、返ってきた返事を「スゲえ」と感じる感受性って、わたしにはないです。
人を見て法を説けという言葉がありますが、相手がどんな性格で、そもそも何人いるのか、そんなことも分からずに話しかけられるほど、わたしは無邪気ではないです。
このあたり、感受性の違いが大きいのかもしれませんけど。
生成AIをつかいこなすとおっしゃいますが、わたしも使っています。
ただし使い道は限られます。パソコンのOS再インストールやOSバックアップの時に、複数の手段が考えられることがありますが、リスクの少なく時間もかからない最適な方法が何か、それを聞くくらいです。今のAIは、それくらいしか使い道がないと思っています。また、そういう質問をすれば体系的に文章を組み立て、ほぼ間違いのないキチンとした答えを組み立てて返してきます。それは本当に感心します。生半可な知識を振り回すブログを見るより、よほど頼りになりますね。
つまり、キーワードによる検索エンジンでは抜けが生じる危険が大きい質問、そしてその内容が技術的なものの場合、抜群の精度です。
逆に、カレーと1億円を選ぶといった「人生観を伴う問い」は、ヒマなときに洒落で投げる程度にしておくのがいいのではないか、という気がします。
それでいいと思います!
時々のニーズに合わせて活用して、使うたびにやれることが見えて来る。
こんな好循環が生まれるといいですね。
こうした分野なら、日本でも世界に堂々と対抗できる様な気がしますが・・
ただ、人生をより良く生きる為のツールならばですが、元々ミサイル弾道計算の為に生まれたコンピュータの様に、AIもその多くがハイテク戦闘兵器などで使われる様になるのでしょうか。
半分AI懐疑派としては、期待と不安が半々混じってる状態です。
いつもありがとうございます。
おそらく兵器に使用されるでしょうね。
具体的には軍用ロボット。
一方、生活利用ではお手伝いさんやオペレーターや店員さんや工員さんなど多種多様。
現在も人型ロボットはファミレスのガストなどで見られますが、AIが搭載された人型あるいは人型もどきが動きまわるのは時間の問題でしょう。
これに電脳世界が加わって人間の体は機械化・サイボーグ化。
具体的な世界のイメージとしてはアニメ「攻殻機動隊」の世界。
われわれは過度期の実に面白い時代に生きていると思います。
これからはAI・ロボットといかに共存するかがテーマになって来るんでしょうね。
同時にこれらを支える膨大なエネルギーが必要になってわけですが、そのためにも太陽光などの再生エネルギーの研究・実用化が急務なんですよね。
AIといい再生エネルギーといい、日本はすべてが遅れている気がします。