平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

朗報! 安倍政権の戦争法案は「違憲」!~国会で三人の憲法学者が証言

2015年06月05日 | 事件・出来事
 昨日の国会・憲法審査会で、参考人として呼ばれた三人の憲法学者。
 そのすべてが、安倍政権がすすめる戦争法案が
 「違憲」
 であると表明した。
 これは〝市民団体〟〝民間団体〟の出来事ではない。〝国会〟での出来事である。

 この憲法学者の中には、自民・公明・次世代が参考人として呼んだ長谷部恭男早大教授もいる。
 長谷部教授は、「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかないし、法的な安定性を大きく揺るがす」と指摘。

 普通、自民・公明党が推薦する人物なら、政府に有利な発言をするはず。
 なのに、この発言。
 完全にオウンゴールだ。

 というより、現在の憲法の下では安倍首相がやろうとしていることは、もともと無理なのである。
 それを無理矢理こじつけて通そうとするから、ツッコミどころ満載になる。
 国会答弁はフラフラになり、国民にもよくわからない内容になる。

 今回のことでわかったのは、やはり憲法は〝権力者を縛るもの〟ということだ。
 権力者である安倍さんが、日本を戦争できる国にしたいと望んでも、憲法が許さない。
 憲法が安倍首相の暴走を抑えてくれる。

 一方、この違憲判断に関して菅官房長官は次のようにコメント。
「憲法前文、憲法第13条の趣旨をふまえれば、自国の平和を維持し、その存立を全うするために必要な自衛措置を禁じられていない」
 えっとですね、菅さん、あなたは憲法学の権威ですか?
 昨日呼ばれた三人の憲法学者より、憲法に精通しているのですか?
 あるいは、こんなコメント。
「まったく違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる」
 だったら昨日、そういう学者さんを呼んできたらよかったじゃない。
 なぜ長谷部教授を呼んだの?
 負け惜しみにしか聞こえない。

 ていうか、菅さん、また、いつものやつが出ましたね。
 政府の言うことは正しくて、批判する人間の言うことは間違っている、という傲慢な理屈。
 日本は三権分立の国である。政府(=行政)がすべてを決められるわけではない。
 もし、政府の理屈であらゆることがおこなわれるようになったら、〝独裁〟になる。

 仕方がないので、いつもの画像を貼っておきましょう。

 
 ※「問題ない」で、やりたい放題の安倍自民党


 関連記事 集団的自衛権行使「違憲」=憲法学者三人が表明-衆院審査会(時事通信)

コメント (2)
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