平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ようこそ、わが家へ~一万回メールを拒否られても幸せを掴んだ中年男の話(笑)

2015年06月16日 | 推理・サスペンスドラマ

 この作品で、ある意味、素晴らしかったのは、編集長・蟹江秀太朗(佐藤二朗)!
 事件にまったく絡んでいない(笑)
 事件の解決にもほとんど貢献してない(笑)
 ひたすら、シルビアちゃんこと、西沢摂子(山口紗弥加)への愛を叫び続ける(笑)

 いいぞ、こういうナンセンスキャラ!

 演じた佐藤二朗さんはアドリブの達人と言われているから、せりふのほとんどはアドリブなのだろう。
 佐藤さんがハイテンションで、ひたすらアドリブをかましまくり、健太(相葉雅紀)たちはスルー。
 というか、あまりにも過剰なアドリブであるため、健太も明日香(沢尻エリカ)も返せない。
 唯一、ツッコめたのは、「ナスカちゃん」と呼ばれて、明日香が「アスカです!」と返すくらいか?

 んで、よかったね~、最後にはシルビアちゃんとついに結婚!

『一万回メールを拒否られても幸せを掴んだ中年男(オヤジ)の話』
             著/神取明日香 イラスト/倉田健太

 何と編集長とシルビアちゃんのことを書いた本は30万部を突破!
 明日香も一躍、ベストセラー作家に!
 で、本の帯のキャッチコピーは、
〝これはもはや『ビリオジ』だ!〟(笑)

『ビリオジ(ビリオヤジ)』と言えば、『ビリギャル』。
『ビリギャル』と言えば、七菜役の有村架純さん!
 いいなぁ、こういう遊び心!

 脚本家を始めとする制作スタッフは佐藤二朗さんの怪演に敬意を表して、編集長にもハッピーエンドを用意したのだろう。
 ぜひ編集長とシルビアちゃんのスピンオフドラマを作ってほしいっ!

 ナンセンスキャラ・蟹江秀太朗。
 彼を配すことで、作品はPOPでおしゃれになった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする