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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ラスト・フレンズ 第10話

2008年06月13日 | 恋愛ドラマ
★宗佑の敗北と哀しさ
 宗佑(錦戸亮)は自殺……。
「美知留はこれからどんどん幸せになれるのに邪魔するのは許さない」という瑠可(上野樹里)の言葉にある様に、自分は『美知留の幸せを妨げる邪魔者』でしかないことに気づいたのだろう。
 瑠可たちと笑っている美知留の写真。
 宗佑は思う。
 自分はこの様な笑顔を美知留に与えていない。
 現に彼女は泣いていた。
 自分といっしょにいることを喜ぶのではなく泣いていた。
 自分は『美知留の幸せを妨げる邪魔者』でしかない。

 宗佑の哀しい敗北だ。

★自分の業からは逃げられない。
 ならば自分の愛し方が間違っていたと気づいた宗佑は変われなかったのか?
 宗佑は変われなかった様だ。
 変われなかったから自殺を選んだ。

 人は様々な業を背負っている。
 瑠可は自分の中の『男性』を否定できない。
 ずっと引きずって生きていかなければならない。
 宗佑もそう。
 愛する者の人格や自由を奪うほど独占せずにはいられない業。
 それを制御できなくて暴力をふるってしまう。

 人は自分の業をあしらいながら生きていくしかない。
 瑠可は男性の心を持てあましながらもモトクロスという目的を見出す。
 瑠可は言う。
「自分の好きなことで勝負しているんだから幸せだよ。私は私のやり方で幸せになるよ」
 そう言えることは幸せだ。
 宗佑も寂しい子供たちを助けることに喜びを見出せればよかったのに。
 秋葉原の加藤容疑者も好きな車に喜びを見出せればよかったのに。
 どこかで歯車が狂ってしまうんでしょうね。
 瑠可がモトクロスに喜びを見出して生きていけるようになったのは彼女の強さもあるが、タケル(瑛太)たちがいたから。
 戸惑いながらも応援してくれる父親ら家族がいたから。
 やはり大切なのは人の力。
 ひとりでいると少しずつだが歯車が狂ってしまう。

★最終回
 最終回はどうなるんでしょうね。
 理想を言えば
 性転換手術を受けた瑠可がアメリカから帰ってくる。
 エリ(水川あさみ)とオグリンの結婚式で再会。
 美知留、瑠可、タケルは友情を確認し合うみたいな感じがいいんだけど、予告では衝撃のラストとあったし。
 さらにひと波乱あるのか?
 

コメント
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