「Dr.コトー診療所」をイッキ見した!
「信頼」の物語である。
志木那島にやって来た医師・五島健助(吉岡秀隆)。
彼は島民からまったく信用されていない。
今まで島にやって来た医師がひどすぎたから健助も同じだと思われたからだ。
おまけに島に来る時、船酔いでゲロを吐きまくって、漁師たちからは総スカン。
こんな後藤健助が「コトー先生」になっていく。
その方法は医師としての地道で誠実な対応。
これを重ねて健助は信頼を勝ち取っていく。
第1期の後半では、コトー先生の過去があきらかになって、いったん信頼を失うのだが、
回復していく過程がドラマになっていく。
………………………………………
さて、ここで島の人々のコトー先生への信頼度を確認していこう。
・星野正一(小林薫)
コトー先生を島に連れて来た人物だから、心から信頼してる。
ちなみに小林薫さんと吉岡秀隆さんは「コタツのない部屋」で共演!
悪口を言い合う大ゲンカが面白かった。
・原剛洋(富岡涼)と子供たち。
子供たちは囚われがないからすぐに受け入れる。
剛洋はコトー先生に憧れて医師になる決意をする。
・星野彩佳(柴咲コウ)
診療所の看護師。
コトー先生の誠実な医療行為を見て全幅の信頼を寄せる。
その後、信頼が「恋愛」に変わっていくのだが、その恋の結末やいかに。
・和田一範(筧利夫)
診療所の補助スタッフ。
彩佳同様、コトー先生の誠実さに触れて信頼を寄せる。
今、僕は「やまとなでしこ」を見ているのだが、
筧利夫さんはワンポイントのギャグメーカーの役が多い。
とはいえ時折、するどい本質的なことを言ったりする。
和田さんの将来にも注目。
劇場版ではあの人と結婚している!
・西山茉莉子(大塚寧々)
お食事処まりの経営者。
客観的に物事を見られる人なので、コトー先生の本質を見抜いて信頼を寄せる。
ドラマではこういう第三者的な人物が必要なんですよね。
ちなみに茉莉子の息子役は子役時代の神木隆之介さん。
神木さんと吉岡秀隆さんが「ゴジラー1.0」で共演している!
・坂野ゆかり(桜井幸子)、山下明夫(あきおじ・今福將雄)ら治療を受けた島民たち。
命を救ってもらったのだから信頼を寄せるのは必然。
ちなみにゆかりの夫役は大森南朋さんがやっている。
そして、ここからが厄介なふたり!
・原剛利(時任三郎)
剛宝丸の漁師。
妻が以前いた医師の不誠実な治療で命を落としたことがあり、医者をまったく信用していない。
静かでともかく頑固。
この剛利の心が溶けていく過程が第1シリーズの縦糸になる。
・安藤重雄(泉谷しげる)
漁業協同組合漁労長。
ラスボスです!
乱暴で口が悪いが、実は人情派。お祭の時は仕切る。
こういう人は必ず町にひとりくらいいますよね。
そして、こういう役をやらせたら泉谷しげるさんの右に出る者はいない。
重雄はじわじわ良さが伝わって来る人物で、第2期後半になると本当に魅力的になる。
……………………………………
「Dr.コトー診療所」本当に愉しませてもらいました。
今見てもぜんぜん古さを感じない。
ちなみに第2期では、蒼井優さんが新米看護師・仲依ミナ役で登場。
蒼井優さん本当に可愛いな!
そして、第2期はミナが島民たちの信頼を勝ち取っていく物語になる。
人間、生きていると、時として「人間不信」になる。
自分のまわりが違和感でいっぱいになる時がある。
そんな時はコトー先生のことを思い出したい。
地道に誠実に接していけば、人は心を開いてくれる。
世界と調和できる。
コトー先生は島民に信頼され、志木那島という居場所を見出した。
※関連動画
「銀の龍の背に乗って」中島みゆき(YouTube)
「信頼」の物語である。
志木那島にやって来た医師・五島健助(吉岡秀隆)。
彼は島民からまったく信用されていない。
今まで島にやって来た医師がひどすぎたから健助も同じだと思われたからだ。
おまけに島に来る時、船酔いでゲロを吐きまくって、漁師たちからは総スカン。
こんな後藤健助が「コトー先生」になっていく。
その方法は医師としての地道で誠実な対応。
これを重ねて健助は信頼を勝ち取っていく。
第1期の後半では、コトー先生の過去があきらかになって、いったん信頼を失うのだが、
回復していく過程がドラマになっていく。
………………………………………
さて、ここで島の人々のコトー先生への信頼度を確認していこう。
・星野正一(小林薫)
コトー先生を島に連れて来た人物だから、心から信頼してる。
ちなみに小林薫さんと吉岡秀隆さんは「コタツのない部屋」で共演!
悪口を言い合う大ゲンカが面白かった。
・原剛洋(富岡涼)と子供たち。
子供たちは囚われがないからすぐに受け入れる。
剛洋はコトー先生に憧れて医師になる決意をする。
・星野彩佳(柴咲コウ)
診療所の看護師。
コトー先生の誠実な医療行為を見て全幅の信頼を寄せる。
その後、信頼が「恋愛」に変わっていくのだが、その恋の結末やいかに。
・和田一範(筧利夫)
診療所の補助スタッフ。
彩佳同様、コトー先生の誠実さに触れて信頼を寄せる。
今、僕は「やまとなでしこ」を見ているのだが、
筧利夫さんはワンポイントのギャグメーカーの役が多い。
とはいえ時折、するどい本質的なことを言ったりする。
和田さんの将来にも注目。
劇場版ではあの人と結婚している!
・西山茉莉子(大塚寧々)
お食事処まりの経営者。
客観的に物事を見られる人なので、コトー先生の本質を見抜いて信頼を寄せる。
ドラマではこういう第三者的な人物が必要なんですよね。
ちなみに茉莉子の息子役は子役時代の神木隆之介さん。
神木さんと吉岡秀隆さんが「ゴジラー1.0」で共演している!
・坂野ゆかり(桜井幸子)、山下明夫(あきおじ・今福將雄)ら治療を受けた島民たち。
命を救ってもらったのだから信頼を寄せるのは必然。
ちなみにゆかりの夫役は大森南朋さんがやっている。
そして、ここからが厄介なふたり!
・原剛利(時任三郎)
剛宝丸の漁師。
妻が以前いた医師の不誠実な治療で命を落としたことがあり、医者をまったく信用していない。
静かでともかく頑固。
この剛利の心が溶けていく過程が第1シリーズの縦糸になる。
・安藤重雄(泉谷しげる)
漁業協同組合漁労長。
ラスボスです!
乱暴で口が悪いが、実は人情派。お祭の時は仕切る。
こういう人は必ず町にひとりくらいいますよね。
そして、こういう役をやらせたら泉谷しげるさんの右に出る者はいない。
重雄はじわじわ良さが伝わって来る人物で、第2期後半になると本当に魅力的になる。
……………………………………
「Dr.コトー診療所」本当に愉しませてもらいました。
今見てもぜんぜん古さを感じない。
ちなみに第2期では、蒼井優さんが新米看護師・仲依ミナ役で登場。
蒼井優さん本当に可愛いな!
そして、第2期はミナが島民たちの信頼を勝ち取っていく物語になる。
人間、生きていると、時として「人間不信」になる。
自分のまわりが違和感でいっぱいになる時がある。
そんな時はコトー先生のことを思い出したい。
地道に誠実に接していけば、人は心を開いてくれる。
世界と調和できる。
コトー先生は島民に信頼され、志木那島という居場所を見出した。
※関連動画
「銀の龍の背に乗って」中島みゆき(YouTube)
吉岡秀隆さんが「北の国から」の黒板純からの脱皮を見事に果たした五島健助でしたね。
子役時代から可愛らしくて保護者のような気持ちで応援していました。
しんみりとした演技が好きです。
ドラマは、シーズン1の出来が良過ぎるほど良かったですね。
中島みゆきさんのCDを買うほど好きな主題歌で
クライマックスに流れる劇伴も素晴らしかったです。
シーズンを重ねた場合、ステップアップすることは稀です。
このドラマも、やはりトーンダウンしていきました。
そして長い空白の時間を置いて制作された劇場版。
あれは、蛇足でしたね。
吉岡さんも、理由は知りませんが「もう2度と医師役は受けない」と言っているそうです
見て損した!映画館に行かないで良かった!と思うばかりでした。
何もかもが突っ込みどころでした。
もし、コウジさんが劇場版がお好きならば
好き勝手を述べて申し訳ありません。
健助の重病をおしての献身を搾取するかのような島の人たちの自己中心さには失望しました。
過去作からの年数を数えていませんが、綾香の妊娠も不自然なほど遅いです。
ところで、健助は助かったのでしょうか?
亡くなってしまって、幻でしょうか?
こういう視聴者に委ねる手法も、私は好みません。
行間が読むのって難しいですよね。
いつもありがとうございます。
僕も劇場版はイマイチでした。
ドラマは不安定だと面白いんですよね。
わかりやすい例で言えば「恋愛ドラマ」。
恋する者同士が結ばれていなくて不安定だから面白い。
それで話を戻すと──
第1期はコトー先生が島民の信頼を勝ち取っていなくて不安定だから面白い。
第2期は新米看護師のミナさんと彩佳さんの病気という不安定要素があって面白かった。
ただ主人公のコトー先生が「安定キャラ」になっているので、この点がマイナス。
第2期の主人公は島の人たちなんですよね。
原剛利の漁師復帰とか重雄と星野課長の友情とか、島の人たちが各話の主人公になっていました。
そして劇場版。
どこに不安定要素を持ってくると思ったら武洋とコトー先生の病。
さすがにネタがなくなって来たという感じでしたね。
結果、おっしゃりとおり島の人たちの自己中など、無理矢理ドラマを作り出すことになりました。
ラストの解釈。
僕は生きている派です。
理由は単純で、島の人たちが明るすぎるから。
亡くなっていたら、もっとしんみりしていますよね。