荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

美人

2012年08月21日 | 日記
美人
どこで見たのか、あの美人、テレビだったか、映画だったか、通りすがりだったのか。
どうしても思い出さない。
面長で、目が大きく、髪は大きくウェーブがかかり、赤毛に近いブロンド。
声は聞こえないが、こっちをずっと見ていた。
通りすがりなら、あるはずの香水かシャンプーの残り香がない。
テレビは、見ると同時にお休みタイムに入るから覚えていない。
映画は、久しく見ていない。
引き込まれそうな、魅惑的な雰囲気は、時代がかったファッションと空気を醸し出す。
だんだんと霞の中からその実態が見えてきそう。
そうだ、あの美人はボッチィチェルリの「春」に描かれていたモデルに似ていた。
永遠の時の一瞬を切り取っているように、こちらを見詰めているだけ。
彼女に恋することは出来ないが、あの見詰められ方には、目を伏せるしか無い。
おじさん、ポッです。


LONDON-Victoria & Albert Museum入口 :2012

海外ドラマ

2012年08月20日 | 日記
民放のお笑いやサスペンスは、甘ったるくてすぐ飽きる。
温泉、観光、食事、怨恨、そして延ばしに延ばすストーリー。
最近、BSのテレビドラマが面白い。
ストーリーの展開が早く、コマーシャルがないだけに連続物で45分、中には90分で決着。
スカンジナビアや英国の刑事物では、地方を舞台に広範囲の展開が楽しい。
田園風景、市街地、インテリアからそれぞれの文化を感じる。
地図を片手に、地方都市の場所と位置関係を探す。
デンマークやスウェーデンの地方では、懐かしい風景や主人公の顔つきに、友人とダブル。
派手さは無いが、生活の延長上に複雑な人間模様や、事件性の深さを柿間見る。
油断していると展開が早い分だけ、内容が解らなくなる。
夜遅い分だけ、睡魔との戦いにもなる。
何度も良いところまで来て気絶、気が付けばエンディング、要注意。
そのまま、ずっと気絶状態でないから、まっいいか。


LONDON:Shakespeare's Globe Theater 2012

展覧会情報―中谷有逸展

2012年08月19日 | 日記
帯広市民ギャラリーで開催中の、「古代のかたち、色への憧憬・中谷有逸展」を見に行って来た。
好天の中、往復7時間のドライブも楽しい。
今回、中谷有逸氏の作品は、50年間に制作した約450展から自選した120点の展示である。
精力的な各品群は、ベンガラの色彩が基調となり、雄大で、十勝の大地に根を張るような迫力ある展示となっている。
グループ展では、何度かご一緒させていただいたが、今回は短時間のお話も聞けて至福の時となった。

2012年8月9日(木)~21日(火) a.m.10:00~p.m.6:00
帯広市民ギャラリー( JR帯広駅 ) 入場無料


個展会場:中谷有逸氏と池田 緑氏

展覧会情報―井田照一展

2012年08月18日 | 日記

こんなにも魅力的で若々しい作家の作品を、どうして見過ごしていたのだろう。
井田照一展は、ギャルリアンヴォル(旭川)で開催中。
彼の仕事の中でも「木の仕事、紙の仕事」は、私自身の仕事と重なり、大きな刺激と興味。
井田が無くなってから6年が過ぎ、今年京都市美術館、京都国立近代美術館で相継いで作品展が開催された。
図録を手に入れて、もう一度彼の生涯の作品を見てみたい。
2012年8月9日~9月2日 a.m.11:00~p.m.5:00 定休日 月・火・水
旭川市旭岡2丁目13-8 Tel. 0166-54-3868


井田照一展案内状より

通路と彫刻

2012年08月17日 | 日記
人々は、国際ターミナルに向かい、そして国内線やJR駅に向かう。
千歳空港国際線への通路には、台座に乗った女性の彫刻が中央のラインにそって左右に設置されている。
彫刻は、観葉植物らしきものを入れた箱で囲われる。
歩行者は、横サイドからブロンズの裸体像を鑑賞しながら、目的地に向って進む。
新しい国際ターミナルの空間に、新しい造形でお見送りやお出迎えではまずいのかしら。
空港空間計画の中で、裸体彫刻の意味することって何だろうと、ふと立ち止まって考えた。


LONDON:Comden Arts Center 2012