荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

蜻蛉

2014年05月28日 | 日記
伸びて来た芝から、丸いものが見えた。

ギザギザの葉っぱはないが、タンポポのつぼみのように見える。

長野でも旭川でも、タンポポだけは見付けたら根から抜く。

一日経つと、花が咲き綿毛となって飛んで行く。

ほったらかしの空地のタンポポは、数年後にはひざ丈となりどんどん縄張りを増やす。

タンポポが一面に咲く黄色の絨毯は、奇麗だがくせ者。

アスファルトの道路と縁石の角にも、この綿毛は花を咲かせるだけの強さを持つ。

芝生の中の丸いものは、蜻蛉の目玉。

まさか、越冬?夏が待てない慌て者、少しばかり動いている。

蜻蛉のシーズンには、まだまだ早い。

急いでカメラを撮りに、同時に家人と見に戻ったが、陰も形も無い。

一足早い蜻蛉の出現は、綿毛のように空に舞い上がったのだろう。

もうすぐ、体と羽の色が変わり群れを成して戻って来る。