黒田辰秋展2
2014年4月18日(金)~6月22日(日)
北海道立旭川美術館
もう一度見たかった作品がある。
柳宗悦から借りた李朝の棚を再現し、河合寛次郎に見出された頃の上賀茂民芸教団の作品は、
シンプルで禁欲的なデザインの秀逸さを、素材の美しさと共に十二分に活かす工夫が内在する。
これでもかという程の木材の量を前面に押し出し、日本建築の美と相まって文様を際出させている。
漆と螺鈿の美しさは、そこにある技を十二分に駆使しながら神業的な表現に仕上げている。
李朝の家具を具現化し、そこに新たな意匠を取り入れながら、木材と漆と螺鈿や金属の組み
合わせた黒田辰秋の世界がここにある。
それらは、現在も使われ続けていることに意味があり、確実に使われていた。
当時から、使っていた人々の暖かい手の温もりが伝わって来るようである。
2014年4月18日(金)~6月22日(日)
北海道立旭川美術館
もう一度見たかった作品がある。
柳宗悦から借りた李朝の棚を再現し、河合寛次郎に見出された頃の上賀茂民芸教団の作品は、
シンプルで禁欲的なデザインの秀逸さを、素材の美しさと共に十二分に活かす工夫が内在する。
これでもかという程の木材の量を前面に押し出し、日本建築の美と相まって文様を際出させている。
漆と螺鈿の美しさは、そこにある技を十二分に駆使しながら神業的な表現に仕上げている。
李朝の家具を具現化し、そこに新たな意匠を取り入れながら、木材と漆と螺鈿や金属の組み
合わせた黒田辰秋の世界がここにある。
それらは、現在も使われ続けていることに意味があり、確実に使われていた。
当時から、使っていた人々の暖かい手の温もりが伝わって来るようである。