生誕110年 黒田辰秋の世界 ―目利きと巧の邂逅- 展
2014年4月18日(金)~6月22日(日) a.m.9:30~p.m.5:00
北海道立旭川美術館
070-0044 旭川市常磐公園 Tel.0166-25-2577
日本を代表する木漆工芸家・黒田辰秋、初期から晩年の作品約90点が並ぶ。
昭和8年、北海道琴似工業試験場で約4ヶ月間指導し、その時に制作された重厚さと李朝の影響が
残る作品からは、匠の力強さが溢れ出ている。
黒田辰秋は民芸運動に端を発し、日本の伝統の底力から独自の意匠を築き上げた。
井内佳津恵氏による「昭和8年、琴似で」~人間国宝・黒田辰秋が北海道ではぐくんだもの、
と題した講演会では、北海道に於ける工芸の歩みと彼の人間性をドラマのような展開の中で、
興味深く研究の成果を語った。