JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

Spring Will Be A Little Late This Year(春まだ遠し)

2010年03月10日 | 生ジャズ

一月二月がこんなに虚しく悲しいなんて経験がないよ
泣いてばかりいるようだ

大好きな君にフラレてしまったから、なんだか死にそうな気持ち
・・・って言っちゃあミもフタもないから・・・

たとえて言えばこんな感じかな・・・

今年の春の訪れは いつもより少し遅くなりそう
君が行ってしまったから 
二人で過ごした楽しい四月はもう来ない気がする
寒い寒い冬がずうっと続く気がする

今年の春は遅いかも・・・
でも、時間がきっと傷をいやしてくれるよね
だからそんなに絶望しなくてもいいんだよね
ただ今年は、少し春が遅い・・・だけだよね


満員御礼

2010年03月09日 | Information

 先だって、このブログでも紹介をいたしましたイベント:
3月14日(日)アフタヌーン・ライブ (中山育子&遠藤律子)
定員25名様のお申し込みをいただきましたので、
ご予約を締め切らせていただきます。
心よりお礼申し上げます。

ひな祭りのステージから

2010年03月08日 | ステージから

 秋満さんとのステージは、これまでエムズでお聴きいただいた
演奏の中でもひときわ力強いものでした。
何に力を感じたか?

秋満さんのピアノソロメドレー:
You and The Night and The Music
Twilight Time
My Melancholy Baby
If I Could Be With You One Hour Tonight
Dancing in the Dark
Cocktails For Two
Time On My Hand
Deep Night

お気づきですか?夕暮れから深夜までの男女の気分を歌った
粋な曲目で構成されています。
秋満「全部3分ずつ弾くとタイヘンだからね、1コーラスずつ弾きます。
曲が変わるところでウィンクするから曲名と短い説明を入れてちょうだい。」
というのでリストを渡され、譜めくりの人よろしくピアノの傍でアナウンスを。

秋「ジャズはアドリブだってのはビンボーな若いもんがやってたことで、
僕らが日比谷公会堂でガリガリやってた頃、すぐそばの帝国ホテルじゃきっと、
お金持ちがゆったりとこういうカクテル・ミュージックを楽しんでいたんじゃないかと
思うんですがね
「アメリカの音楽が好きで始めたわけですが、ジャズはテーマを崩して行くところから
始まる。もう今更それはたくさんだと思うわけです。おおもとのきれいなメロディーを
きれいに聴いていただいて、みなさんにもアメリカの美しい音楽のファンになって
いただきたいなと思っているんですよ

 もうひとつのメドレーは
秋「今日はご婦人が多いということで、映画音楽から選んでみました。
曲名は言いませんから当ててください
(正解はCharade,Moon River,Fascination:
すべてオードリー・ヘプバーン主演の映画のシリーズです。
なんという粋さ加減

 今回のコラボが決定したとき、私がぜひ秋満さんのピアノで
歌ってみたいと思ったのは
Last Waltz
Cheek To Cheek  
We'll Meet Again です。

 秋満さんの「黄金の左手」が'Last Waltz'の間奏のメロディーを奏でるのを聴きつつ、
涙ぐむオールド・ファンの方々も・・・。私もなんだかグッときて、入りそびれそうに
なりました。
 秋満さんが、自らマイクを持って、たくさんお話をしてくださったのも
うれしかったですし、こういう明確な意志とエネルギーを持って演奏する、
ということに「我が意を得たり」と思うところも正直あったのですね。

 音楽にひたむきな演奏家の輝きは不滅です。
同じステージに大先輩たちが快く参加してくださることの力と、それを喜び、
楽しんでくださるファンの力とが、ライブの音楽を生き続けさせるのだと、
体で感じたステージでした。



ひな祭り繁盛記

2010年03月08日 | エピソード

 寒さと足元の悪さにもかかわらず、今年もたくさんの
ファンの方々がお出かけくださいました。
心より感謝申し上げます。

 初めて参加のお店や、ステージによっては混雑しすぎて
狭い所に立ちっぱなし、ということもあり、いろいろと
ご不自由をおかけいたしました。
幾重にもお詫び申し上げます。

 細川綾子さん、秋満義孝さん両大先輩の風格と愛情あふれる
ステージ運び、また、洗足学園現役バンドの爽快な演奏にも、
脈々と受け継がれるスタンダードの素晴らしさを再認識できた
一日でもありました。
演奏家一同の渾身のステージの数々に免じて、どうぞお許しくださいませ。

 それぞれのエピソードや写真は、おいおいにアップ&リンクで
お目にかけます。 まずは皆様にお礼まで。    女将敬白

 まずはこちらを深澤芳美のときどき日記


 

ジャズひな祭りです

2010年03月07日 | 銀座

 おかげさまで今回も、チケット300枚は完売いたしました

 寒波の影響で、始まって以来の冷たい雨になりましたね
お客様の足元が気になるところです。どうぞ気をつけてお越しくださいませ

本日のエムズ情報:五味さん以外に、二人の女性バーテンダーが登場します。
一人は月島のアトリエバー・ティンから、中村あっこちゃん
もうひとりは、銀座7丁目「バー日下部」から、大澤かおりちゃん
 ひな祭りにちなんで、出動を要請しました
一味違ったエムズをお楽しみください

もうひとつ隠しホール?情報:2ndステージに私の名前は出ていませんが、
エムズに帰って来て、「DELTA3+1(後藤千香さんの楽団)」に参加いたします。
 春の陽気、とはいかないようですが、ご一緒に楽しい午後を過ごせますように


しばしお待ちを

2010年03月04日 | Information

 このページのテンプレート(背景)が、お雛様のままになっているので
「早くしまいなさい」とおっしゃる向きも多いと思いますが、
忘れているわけではございません
今回は3月7日(日)の『ジャズひな祭り』が終わるまで、飾らせておいてくださいませ。
バンクーバー五輪閉会式と東京マラソンとかぶらないように日程調整をしたため、
今年のお雛様はちょっと遅番になってしまいました。ご容赦のほど

声について②

2010年03月04日 | つれづれ
 あるリクエスト:
「ピアノもベースもナマ音(アンプもマイクも使っていない)
なんだから、ボーカルもマイクなしで聴かせてもらえませんか?
答え:
「ここで歌うのには、そのやり方に向いたレパートリーがないのでお断りします。

 またある時、クラシックの歌手の方が私の歌っている録音を聴いて
「こんな声全然ダメね」とおっしゃったそうです。
クラシックの発声法からしたら、押したり引いたり囁いたりつぶしたりの入り混じった
歌唱法は、とても安定も完成もしていないものに聴こえるのかもしれませんね。

 ハイチ救済のために立ち上がったミュージシャンたちが、
25年前アフリカン・エイドとして作られた"We Are The World"を再録音したものを、
YouTubeで聴きました。
 それを聴いた25年前を知る人々の感想:
「知らない人が多いな。自分が年取ったな。全体に小粒になったな。」
・・・知らない若いシンガーの一人一人の声を聴いて(この場合、公平に数小節ずつソロを
取る、というやり方をしているので)「なんて魅力的な声の持ち主が多いんだろう!」と
私は感動。しかもほとんどみんな(ラッパーは別として)発声が「渾身」です。
ですが、大声で怒鳴っているわけではありません。
 25年前に、私も当時やっていたポップスバンドで、この曲をカバーしました。
もちろん遊びでね。3人しかいなかったし。
ちょうど、コンボ・バンドでビッグバンドのアレンジを何人分かずつ掛け持ちして、
それらしさをちょっと聴かせるみたいな感じ。
曲の中盤の、当時かなり売れっ子だったシンディー・ローパーが細くて硬質な高い声で
小気味良くシャウトするパートを取って楽しかったのを思い出しました。
今回このパートはセリーヌ・ディオン。どんなに歌ってもつぶれそうもない彼女の声は、
数曲続けて聴くとちょっと疲れてきたりするけど、やっぱり素晴らしいです。

 声(音色と音量)は持っている財産。それぞれの持ち味が、
それぞれの場所とコンビネーションで生きて、その場で(または録音で)聴く人が
心地よく過ごせたり感動できたりすれば、それで何も言うことはありません。



The Street Of Dreams(夢の街角)

2010年03月03日 | 生ジャズ

真夜中
口もきけないほど 君は疲れ果てている
さあおいで くたびれた夢を新しいのと取り換えよう
連れて行ってあげるよ

真夜中 君がたどり着くのは・・・
そんな人たちがたくさんいる 夢の中のどこかの街角
ほらごらん みんな穏やかに微笑んでいるだろう?

心に愛があればね 王様もメじゃない
ここでは権威なんて意味がないのさ
壊れてしまった夢も 新しく生まれ変わる

月光の金色と銀色に包まれて
ここでは誰も貧しくならない
愛を心に抱いていれば
誰もが癒される 夢の街角

アフタヌーン・ライブ“桜”のご案内

2010年03月02日 | Information

 エムズにも毎月ご出演の遠藤律子さんと、仲良しのボーカリスト:中山育子さん
おふたりによる、エムズの休日ライブの企画です。
エムズでもご予約を受け付けております。

 3月14日(日)銀座「JAZZ&BAR em’s(ジャズバー・エムズ)」
 中央区銀座6丁目4-18 マキシ・ド・ビアビル5階
03-3574-5508(平日18:00~)
14:00開場 14:30開演 2回ステージ(終了16:30予定)
¥2500(1drink付)要予約(25名様限定)
(1drinkの内容)
ワイン(赤/白)・オレンジジュース、ジンジャーエール、コーラ、ウーロン茶、アイスコーヒー

「春の午後のひととき、JazzやPops、ボサノバ、日本の曲
(「さくらさくら」「赤いサラファン」・・・)などを、
ボーカルとピアノと、三味線の音色で楽しく彩って行きたいと
思います。皆様のご来場を心よりお待ちしています。」


ボーカル&三味線  中山育子(なかやま いくこ)
静岡市出身。洗足学園短期大学ピアノ科卒業。
2000年、ファースト・アルバム「ストーリーズ・オブ・ラブ」リリース。
「ホテル・インターコンチネンタル東京ベイ」の 「サンセットラウンジ」レギュラー出演中。
また、一方で幼い頃より長唄の三味線を学び、1993年に稀音家育之の名をもらう。
長唄協会会員。
 中山育子ホームページ 

ピアノ&作・編曲  遠藤律子(えんどう りつこ)
筑波大附属中学高校を経て、ICU中退。
国際交流基金主催人物派遣事業の一環、日本大使館主催公演で、南米各国、中国、パリと
世界を股にかける。都内各所で会場一体となって熱く楽しく盛り上がるライブを開催中。
CDリリース多数。ジャズクラスを持ち、社会人バンド作り「気楽セッション」を主宰、
音楽で人と人を繋ぐプロデューサーである。
 遠藤律子ホームページ