月が出ているかどうかも気にしなかったし
ホタルに目を留めたこともなかった
でも今 君の瞳の中に星を見つけて
初めて「明かり」を感じているよ
夕焼けとか 枝飾りの中のろうそくも
そんなに好きでもなかった
でも今、君が灯りを暗くすると・・・
なんと！僕には明かりが見えてくるんだ
公園をぶらついているとき、
暗がりの中でシャドーボクシングをしていたものだけど
そこに君が現れて 火花が走った！
それから最大級に燃え上がっちゃってる！
ランタンの明かりの下で愛し合ったこともないし
ワインの中に虹を見つけたこともないけど・・・
でも今はね 君の唇が燃えるようなのを感じて
「明かり」を見るようになったんだよ
なんとも調子のいいこの曲は、トロンボーンの河辺さんも
お気に入りで、「こいつぁ脈がありそうだ、って訳はどうかい？
」なんておっしゃっております。
私も時々歌います。
この歌の主人公氏は、夕映えも、月明かりも、
ろうそくの炎も、ロマンチックの小道具としてはとても
いいんだけど、別にときめいたことがなかった。
つまり彼は、明るかろうが暗かろうが、あんまり気にしない人生を
生きていたわけですね。
ところがそこへ、「心に灯をともしてくれるような恋人」が現れて、
彼女が部屋の明かりを暗くすると、逆に「明るく燃えるもの」を
感じるようになった、
というめでたい恋の歌。
