JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

ホメられたがり?だけど・・・

2008年06月10日 | たまには言わせて

 音楽を仕事にしている人間は、根本的に
「人前に出たがり」で、「ホメられたがり」なところがあります。
(もちろん、完全な芸術家肌の天才は別です)
ですから、賞賛の言葉や、「楽しませてくれてありがとう」と言う意味の
感謝の言葉はとてもありがたく、うれしいものです。
 でもね、ちょっと待ってください。ホメているつもりで声をかけて
イヤがられても心外でしょ?


「ステキ!」「スゴい!」「カッコイイ」「楽しい」
これらはとてもうれしいホメ言葉です。
 それに対して、
「完璧!」「OK!」などというのは、如何なものでしょうか?
声をかけている方々は、それぞれ気持ちよく酔っていらっしゃるかもしれないし、
意味合いは同じおつもりなのかもしれません。
でも、まるで審査員のように、演奏家を評価して「よろしい」
というニュアンスはいただけません。 なぜなら、
プロのミュージシャンは、オーディエンスよりも専門家なのです。
自分のやっている曲そのものや、自分の力量や出来栄えについては、
聴いていらっしゃる方々よりもよくわかっているわけです。(まれに例外あり)
「OK出されてもな~~」という釈然としない気分が漂って、
ステージ上は『苦笑』という感じになることもあり。


 余談ですが、先日私に、あるシブい曲のリクエストを出されて
私が歌っている間におもむろに自作の歌詞カードを取り出し
丁寧に見ながら聴き入って、終わったとき
「ミキちゃん、バッチリだよ!」とVサインを出して
くださった方が・・・。
当たり前です!プンプン!
 もちろん、これはシャレで、その方も趣味でその曲をお歌いになる
からだったのですが。 それに、2箇所間違えたんだけど、
気づいてないし。ナイショだよ。


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