「・・・誕生には諸説あるが、第19代アメリカ大統領選のときに、
かのチャーチル首相の母親がニューヨークのマンハッタン・クラブで
パーティーを催したときに、ウイスキーとスイートベルモットの
組み合わせを提案したという話。この新しいカクテルは参会者から
好評を博し、クラブの名前にちなんで「マンハッタン」と名づけられたという。
以来、“カクテルの女王”として「マティーニ」と並び称されている。
ベースのウイスキーには、ライウイスキーを使うことが多い。」
ライ・ウィスキー 2/3
スウィート・ベルモット 1/3
（+ビタース ）＆飾りとしてマラスキーノ・チェリー
「マティーニ」と同じ作り方のウィスキー版というわけですね。
やや赤味がかった琥珀色の液体の向こうに都会の夕焼け・・・
まさに「マンハッタン」な感じ。強いですよ。
甘味の少ないのがお好みの場合は、スウィート・ベルモットを
ドライ・ベルモットに代えて、チェリーでなくオリーブを。
（「ドライ・マンハッタン」とも言う）
時々思うのですが、カクテルやウィスキーなど、濃い、強い味の
お酒を好む方は、実は甘いものの味にもうるさいのではないかと。
だってお酒自体がかなり糖度が高いですからね。ああいうお酒を
たくさんおいしく飲めるということは、甘さにも強いということでしょう。
「甘党か辛党か」と、ひとくちでは決めつけられないですね。
