自転車に乗ろう♪

自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

救国のレジリエンス

2012年04月17日 | 社会、読書

藤井聡著 『救国のレジリエンス』
~列島強靭化でGDP900兆円の日本が生まれる~

藤井聡氏は、デフレからの脱却や東日本大震災からの復興について、積極的に意見を述べている。
国会でも参議院予算委員会公聴会で公述人として提言を行った。

この本はそれらの提言の元になる藤井氏の持論を詳細に記したものである。

レジリエンス-resilience-とは 困難な環境を生き延びる適応的な能力のことで
一言でいえば「強靱性」となる。

著者はレジリエンスを次の3つのことと定義した。
① 致命傷を受けない
② 被害を最小化する
③ 直ぐに回復する


東日本大震災は未曾有の大災害だと思われたが、
実は過去2000年の間に、同程度の地震と津波が4回あったという。
また過去の記録を精査すると、今後10~20年の間に
西日本大震災、関東大震災が起きる可能性が高いことを示している。

日本がそれらの大災害に打ち勝ち、国として生き残るために何をなすべきか?


端的に言えば、ハードとソフト両面で日本を強靱化することが必要ということである。
手っ取り早く知りたい方は、前出の藤井研究室のサイトで、参議院予算委員会公聴会の動画を見ることができる。


経済の仕組みを何も知らなかった頃、
国が借金をして道路や新幹線を作るのは「無駄」だと思っていた。
しかし我々が快適で安全な生活をするために、社会インフラの整備は不可欠であり
そのための借金(国債発行)は決して悪いことではないこと、
財政出動がデフレからの脱却につながることが分かってきた。

この本はとても勉強になり、読んでよかったと思っている。



頼まれて、午後に水路の流量実測をした。
雨が心配だったが、なんとか降られずに済んだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする