自転車に乗ろう♪

自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

文春記事と、6月30日(木)の青山さんは神戸大阪方面

2016年06月30日 | 社会、読書
青山繁晴さんは共同通信記者の時代に
ペルーの日本大使公邸人質事件の取材に当たられた。
この時何人かの情報提供者からは、出所を明かさない約束で貴重な情報を得て記事にしていた。
帰国後に会社からその情報源を明らかにするようにと迫られた。
そうしなければ経費を落とせないと。
約半年の交渉の末、青山さんは円満退社。
最後まで情報提供者を明かすことはなかった。

このことについて本日発売の週刊文春が、事実を歪曲した記事を掲載する。
経費を私的に流用したために共同通信を解雇された風な話に仕立てて
「トンデモな候補者」と中傷する記事らしい。

公職選挙法第百四十八条 に
新聞・雑誌は、虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない。
とあり、
違反した場合は二年以下の禁錮又は三十万円以下の罰金刑が科される。

事実の歪曲であるから、週刊文春は明確に有罪である。
卑劣な選挙妨害で、許し難い(怒)。

追記:
この件に関して青山さんご自身が動画で説明しています!
【青山繁晴】週刊文春の虚偽報道に対する宣戦布告!メディアのアリバイ工作と選挙妨害[桜H28/6/29]
ーーーーーーーーー

さて、青山さんの遊説予定が発表された。
今日6月30日は再び大阪方面だ。

お近くの方は是非、足をお運び下さい!
青山さんのライブは聞き応えがありますよ~

午前11時  阪神西宮駅南側
午後0時   三宮センター街東口
午後0時50分 JR元町駅南側
午後2時半  阪神御影駅北側 御影クラッセ
午後3時半  阪神尼崎駅
午後4時半  野田阪神駅
午後5時半  阪神梅田駅
午後6時10分 ヨドバシカメラ付近
午後7時   難波付近

状況により、細かい場所、時間の変更はありえます。
コメント (2)
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返本された

2016年06月29日 | 暮らし、その他
6月18日の同窓会で「日本人の誇り」を受け取ってくれた先輩から
葉書が届いたのは6月24日のこと。

丁寧な文面で以下のような趣旨のことが書かれていた。
「受け取った本は少し読んだところで
読む価値無しと判断したので返送する。
著者には世界史的な視点が欠落している。
主張は独りよがりで、美意識も半端だ・・・」
その日のうちに、返却された本も別便で届いた。

全く想定していなかった成り行きに、少し動揺した。
チラシとこの本を読めば、概ね理解されるだろうと思っていたからだ。
まさかパラパラ読みで「却下」されるとは・・・

しかし落ち着いて考えれば、
このようにご自分の意見をきちんと返してくれたのは
大変紳士的であり好意的であることが分かる。
もしも「下らん!」と放置されてしまったら
私は何も知らないまま
楽観的に今まで通りのやり方を続けるだろう。

別に悲観的になったり懐疑的になったという意味ではなく
もう少し工夫する部分はないか見直してみたいということだ。

夫に話すと、そういうこともあるだろうと言われた。
誰だって50年60年掛けて形作られた自分の価値観を覆すような事柄に直面したら
拒絶反応が出るのが当たり前だと。

夫自身が、私が先に目覚めて、連日情報を提供し続けて
それでも目覚めるまでに約二年を要したので
先輩の今の状況がよく分かるのだろう。


葉書に書かれていたメールアドレス宛に返事を送った。
よくよく考えて私の気持ちを連ねたその文章は
次のようなものである。

ーーーーー
○○様

こんにちは、Emmy です。
先日の洛洋会では、本当に久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
お元気で社会的な活動をされているご様子に感服いたしました。

昨日、書籍を受け取りました。
お手数をお掛けして、大変申し訳ありませんでした。

私は2010年にちょっとした切っ掛けから
自分が事実と思っていることが本当なのか、という疑問を抱きました。
「貧困大陸アメリカ」とか「ワイルド・スワン」など興味のままに本を読んだり
ネットであれこれ検索したりしました。
WGIPというGHQの洗脳工作の存在を知ったときには
アメリカ人の狡猾さと周到さにゾッとしましたよ。
「自由と公正の国アメリカ」という幻想がガラガラと崩れていきました。
(それでも現時点で、組むならアメリカがベストだとは思います。)

半年くらい掛けて多くのことを調べて知って、
私は日本人に生まれて本当によかったと思えるようになりました。
藤原正彦氏の「日本人の誇り」はその過程で出会った本で
読みやすくて手頃なので、取っ掛かりとして他人に勧めてきました。

「真善美はひとつのもの」という話は哲学的で、私にはよく分かりません。
ただ「本当のことは整合性がとれている」とは思います。
嘘の話はどこか筋道が通っていなくて説得力に乏しく
美しいか美しくないかと問われれば、美しくないです。

そうそう、嘘と言えば
日本では「嘘つきは泥棒の始まり」「嘘はいけない」と教えられています。
ところが世界の多くの国や民族では
「騙されてはいけない」と教えるのだと知りました。
世界を相手にするなら、証言とか証人とかは、
裏付け無しに信じてはいけないということです。

国や民族によって善悪の判断とか価値観が大きく異なると分かったことで
世界情勢や歴史の理解が大きく変わりました。
以前よりも物事の核心が見えるようになったと、自分では思っています。

WGIPの存在とその中身を、全ての日本国民が知るべきと私は思います。
1600年以上の歴史を持つ我が国が、
たった一度他国に支配されたのがあの7年間でした。
その経験をこれからの国造りに活かすために
良いこと悪いこと全て、
日本国民自らが、事実に基づいて検証しないといけないのではないでしょうか。

一枚のチラシ、一冊の本が考える切っ掛けになればいいなと考えて
ささやかな活動をしていますが
今回は○○さんの時間と手間とお金を無駄に使わせてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。

「くだらん本だ」と廃棄してしまうこともできたのに
返送してコメントまで下さったことに
心から感謝しています。
お葉書の文面にも○○さんのお人柄がにじみ出ていて
先輩とはありがたいものだと改めて感じました。

十分にご自愛され、ますますのご活躍をお祈りします。
                           Emmy

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青山さんの応援グッズと、6月29日(水)の予定

2016年06月28日 | 自転車
青山さんの応援グッズを作ってみた。
適当なサイズでA4用紙にプリントアウトしてパウチしただけの
いたって簡単なものだ。
ハサミで切って穴を空け、ヒモを通すなどして使う。


左上のは小さい安全ピンでバッジにして胸につける。
右の一回り大きいのはバッグとかザックにぶら下げる。
選挙期間中の外出時にはこれを付けて、ささやかに宣伝してみよう^^

午後に自民党の選挙事務所に顔を出して
金曜日の夕方に予定されている
第三選挙区女性総決起集会のお手伝いをすることになった。
青山さんが「究極のお嬢様(←褒め言葉です)」
と評したあの方が弁士として来られる♪

その後、駅前で30分ほどチラシ配りをした。
自作のWGIPのチラシだ。
あまり人が多くなかったので30枚くらい配ってサッサと引き揚げた。


さて、明日6月29日(水)の青山さんのスケジュールが発表された。
お近くの方は是非、足をお運び下さい!

ーーーーー
街頭で一緒に考えましょう。
6月29日 東京・神奈川の街頭演説予定です。

午前11時半 恵比寿駅西口
午後1時 戸越銀座 ※スタート地点は後程アップします
午後3時 蒲田駅東口
午後5時 川崎駅東口
午後7時 横浜駅西口
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抑止力を理解できない共産党

2016年06月28日 | 社会、読書
NHKの日曜討論で
日本共産党の藤野保史政策委員長が
防衛費を「人を殺すための予算」と言った。
周囲(他党の出席者達)から
「それはいくら何でも言い過ぎだ。取り消した方がいい。」
と強く指摘されながら頑として撤回せず、
全国放送のテレビ番組の中で
強い信念に基づいた発言であることを態度で示した。

そもそも志位委員長が
「自衛隊は憲法違反であり、将来は自衛隊を廃止する。」
と明言しているのだから
藤野氏にとっては何の問題もない真っ正直な発言だったのだろう。

だからこそ
このような考えを持つ藤野氏および日本共産党は
我が国にとっては百害あって一利無しである。

帝国主義の時代の列強は、力でアジア、アフリカの国々を征服して植民地にしたし
1949年から現在に至るチャイナも力で他国を脅かしている。
力で負けたチベットやウイグルがどれほど悲惨な目にあっていることか・・・。

そうならないためには、日本を守るためには
抑止力としての防衛力を持つ以外にない。
日米同盟は強力な抑止力であるが
それだけに頼っていられる時代は過ぎた。

防衛費は日本国民の命を守るための予算だ。
増大するチャイナの脅威に鑑みれば
まだまだ我が国の防衛予算は足りないのだが
日本共産党は「抑止力」という概念を理解できないらしい。

日本から抑止力を奪いチャイナに差し出して
チベットやウイグルと同様の運命をたどらせることが
日本共産党の長期目標なのだろう(怖)。

自衛隊は我が国にとって掛け替えのない存在だ。
日々厳しい訓練に耐え
災害時には懸命に救助作業に当たる。
ロシアやチャイナを相手に領海領空を守り
北朝鮮のミサイルに備え
昼夜を問わず一年365日日本を守ってくれている。

その自衛隊を憲法違反といい
自衛隊員やそのご家族を「人殺し」と罵るのが
日本共産党とその支持者達である。

自民党は嫌いだからという理由で
共産党や共産党と協力関係にある民進党などの野党に
議席を与えてはいけない。
それによってどれほど日本の安全が損なわれるかをよく考えるべきだ。


日曜討論の該当部分の文字起こしを見つけたので、以下に転載させて頂く。
ーーー
藤野保史「税金の使い方を改めていく、軍事費が戦後はじめて5兆円を越えましたけど、人を殺すための予算ではなくて、人を支えて育てる予算。これを優先していく」
稲田朋美「それは言い過ぎですよ。日本を守るためですから」
藤野(稲田のツッコミを無視して)「そして働く方の改革もしていく、こういう改革が今必要だと思います」
石田祝稔(公明)「まずですね。さっきの(人殺し予算発言)取り消した方がいいですよ。人を殺すための予算だなんてね。それは大問題ですよ。」
藤野(石田が言い終わる前に司会も無視して発言をはさむ)「軍事費ですよ!」
石田「まぁ自衛隊が違憲だと言ってる共産党だからわからなくもないんだけども。」
藤野(やはり石田が言い終わる前に発言をはさむ)「わかんない!軍事費じゃないか!!」
石田「人を殺す予算と言うのは撤回したほうがいい」
藤野「軍事費ですよ!!」
ーーー
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青山さん、6月28日(火)は東京・千葉方面

2016年06月27日 | 自転車
青山繁晴さん
初日の大阪で交通事故に遭い、頸を傷めたとのことで
写真を見るとネックサポーター(正確な呼称は分からない)が痛々しい。
それにもかかわらず、連日精力的に遊説をされている。

グランツールのように途中に休養日を挟めばいいのにと思うが
最後まで全力疾走されるのだろう。

さて、明日の予定が発表された。
お近くの方は是非、足をお運び下さい!

★6月28日火曜  東京・千葉の街頭演説予定です。

午前11時錦糸町南口
午後0時半砂町銀座入口
午後3時北千住西口
午後5時松戸西口
午後7時柏駅東口

状況により、細かい場所、時間の変更はありえます。
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EU離脱を決めたイギリスの実情

2016年06月26日 | 社会、読書
イギリスのEU離脱で日本中が大騒ぎだ。
移民問題が最大の理由であるが
それについての具体的な解説を見つけたので紹介する。

書いたのは谷本 真由美(たにもと・まゆみ)氏。
ロンドン在住で情報通信コンサルティングに従事されている方だ。

谷本氏によると
想定を越えた大量の移民によって
予算不足から学校や病院などの質が低下して
イギリス人自身の生活に大きな支障が出ているそうだ。
「雇用が奪われてイギリス人が職を失う」というようなことではなく
移民の深刻な悪影響を多くのイギリス国民が実感していることが
離脱を選択した理由だ。

EU自体の問題点も解説されていてとても面白い。

マスメディアの解説では今ひとつピンと来なかった 
今のイギリスの実情がとてもよく分かるので
長いが全文を以下に転載する(赤字は私が施した)。


イギリスがEU離脱した理由
Why UK left EU

2016.06.24
Updated by Mayumi Tanimoto on 6月 24, 2016, 13:38 pm JST

イギリスのEU離脱を問う国民投票の結果、イギリスがEUを離脱することになりました。TwitterやメルマガでイギリスのEU離脱については書いてきましたが、残留予測の人が多かったにも関わらず、なぜイギリス有権者が離脱を選択したのかを疑問に思う方も多いでしょう。離脱の理由は、ヨーロッパを理解する上で、テック業界の方にも重要な事だと思いますので、以下まとめました

そもそもEUってなによ?
ところでなぜイギリスが離脱したかを理解するには、そもそもEUとは何かを理解する必要があります。
EUというのは欧州連合(European Union)のことです。地域統合体と呼ばれる組織で、主権(自分で自分の国のことを決める、独自の法律がある、固有の領土と国民を持っている)を持った国家が集まった組織です。
ヨーロッパというのは、様々な民族が集まった土地で、昔から領土争いや宗教紛争などが絶えず、一年中戦争を繰り返していました。時には中東や北アフリカの人々とも大げんかしています。
しかし、そういう争いばかりのヨーロッパにうんざりした人の中には、「戦争が起こらないようにヨーロッパを一個の国みたいにしちゃえばいいんじゃない?そしたら、国境引き直したりする必要ないでしょ」と考える人達が出てきました。
例えば、オーストリアの伯爵であるリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー等の「国際汎ヨーロッパ連合」という思想です。(ところでカレルギーの母親は日本人の青山みつさんです)第一次大戦後のヨーロッパは疲弊していましたが、ロシアに対抗する必要がありました。そこで、ヨーロッパの国々が結束しようではないか、という考え方です。
この考え方は理想主義だったので実現に至りませんでしたが、その後、第二次大戦後に欧州経済協力機構(OEEC)、北大西洋条約機構(NATO)、欧州審議会(Council of Europe)などが設立されて、EUの母体となりました。

これらが設立された理由は、第二次大戦後のヨーロッパは戦火のためにひどい状況になっていたので、そのような惨禍が起きないように、各国が協力し合いましょう、というものでした。
地域内の関税を下げて経済を活性化させること、軍事同盟を結んでアメリカと協力した上でドイツの再軍事化を防止し、ソ連に対抗する、という目的
がありました。そして、特にドイツは世界制覇したいという意味不明な野望があった困ったさんなので、二度と悪さをしないように監視したかったのです。
現在のEUは、加盟各国の代表が欧州議会で様々な事柄を決め、経済、金融などの分野で、加盟国すべてが従う必要がある「きまり」を作ったり、利害の調整を行う場になっています。情報通信業界に関しては、プライバシーや情報管理に関する規制、携帯電話の通話料金などの規制が「きまり」にあたります。
活動の中には、ヨーロッパ内での貿易の障害となる関税や規制を撤廃、域内の市民の移動や仕事の自由を保証して経済を活性化させる、農業への補助金を出す、多国籍な研究プロジェクトへ資金を出す、国を超えて犯罪の取り締まりを行う、国を超えて環境を保全する等も含まれます

なぜイギリスはEUを脱出したかったのか?
しかし、イギリスは、なんだが良さそうなことをやっているEUを辞めたくて仕方がありませんでした。
それにはいくつか理由があります。
まずEUは加盟国の間の経済格差が凄まじいからです。
豊かな国はお金を出すばかりで、貧乏な国に、補助金などの名目で吸い取られてしまいます。これはカツアゲと同じです。例えばスペインやギリシャの高速道路は、ドイツやイギリスが出したお金で作られています。しかし、そんなものを作っても、ドイツやイギリスには大した利益がありません。イギリス的には、貧乏なギリシャはそんなものはテメエで作れと思っています。
そしてイギリスはEUにお金を出しているのに、EUからの補助金や研究予算で賄われたイギリスの科学技術研究はたった8%です。テック業界的にもEUはあまり役に立ってないんじゃないか、という考え方の人がいました

EUのバカらしい法律
EUの最初の目的は、そもそも関税障壁を撤廃して、域内の経済を活性化することでした。しかし、EUは役所として肥大化してしまい、次第に、わけのわからない法律を作るようになりました
そのような法律の少なからずに実現性がなく、各国の事情を反映していないので、ビジネスや法務にとって大きな足かせになっています。
例えばタンポンの消費税を決める法律、掃除機の吸引力がすごすぎてはいけない、ゴム手袋は洗剤を扱えなければならない、スーパーで売られるキュウリとバナナは曲がっていてはいけない、ミネラルウオーターのボトルには「脱水症状を防ぎます」と書いてはならない等です。

なぜこんなバカげた法律がたくさん作られるかというと、EU関係者には、様々な企業や政府内部の人が、ロビーストを使って圧力をかけているからです。ロビーストというのは、お客さんからお金をもらって、政治家やマスコミを使って、作られる法律をお客さんの有利にする弁護士や広告代理店やコンサルタントのことです。
こういう法律があるおかげで、ヨーロッパの掃除機の吸引力は低く、部屋がなかなか綺麗になりません。部屋があまりにも汚いので、こんな規制が必要だと思っている人は誰もいません。
EUの役人はこういうバカげたことを決めるのに多大な時間とお金を費やしています。でもEU関連機関の役人の給料は大変高く、待遇は国連よりも遥かに良いのです。そういうお給料を維持するために、意味不明な仕事を沢山作らないといけません。だから掃除機の吸引力はとても重要です。

その他、例えばEUのデータ保護指令というIT関連の規制は、データセンターの個人データはEU域外に保存してはいけません、といっていますが、しかし現在はクラウドやインターネットの発達で、データは世界各地に保存されていたりしますので、全くナンセンスなことをいっています。そういう規制に対応するために、テック業界の人も困り果てていることもあります。

イギリスで話題になるのがEU人権規約という法律で、これは、EU域内で守られるべき人権を規定したものですが、その内容があまりにも理想的かつ大雑把なので、それを悪用して訴訟を起こす人がいるので、会社や役所は困り果てています。例えばパブで転んで怪我したのはEU人権規約違反だから5億円払え、とかそういう話です。

貧乏国の人がイギリスに来てしまう
イギリスが特に困っているのは、EUから移民が来てしまうことです。EUは域内の国籍を持った人なら、どの加盟国に住んでも働いてもいいですよ、ビザは要りませんよ、というルールを決めてしまいました。
これは最初は良い考え方だと思われていました。なぜなら、働く気のある人、優秀な人は、ビザを取る必要なく好きな国で働けます。お金がある人は、好きな国に別荘や家を買って住むことが簡単になります。人が動くと経済が活性化するはずでした

ところが、実態は、貧乏な国からお金持ちの国に人が大量に移動しただけでした。
なぜなら、EUにはルーマニアやブルガリアのような貧乏な国も加盟してしまったからです。ルーマニアやブルガリアの平均月収は4−6万円ぐらいです。田舎に行くと現金収入が殆ど無いに近いこともあります。
私のブルガリア人の知り合いは、実家は田舎で農家ですが、野菜や豚を飼育し、一族が食べる肉は、年に一回潰す一頭分の豚です。現金収入は月に5,000円ぐらいです。
ドイツやイギリスのようなお金持ちの国に行けば、5倍、10倍のお金を稼ぐことができます。イギリスは最低賃金で働いても月に25万円ぐらいは稼げます。ロンドンなどの大都市の路上で物乞いをやると、一日に10万円ぐらい稼げることもあります。

しかも、EUの人権規約や差別を禁止しています。EU国籍ならどの加盟国にも住めますその国の人と同じように、無料の病院や無料の学校を使う権利もあります。公営住宅に住んだり、生活保護や子ども手当をもらうことができます。銀行の口座も開けるし、当然会社で働くことも可能です。
例えば一ヶ月に三万円ぐらいの子ども手当をもらったら、自分の国では、それは店員の一ヶ月分の給料に当たることもあります。ルーマニアで浮浪児を探してきてイギリスに送り、子供手当を送金するというビジネスをやる人まで登場しました。
そういう状況なので、働く気がない人も、やる気のある人も、貧乏な人も、イギリスやドイツにどんどん移動してしまいました。

その結果何が起こったかというと、イギリスには一年に18万人もの人がEUから来るようになりました。来た人は働いたり住む目的で来るので、全員が国に帰るわけではありません。ルーマニアとブルガリアからは年に5万人ぐらいの人が来ます。
さらに、EU以外からの移民も合わせると、一年に30万人もの移民が来るようになりました。イギリスにこんなに移民が増えたのは2002年以後ぐらいで、1980年代には移民の数はマイナスで、イギリスから出て行く人の方が多かったのです。

政府はこんなに人が来るとは予想してなかったので、病院や学校が対応しきれなくなりました。病院は国の税金で運営している所や、自治体の補助金も合わせてやっているところもありますが、国立で治療費が無料なので、予算が決まっています。治療すればするほど予算は減り、人が来れば来るほど苦しくなるという仕組みです。
人が急激に増えたので、家は足りなくなり、電車やバスは大混雑するようになりました。電車は元々古い線路を無理をして使っているので、人の急増に対応しきれなくなり、遅延や故障が当たり前です。電車賃は毎年値上がりしています。
家の値段が上がったので、ロンドンのような大都市では普通のサラリーマンが家を買えなくなってしまいました。新卒の人が1DK中古を買おうとすると、頭金を貯金するのに24年も働かなければなりません。移民が増えた病院や学校を嫌って、元々地元にいた人達は、田舎に引っ越して行きました。不動産の値段が上がってしまったのも理由です。

EUからやって来た人々の全部は、投資家とかエンジニアとか医師ではありませんでした。ごく簡単な仕事しかできないような人、無職の人、英語やドイツ語が全くわからない人が含まれていました。入国審査が一切ないので、英語の試験もないからです。EU以外から来る人達には、資格の審査などがありますし、永住権や配偶者ビザを取るには、英語、高速道路の制限速度や、イギリスでは女性をむやみに殴ってはいけませんなど、イギリスに関する知識の試験があったりします。
EUの法律は差別を禁止していますので、言葉がわからない人達には、お役所のお金で通訳を手配しなければなりません。こういう人は増えるのに、入ってくる税金はそれほど増えません。予算不足で病院や学校のレベルはどんどん低下していきました
スコットランドのグラズゴーという町にあるAnnette Street Schoolは、生徒数222名の小学校ですが、スコットランド出身の生徒が一人もいません。222名の生徒のうち、181名がルーマニアもしくはスロバキア出身です。生徒は英語がわからず、先生は生徒の話す言葉がわからないので、授業が成り立ちません。しかし政府の教育予算不足のため、「英語」を教えるための教材すら手に入りません。教材入手はクラウドフンディングに頼っています。

こういう状況に怒った人達が多いので、イギリス政府はEU以外からの移民を厳しくするようになりました。しかしEUから来る人にはアナタは来ちゃダメです、とはいえません。いったらEUから怒られるからです。
その代わりに、カナダ、アメリカ、日本、中国、オーストラリア、シンガポール、インドといった国からの移民を厳しく規制しました。しかし、こういう国から来る人達には、エンジニアや医師、研究者、投資家、起業家などお金を稼いでくれる人や、地元の企業が必要な人も沢山いました。
優秀な人が来るのが大変になってしまったので、困った会社が出てきてしまいます。こういう人達は、福祉に頼ることもなく、一般常識もあるし、英語も上手なのに移民できないのです。

EUに残りたい人の言い訳
こんな風にEUはイギリスにとってあまり良いことがありません。辞めたいという人も多いのですが、一方で、残りたいという人もいます。残りたい人達の言い分は、EUにいた方がビジネスがやりやすいし、色々な人がイギリスに居ることは良いことだよ、です。
しかし、イギリスはEUから物を沢山買っていますし、ヨーロッパの他の国はイギリスに色々売りつけたいので、EUを辞めたからと言って、それほど困ることはなさそうです。
それに、EUから人が来なくなるなら、今度は、優秀な人だけを来ていいですよ、という仕組みを作ればいいだけの話なので、これも、あまり困らなさそうです。
シリアの移民はドイツが面倒を見ますといいはっているので、イギリスは何もする必要がなくなるでしょう。
EUで働いている人は、元々あまり仕事をしていませんでしたが、イギリスの離脱により失業すればせっせと働くようになるでしょう。
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イギリスがEUから離脱

2016年06月25日 | 社会、読書
イギリス国民はEUからの離脱を選択した。
国民投票の結果、100万票差で離脱派が残留派を上回ったのだ。

「国際機関は各国の主権を制限するのが仕事」とは
馬淵睦夫さんの言葉だ。
実際、イギリスは東欧などからの移民が年間30万人を越えているのに
EUに加盟しているために、移民を入れないという主権を行使できなかった。

グローバリストの最終目標は「世界政府」である。
一握りの国際金融資本家が、世界政府の頂点に立つつもりで
人、物、金の国境を越えた自由な移動を推し進めてきた。

グローバル化は誰のためか?
グローバル化によって誰が得をして誰が損をするのか?
グローバル化によって誰が幸福になり誰が不幸になるのか?

EUは世界政府への重要なステップだが
国家の主権を奪われることがそれぞれの国の国民にとってよいはずがない。
イギリス国民はそのことに気付いて
EUからの離脱を選択した。
これは国の主権の問題であり
経済問題としての側面だけを大きく取り上げるのは間違いだ。

国民が自分の国のことを決められない。
「奴隷の平和」というのは言い過ぎかもしれないが
主権を制限されるというのはそれに近いと思う。
経済的な充足は幸福の基本ではあるが
それだけで本当の幸福は得られない。
文化、伝統、国柄が破壊されるくらいなら
むしろ物質的な豊かさを我慢する方がいいんじゃないか。

世界政府を目指す人々は「自分さえよければ」の極地にいる。
自分の仲間以外が飢えようと苦しもうと命を落とそうと
知ったこっちゃないと考える人々だ。

日本人の精神性はこれとは真反対で
「皆で分かち合って皆で幸せになろう」というものだ。

必死でグローバル化をしなくても
経済が良好に回る方法が必ずあるはずだ。
それを提案し実行できるのは
今や我が日本以外にないのではと思う。
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街頭演説に小泉進次郞氏がやって来た(6月23日)

2016年06月24日 | 社会、読書
昨日(6月23日)は松本駅11:09の篠ノ井線に乗り
12:55に上田駅に着いた。

早速チラシ配り。
70枚を約30分で配り終え、水車脇の演説場所に移動した。


14:00 選挙カーが到着した。

木内衆院議員が挨拶し、続いて若林けんた候補がマイクを握った。
先日、テレビでチラッと討論会の様子を見たときは
緊張した面持ちで、硬くて余裕がないような印象だった。
ところが今日は、活き活きして笑顔で、とても好印象。
声も話し方も思っていたよりもずっと良い。
やはりテレビと生では全然違うなあ、と思った。


14:13 進次郞氏が登場。

生で聴くのは初めてだったが
やはり人を引きつける話術はすごいなと思った。
ご当地ネタを交え、
聴衆の中に子供を見つけて話しかける所から
日本の将来へと話をつなげていく。


人気があるのも頷ける。


最前列のご婦人方は進次郞氏目当てに午前10時から来ていたそうだ^^;;;



14:35 終了
駅蕎麦で遅い昼食を済ませ、15:30帰宅した。

進次郞氏の演説を聴いて
話術だけではなくとても具体的で説得力のある内容から
ご自分の役割を熟知して精進されている印象を受けた。

もしもベースの国家観がしっかりしているのなら、期待してもいい政治家だろう。
ただ目が笑っていなくて、ほっこりと暖かいお人柄では無さそうにも思えた。
まだお若いので、これからの出会いによって変わっていく部分だろう。

いずれにしても、生で見て聴くということは重要だ。
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やまめの学校 in 信大(6月22日)

2016年06月23日 | 自転車
信州大学でのやまめの学校は、昨年11月に第一回が開催された。

昨日(6月22日)は二回目。


16:20からの授業には一年生約300人が集まった。

自転車を題材に、身体の使い方を教えて頂いた。

手をしっかり握ると全身の動きがよくなる。
肩を持ち上げることで、足がよく回るようになる。

力まずに神経を目覚めさせて、必要な筋肉だけを動かすことで
最大限の力を出すことができる。
これがやまめの脱力。

肩をバシ~~ンと叩かれた後
踏み台昇降が軽快になることを体験してビックリする学生さん。

いやあ、本当に面白い♪






17:50 授業が終わった後も、すぐには帰らず個別に質問に来る学生さん達。


18:20 撤収後、自転車競技部の学生さん達と記念写真。

後期は11月頃に、もう一回開講する予定らしい。
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同窓会

2016年06月22日 | 暮らし、その他


6月18日(土)、大学の出身研究室の同窓会に出席した。
場所は滋賀県草津市だ。

6:00 起床
7:45に家を出て、別所線に乗り
8:28発のあさまで長野へ
8:45 かがやき503号で
9:51 金沢に到着



改札を出てお弁当を買い

10:48 しらさぎ58号で米原まで。


しらさぎの車内。

12:44 米原着
12:50 米原発 東海道本線新快速
13:22 草津着
タッチの差で13:25のバスを逃し、
13:55のバスで終点の琵琶湖博物館に着いたのが14:19だった。

14:30~17:00 博物館の一室でセミナー
3名のメンバー(先輩と後輩と研究室の現役と)がそれぞれのテーマで話をした。


17:20 徒歩5分の湖岸から遊覧船に乗って船上で懇親会。

今回は20名が出席し、旧交を温めた。
後輩の中には今回初めて会った方もいたが
皆が親しみやすくてとても和やかな雰囲気だった。


琵琶湖大橋をくぐる、

終盤の近況報告で、政治の勉強をしていることを話し
WGIPの手作りチラシを渡した。
WGIPを知っている人は一人もいなかった。

知った上でどういう立場を取るかは各自の判断だが
知らずに「日本が悪い」と主張するなら、それは違うと思う。
今日のメンバーは指導的な立場にある人が多いので
チラシを読んでもらえてよかったと思う。

「日本人の誇り」を6冊持参して希望者に差し上げた。
ブックオフで一冊100円で仕入れたものだが
500円、1000円と過分な代金を下さる方々もいて
合計2200円のカンパ金が集まる結果になった♪
ありがたいことだ。

最期に全員で琵琶湖周航歌を歌って
20:00 閉会
上陸してJR石山駅まで歩き
20:13の新快速、高槻で快速に乗り換えて
20:40 茨木で下車。

茨木在住の旧友Kと1時間ほどおしゃべり。
駅近くのホテルに泊まり
よく19日(日)は義母のお見舞いをして
名古屋発16:00の特急しなので帰った。
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いよいよ参院選

2016年06月21日 | 社会、読書
地元長野県選挙区は、野党統一候補が強力だ。
坂本弁護士一家殺害事件関係で悪名をとどろかせたTBSでキャスターを務め、
報道局解説・専門記者室長まで出世した杉尾秀哉氏。

松本サリン事件の時に河野義行さんをスタジオに呼びつけて
犯人と決めつけてつるし上げたという
トンデモな傲慢・上から目線の人物だが
多くの県民は知らないor忘れているようだ。

ニュースで公開討論の様子を見たが
職業柄杉尾氏の弁舌は爽やかで、知的な雰囲気を漂わせている。
残念ながら印象では、自民党候補若林けんた氏が負けている。
若林氏は優しすぎてインパクトが弱い。

ここは「野党統一候補=共産党の息が掛かっている」ことをアピールして
自民党候補への投票を促すしかない。
そのためにはチャイナ艦船の度重なる領海・接続水域への侵入や
北朝鮮のミサイル発射などの
安全保障上の脅威に気付いてもらうことが必要だろう。


今日の午後、手伝えることはないかと
選挙事務所に顔を出した。
そうしたら


これを配って欲しいと言われた。

ただし、不特定多数への配布やポスティングは選挙違反になるのでダメ。
知り合いに直接手渡すだけとのだった。

帰宅してネットで調べて
チラシをブログにアップするのはOKだと分かった。
逆にネット上のチラシをダウンロードして配るのは違反とか。
配らずに自分で読むだけなら問題ない。

ついでに分かったこととして
ブログやSNSでの応援や情報発信、落選運動も認められている。
投票日の当日は選挙運動はできないので、注意が必要だ。
コメント (2)
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青山さん、明日は大坂

2016年06月21日 | 社会、読書
青山繁晴さんの遊説予定が発表された。
お近くの方は是非、足をお運び下さい!

★6月22日水曜
1100 東京駅八重洲口
1500 阪急梅田駅前
1600 天王寺駅前
1700 難波駅前
1800 阪急梅田駅前
1900 阪急石橋駅前
1950 阪急十三駅前
2020 (〶530-0043)大阪市北区天満1丁目19番6号 日成建設ビル前

変更があった場合は、ゴメンなさい!
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青山さんをトップ当選させよう!

2016年06月20日 | 社会、読書
青山繁晴氏が自民党から参院選比例代表で立候補する。

6月15日の記事で、青山さんが都知事選に出馬するのではないかと妄想して

「青山さんには政治家になるより、
質量ともに群を抜く情報発信者として活躍して欲しいと思っていたが
1000万人の首都東京のリーダーとなれば話は違ってくる。
一国会議員よりもはるかに多くの仕事ができるだろう。」

と述べた。
参議院議員より東京都知事の方が良いと思っていた。
しかし夕方になって青山さんのホームページに掲載された文章を読んで
心が震えた。

「みずからの人生を壊してしまってでも国難に立ち向かい、
国益にのみ身を尽くし切ろうと不肖ながら考えた」

青山さんの決意に応えるために
是非とも青山さんをトップ当選させなくてはならない。

青山さんの獲得する票数こそ「目覚めている日本国民」の数に他ならないからだ。
それが多ければ多いほど
チャイナにとっても北朝鮮にとっても韓国にとっても
大きな圧力となり
「日本を取り戻す」安倍政権の力となるに違いない。

私達も全力でこの選挙戦を戦い、勝利しよう!


青山繁晴氏ホームページより
ーーーーーーーー
私の決意&メッセージ
みなさん、ずっと一緒に考えてきましたね。ついに一緒に立つときが来ました。たったひとつの日本で分かれて争うことを克服し、これまでの利権も私利私欲もみな超えて、ジャパンオリジナルの民主主義の国造りを一緒にやりましょう。
1期しかやりません。悪しき職業政治家にならないためです。
政治献金は個人・企業団体を問わず1円たりとも受け取りません。「政治はボランティアだ」という始まりにしたいからです。
経済のタブーを破ります。農業の輸出産業への大転換、日本にはできないはずだった資源産業の勃興、それらを通じて日本とアジアの経済新生を志します。
安全保障・外交のタブーを破ります。拉致被害者の生還、竹島と北方領土の回復、尖閣諸島の防衛を、一新した手法で実行します。

動機
おのれを売り込みたくないから、政治家だけにはなりたくなかった。
それが急転、出馬を決意したのは、みずからの人生を壊してしまってでも国難に立ち向かい、国益にのみ身を尽くし切ろうと不肖ながら考えたからです。
いまは国難なのか。
みんなが日本経済とご自分の生活、仕事、家族の今日と明日が心配でならない。
百人を超えるかもしれない同胞(はらから)を救出できないまま、そのご両親が高齢化し、沖縄県でも島根県でも北海道でも、そして東京都の小笠原諸島までぼくらの領土が脅かされている。
これを国難としっかり捉え直すことが、ぼくらの再出発ではないでしょうか。
ーーーーーーーー
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攻勢を強めるチャイナ

2016年06月19日 | 社会、読書
半世紀を掛けてじわじわとチャイナの脅威が強まっている。

チャイナが初めて尖閣諸島に領有権を主張した1970年から46年。
国と国の関係における時間スケールでは
46年は決して長くない。
かつてイギリス人がインドを征服した歴史では
「最初のヨーロッパの商人がインドの地を踏んでからちょうど300年たって、
白人は全インドを手中に収めたのであった。」
驕れる白人と闘うための日本近代史 p170)

私達は 今が平和ならそれでいい、とか
これまでは平和だったのだからこれからもそれが続くはず
などと、安易に考えてはいけない。
チャイナのみならず勢力拡大を目論む国は
皆、長期戦略で着々と侵食してくるものである。

口之永良部島領海侵入に対して抗議ではなく懸念にとどめたことが
早速チャイナをつけあがらせたようだ。
チャイナの軍艦(情報収集艦)が北大東島の接続水域に侵入した。
チャイナは「無害通航だ」と主張しているが
訓練中の他国軍艦を追尾して情報収集しているのだから
実際には「有害通行」ではないのか。

あっという間に「軍艦を出すのが普通」になってきている。
その先に何が待っているのか。
ぼやぼやしていると
チベット、ウイグルそして内モンゴルで起きたことが
日本でもやがて起きてしまうと考えるべきだ。

歴史的事実(チャイナの残虐性)と目の前の現実(軍艦が跋扈し始めた)の両方を
全ての日本国民に広めなくてはと、強く思う。


2016.6.16 産経新聞
中国軍艦が沖縄・北大東島の接続水域に侵入 15日の鹿児島・口永良部島の領海侵入に続き
 防衛省は16日、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦1隻が沖縄県の北大東島周辺の接続水域に侵入したことを確認したと発表した。これを受け、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が劉少賓駐日中国公使に対し懸念を伝達した。防衛省は情報収集と警戒監視を続けている。
 防衛省によると、中国の情報収集艦は16日午後3時5分ごろ、沖縄県の北大東島の北から接続水域に入り、約55分後の4時ごろに北北西から離れたという。沖縄周辺海域で実施中の日米印海上共同訓練「マラバール」に参加していた3カ国の艦隊を追跡する形で航行した。海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」が確認した。海上警備行動は発令されなかった
 防衛省幹部は「中国は日米印の一連の共同訓練を継続的に情報収集している可能性が高い。特異な航行だ」と警戒感を示した。
 中国海軍は9日未明、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の久場島と大正島の間を北上するロシア艦隊の動きにあわせるように、ジャンカイI級フリゲート艦を接続水域に侵入させた。また、15日未明にも今回と同一の情報収集艦1隻が、インド艦艇2隻を追尾する形で鹿児島県の口永良部島付近の領海に侵入している。
 中谷元(げん)防衛相は記者団に「引き続きわが国周辺海域の警戒監視活動に万全を期す」と強調。「中国側には再三、懸念を申し入れている。事態をエスカレートさせることがないよう、しっかりとした対応を望んでいる」とも述べた。

「度が過ぎている」 政府、反発強める
 政府は16日、中国海軍の情報収集艦が沖縄県・北大東島の接続水域を一時航行したことについて「看過できない」(政府筋)と反発が強まった。9日の沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域航行から始まり、15日の鹿児島県・口永良部島の領海侵入に続く行動。政府内には「われわれの懸念などを顧みない行為で、度が過ぎている」との声が上がる。
 中谷元・防衛相は16日夜、北大東島での情報収集艦の航行が15日の口永良部島と同一艦であると断定し「再三、申し入れているのに、同じ艦艇が入ったことを極めて注視している」と防衛省で記者団に述べた。「わが国の領土、領海、領空を守らなければいけない。しっかり厳重に警戒監視活動を続ける」とも強調した。
 外務省幹部は「中国の行動はエスカレートしている」と警戒感を隠さなかった。官邸筋は、沖縄周辺海域で海上自衛隊と米国、インド両海軍の共同訓練「マラバール」が行われているとして、情報収集艦がインド艦艇を追尾していたとの見方を示した。
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都知事候補に求められる条件

2016年06月18日 | 社会、読書
桝添氏の辞任に伴う東京都知事選挙は
7月14日告示、7月31日投開票というスケジュールになるようだ。

「選挙には50億円もかかる、税金の無駄遣いでは?」
という声が散見されるが
これは「民主主義のコスト」であってケチってはならないものだ。
民意を政治に反映する最も基本となるのが選挙であり
選挙があるから政治家は好き勝手にはできないという仕組みになっている。
金が惜しいから選挙をするなというなら
喜ぶのはいい加減な仕事しかしていない政治家だけで
それこそ本末転倒である。

さて、候補者選びについて
「こんな人が良い」という声を拾ってみた。

稲田さんと石原慎太郎さんの上げた条件は
青山さんにぴったりな気がするが、さてどうなるか・・・


稲田朋美自民党政調会長
「政治に対する信頼をしっかりと回復できる人、東京五輪で日本のすばらしさを発信でき、政府と連携することができる人がいい」

石原慎太郎氏
「やっぱり、発想力のある人。創意のある人間が、時代を作っていく。そういう人が出て来ないと」
自身は作家としての活動の中で発想力が磨かれたとも。

深谷隆司元通産相・自民党都連最高顧問
一自治体の首長を選ぶ感覚に戻るべき
「地味で行政能力がある人を選べたら一番いい」

石原伸晃経済再生担当相・自民党都連会長
「『出たい、出たい』という方より、この混乱を平定し、東京五輪に向け、しっかりやってくださる方」

遠藤利明五輪相
「大会の成功に熱意を持ち、努力をしていただける方、
(大会の)組織委員会や国と力を合わせて頑張っていただける方」

都知事選、後任選びで揺れる現場 知名度か堅実さか より
自民都議
「知名度よりも、安定した都政運営に重点を置いた人選になるのではないか」
「やはりオーラもないと困る」

公明都議
「派手さはなくてもいいから、堅実な都政運営を行える人がいい」と手堅い人選を希望。
別の党関係者
「知名度よりも清廉であることが前提条件」

民進都議
「知事の条件は政治・行政の経験があること。」

都職員
「任期を全うすること」
「ニーズに合わせた政策を打ち出せる人を期待したい」
「絶対に実務型の知事がいい。東京五輪を控え、継続的に政策を進める必要があるので、都政を停滞させないように仕事をしてほしい」
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