一昨日の記事で紹介した、馬淵睦夫氏のカストロ評は
こちらの著書から引用した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/97/91b8a3e827eb5117d555a16a0ce1ba86.jpg)
そうか、だから日本は世界で尊敬されているのか!
馬淵睦夫著 ワック文庫 2015年
第1章 なぜ、日本は世界で尊敬されているのか
第2章 世界を救うのは「利他の心」
第3章 困難を乗り越える日本人の知恵
第4章 終戦70周年に向けた国民精神の武装
終章 ウクライナ情勢は「腹黒い世界」の縮図だ
馬淵睦夫氏は元外務官僚で、
キューバやウクライナの大使を務めた後、防衛大学校で教鞭をとった。
外務省出身者とは思えないしっかりした国家観をお持ちで
世界情勢の分析と洞察力は素晴らしい。
私が最も尊敬する言論人のお一人である。
終章のウクライナ情勢の裏側など、
日本のマスメディアからは決して出てこない話で
非常に面白かった。
本書では馬淵氏が世界を回る中で経験したことを元に
日本が世界の国々や人々からどのように見られているかを
様々なエピソードと共に紹介している。
私たちの先人が誠実に努力を重ね我が国を守ってきてくれたことが分かって
胸が熱くなると同時に背筋が伸びる。
この本のまえがきで馬淵氏は次のように述べている。
「サンフランシスコ条約締結当時の私達は、日本人としての矜持にに満ちていました。いわゆる戦犯として収監されていた方々の釈放を求めて、全国的な運動が起こりました。国会では、戦犯として処刑された方々を公務死として、遺族年金受給に道を開く決議を採択しました。
このように、日本は一丸となって自衛戦争を戦ったのだという矜持を、当時の国民は共有していたのです。軍事的には敗北しましたが、精神的には決して敗北しなかったのです。この信念が、戦後の荒廃から奇跡の復興を成し遂げたエネルギーでした。
さて、日本人のこの矜持はその後、どうなったのでしょうか。靖國神社参拝を巡る政治的混乱が、日本人の矜持の崩壊と思想の混乱を何よりも如実に物語っている気がします。私的参拝と言った総理、中国の指導者の立場を慮って参拝を取りやめた総理、公言しながら中国の圧力に屈して八月十三日に繰り上げ参拝した総理、在任中一度も参拝しなかった総理等々、失礼ながら日本の総理大臣の主権意識の欠如に暗澹たる気持ちにならざるを得ません。」
「本書では、私たちの高貴な精神の実例を挙げました。そして、この精神こそ二十一世紀の世界の福音となることを訴えたかったのです。本書は、そのような希望を込めた祈りです。豊かさのなかで、私たちが失いかけている高貴な精神を再発見するためのささやかな誘いです。」
馬淵氏のキーワードは「精神の再武装」である。
そのために精力的に著書を出版されている。
DHCシアターでもこれまでに
「外交虎の穴」「世界を知れば日本が分かる」といった解説番組が作成され
現在は「和の国の明日を作る」という番組が放映中である。
いずれもネット上に動画があるので、
一度ご覧頂けると嬉しい^^
こちらの著書から引用した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/97/91b8a3e827eb5117d555a16a0ce1ba86.jpg)
そうか、だから日本は世界で尊敬されているのか!
馬淵睦夫著 ワック文庫 2015年
第1章 なぜ、日本は世界で尊敬されているのか
第2章 世界を救うのは「利他の心」
第3章 困難を乗り越える日本人の知恵
第4章 終戦70周年に向けた国民精神の武装
終章 ウクライナ情勢は「腹黒い世界」の縮図だ
馬淵睦夫氏は元外務官僚で、
キューバやウクライナの大使を務めた後、防衛大学校で教鞭をとった。
外務省出身者とは思えないしっかりした国家観をお持ちで
世界情勢の分析と洞察力は素晴らしい。
私が最も尊敬する言論人のお一人である。
終章のウクライナ情勢の裏側など、
日本のマスメディアからは決して出てこない話で
非常に面白かった。
本書では馬淵氏が世界を回る中で経験したことを元に
日本が世界の国々や人々からどのように見られているかを
様々なエピソードと共に紹介している。
私たちの先人が誠実に努力を重ね我が国を守ってきてくれたことが分かって
胸が熱くなると同時に背筋が伸びる。
この本のまえがきで馬淵氏は次のように述べている。
「サンフランシスコ条約締結当時の私達は、日本人としての矜持にに満ちていました。いわゆる戦犯として収監されていた方々の釈放を求めて、全国的な運動が起こりました。国会では、戦犯として処刑された方々を公務死として、遺族年金受給に道を開く決議を採択しました。
このように、日本は一丸となって自衛戦争を戦ったのだという矜持を、当時の国民は共有していたのです。軍事的には敗北しましたが、精神的には決して敗北しなかったのです。この信念が、戦後の荒廃から奇跡の復興を成し遂げたエネルギーでした。
さて、日本人のこの矜持はその後、どうなったのでしょうか。靖國神社参拝を巡る政治的混乱が、日本人の矜持の崩壊と思想の混乱を何よりも如実に物語っている気がします。私的参拝と言った総理、中国の指導者の立場を慮って参拝を取りやめた総理、公言しながら中国の圧力に屈して八月十三日に繰り上げ参拝した総理、在任中一度も参拝しなかった総理等々、失礼ながら日本の総理大臣の主権意識の欠如に暗澹たる気持ちにならざるを得ません。」
「本書では、私たちの高貴な精神の実例を挙げました。そして、この精神こそ二十一世紀の世界の福音となることを訴えたかったのです。本書は、そのような希望を込めた祈りです。豊かさのなかで、私たちが失いかけている高貴な精神を再発見するためのささやかな誘いです。」
馬淵氏のキーワードは「精神の再武装」である。
そのために精力的に著書を出版されている。
DHCシアターでもこれまでに
「外交虎の穴」「世界を知れば日本が分かる」といった解説番組が作成され
現在は「和の国の明日を作る」という番組が放映中である。
いずれもネット上に動画があるので、
一度ご覧頂けると嬉しい^^